2022年04月29日

Microsoft Office の Digital Product Key によるライセンス認証

以前に、従来の プロダクトキーを使用しない Office のライセンス認証 についてご紹介させていただきました。

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この中でもご紹介していますが、現在はまだまだこうした新しい方式に移行しつつある段階なので、すべてがこうした方式ではなく、メーカーによっても異なることなどもご紹介いたしました。

もちろんこの方式になっているのは、量販店や、正規代理店などから購入した POSA版や、ダウンロード版ではなく、PCと一緒に購入しているプレインストール版でのお話になります。

さてこの新しい方式。では、いったい何という言い方をしたらいいものか?と思ってさらに確認してみました。

マイクロソフトの日本語の Web サイトって日本語が非常にわかりずらい上、肝心なところが意味不明だったりします。ということで、改めてUSサイトも比較しつつ確認してみました。


【"Digital Product Key" とは?】

新たに始まったこの新しいアクティベーション方式を説明しているのが以下のサイト。

20220428-1-2-1.jpg 20220428-1-2.jpg


上記サイトにも一応「"Office を取得しました" というメッセージが表示された場合は、プロダクト キーなしで新しい Office 製品をアクティブ化し、Microsoft アカウントに追加できます」と説明されています。

まさにこれが新しい方式なわけですね。

そして現在のアクティベーション方法について説明しているのが以下のサイトです。

20220428-1-5.jpg 20220428-1-6.jpg


上記サイトの、US版だと、「Activate an Office purchase or offer that's included on a new Windows device」の部分になるわけですが、日本語版では肝心のこの部分では、「選択するオプションは、デバイスにプロダクト キーが含まれているか、含まれていないかによって異なります」となっています。

20220428-1-7.jpg 20220428-1-8.jpg 20220428-1-9.jpg

もっとも日本の Office 製品のプレインストール版 事情という、海外とは違った事情が背景にあるので、状況に応じて「PCに搭載されたOfficeをセットアップする」のサイトを参考にしてください... ということのようです。

20220428-1-10.jpg

でもこの中でUSサイトでは、「Activate an Office purchase or offer that's included on a new Windows device」のところで、「A digital product key is transmitted to your PC, so you won't need or receive a printed product key.」と説明されています。

ということで、従来のような紙に記載されたプロダクトキーがついてこないこの新しい方式は "digital product key" が利用されているということのようです。


-- Digital Product Key によるライセンス認証:

最初にご紹介した「新しい PC で購入済みまたは無料プランの Office をアクティブ化する」にもありますが、流れとしては以下のようになります。
  1. インターネットに接続された環境で、Word や Excel などいずれかのアプリを起動する
  2. Officeを利用できます」という画面が表示されます。ただしここの段階で、Microsoftアカウントでのサインインが求められますので、事前に用意しておくのがポイントです
  3. Microsoftアカウントでサインインすると、ご使用の製品がサインインしたMicroosftアカウントに紐づけされます
  4. あとは画面に従って、「次へ」をクリックして進みます

ここでポイントになるのは、実際に使用する段になって慌てて Microsoft アカウントを取得するのではなく、Office製品 を起動する前に Microsoft アカウントを事前に取得しておくこと。富士通のWebサイトにも 事前準備 のところでは、
  1. インターネットへの接続について
  2. Microsoftアカウントについて
と、2つのポイントが指摘されています。

ここで使用する Microsoft アカウントは誤って設定してしまうと大変なことになります。加えてこれが分からなくなってしまうと製品が使用できなくなってしまうなどのトラブルの要因ともなりえます。

ゆえに事前にちゃんと取得しておいて、Microsoftアカウントで使用しているメールアドレスとパスワードはきちんと管理し、なくさないようにしてください。さらにここで作成したアカウントには定期的にアクセスする必要もあります。くれぐれもご注意ください。

-- Microsoftアカウント取得にあたってのよくあるトラブル:
  • メールアドレスの入力間違い
  • メールアドレスやパスワードが分からなくなってしまう
  • Microsoftアカウントに全くアクセスしていないためアカウントにロックがかかってしまう あるいは 削除されてしまう
こうしたことには特に注意して、Microsoftアカウント取得後もしっかり管理してください。

さらにPCを複数台ご使用のケースで、同じ製品同一のMicroosftアカウントに紐づけすることも避けなくてはいけません。Microsoft アカウントの サービスとサブスクリプション に登録された "購入済みの製品" の情報からは、製品名とその製品が追加された日付しか表示されません。以前のようにプロダクトキーは表示されません。なので製品の管理には注意が必要です。

本当なら、Windows のログインもローカルアカウントじゃなくって、Microsoft アカウントを使用するようにするといいんでしょう。

【新しいサブスクリプションの提供方式】

今回ご紹介した、「Office のライセンス認証を行う」のところを見ると、いわゆる日本仕様のプレインストール版のほかに、Microsoft 365 サブスクリプションの新しい提供方式も説明されています。

20220428-1-8.jpg 20220428-1-11.jpg

私はまだ日本ではこうした製品が導入されている例は見たことありませんが、"Microsoft 365 Personal" が試用版としてプレインストールされているというケースもあるんですね。あくまでも試用版なので、公式サイトからダウンロードするのと一緒で、1か月間のみ試用期間として利用できるようになるようです。

この場合、試用期間中に購入手続きに進むか? サブスクリプションを購入してアカウントに追加しないと試用期間でもある1か月間経過後は使用できなくなってしまいます。

今後どうなるのか? わかりませんが、Office 製品が未導入のPCなどだったりすると、こうした試用版が入っているというケースもでてくるのかもしれませんね。


前回に続いて、今回ご紹介しているこの新しい方式。どうやら 2021年の秋、そう Windows 11 および Office 2021 の登場のタイミングから採用されだしているもののようです。その時点でまだ販売中だった Office 2019 についても、これを機にこの方式が取り入れられ、おそらくそれ以降に出荷されたPCにプレインストールされている Office 2019 でも新しい Digital Product Key 方式になっているものもあるようです。


<参照>




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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

巷では、本日よりゴールデンウィークなわけですが、USサイドはゴールデンウィークなど関係ないわけで、スケジュール通り更新プログラムが配信されて来ております。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220429-1-1.png 20220429-1-2.png
・Microsoft Excel 16.62.22042705
・Microsoft OneNote 16.62.22042705
・Microsoft Outlook 16.62.22042705
・Microsoft PowerPoint 16.62.22042705
・Microsoft Word 16.62.22042705

とこれに加えて....

・Microosft Edge 101.1210.22042732

も到着しております。

リリースノート、ブログでは今回の更新に関して特に情報はございませんでした。

ただしブログの方では2つほど新しい記事がアップされておりました。
Microsoft 365 の Dictate に25ヶ国語が追加されたことや、Windows 版向けのクイックアシストに関する記事ですが、気になる方は上記サイトからご確認ください。

今回、更新がスタートしたときには回線が不安定なところもあって正しく情報が反映されていなかったのか? Microsoft AutoUpdate の中で画像にもあるようにバージョン情報には、ビルド番号までありませんでしたが、更新完了後確認してみると、そちらには正しくビルド番号も含めたバージョン情報が表示されておりました。


<参照>




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2022年04月26日

Windows の基本操作 Vol.2022-04-3 ファイルの関連付け

エクスプローラーを開いたり、何かファイルをダウンロードしたりした時、初心者の方はダブルクリックすれば何でも開けるものと勘違いされる方は相変わらず多いようです。

「何だか?わからないから、とりあえずアイコンをダブルクリックしてみよう....」

20220323-2-1.jpg 20220323-2-3.jpg

そんな時、よく表示される画面が上記のような画面です。

そのファイルを開くためのプログラムがPCにない、あるいは特定のアプリケーションとの紐づけがされていない時に表示されたりするものです。ご覧になったことのある方も多いかもしれません。

そんな時、とりあえず何かで開いてみるか? と "えぃ、やぁ〜" と勢いでクリックしたりすると大変なことになってしまいます。
これは絶対やってはいけません。

特に2枚目の画像にもあるような、"常にこのアプリを使て〜" 何てところにチェックマークが入っていたりすると、大変です。もちろん、1枚目にあるように、Microsot Store で探してインストールすればいいというものでもありません。

メールについてきた添付ファイルを、ダブルクリックしてみたらこんな画面が表示された... なんてこともあるでしょう。


-- まずはいったん中断して確認を:

こんな画面が出たら、まずは一度何もないところをクリックして解除しておきましょう。

そしてそのファイルがどんなものか?を確認するような癖をつけましょう。これがトラブル回避への第一歩になります。深みにはまってからだと、元通りに戻すにも一苦労ですからね..。


【"ファイルの関連付け" とは?】

Windows では、ファイルの拡張子によって、このデータはどういったプログラムで開くものなのか?が決められます。このことを "ファイルの関連付け" といいます。拡張子とは、普段非表示になっていたりすると目にすることもないかもしれませんが、ファイル名を構成する一要素です。

20220323-2-4.jpg

""(ドット)で区切られた後ろの文字が拡張子になります。文字数はいろいろです。2文字のこともあれば3文字、4文字以上のケースもあります。この拡張子によって、そのデータがどのようなプログラムで開くかが決まってきます。

それだけ大切なものなので、通常は表示しない設定になっていることも多いかと思います。なので、エクスプローラーを開いて、拡張子を表示する設定をオンにしないと表示されない方が多いかもしれません。

20220323-3-1.jpg 20220323-3-2.jpg

そんな "ファイルの関連付け" のところを管理しているのが、Windows 10 のケースだと、上記の画像にもあるように、

スタート>設定>アプリ>既定のアプリ

と開いた画面になります。


【誤って変更してしまうと??】

さて、このファイルの関連付けが変更されてしまうとどうなるのか? 以下の画像はあくまでも一例です。

20220323-3-3.jpg

ご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、"office.pdf" というファイルをテキストエディタ(Terapad)に強引に紐づけを変えて、ダブルクリックして開いたのが上記の画像です。

当然ですが、ファイルは開けても何が何だか全くわかりませんね。PDFファイルなので、Adobe Acrobat Reader DCMicrosoft Edge などでは問題なくきちんと開けます。


【関連付けを元に戻すには?】

修正する方法はいくつかあります。簡単な方法から紹介していきましょう。

** 今回の例は、PDFファイルの関連付けが、Wordに変わってしまった例を再現してみました。


1) "プログラムから開く" の利用

20220422-2-1-1.jpg 20220422-2-1-2.jpg 20220422-2-1-3.jpg
  1. まずは簡単なところから。関連付けの変わってしまったデータファイルの上で右クリック
  2. プログラムから開く>別のファイルを利用する とクリックします
  3. 「このファイルを開く方法を選んでください」という画面が表示されたらプログラムを選択し、さらに、"常にこのアプリを使って〜" にもチェックを入れてOKをクリックします

2) "設定" 画面から行う方法

  1. スタート>設定>アプリと開きます

    20220422-2-2-1.jpg
  2. 左ペインの "既定のアプリ" をクリックし、右ペインでは、"アプリごとに既定値を設定する" とクリックします

    20220422-2-2-2.jpg
  3. 起動したいアプリ名をクリックして、"管理" をクリック

    20220422-2-2-3.jpg
  4. 拡張子のところのわきのプログラム名をクリックして、"アプリを選ぶ" の画面が表示されたら、開きたいアプリ名を選択しその設定を変更します

    20220422-2-2-4.jpg 20220422-2-2-5.jpg

3) その他

今回詳細には触れませんが、この他にも、
  • コマンド (assocコマンド) による方法
  • レジストリの変更による方法
もあります。


こうしたトラブルに巻き込まれないように、くれぐれもご注意ください。最初にご紹介したような、どのアプリで開くのか?といった画面が表示された場合には、まずは一度 ESC キーで画面を消して、もう一度今開こうとしているファイルが何なのか? 確認する癖をつけたいですね。


<参照>




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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

4月も最後の週。今週末からはゴールデンウィークにはいりますが、おそらく更新プログラムの配信はゴールデンウィーク中もガンガン来るんでしょうね。

さて本日も更新プログラムが到着しております。本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220426-1.png
・Microsoft Excel 16.61.22042403
・Microsoft OneNote 16.61.22042403
・Microsoft Outlookl¥ 16.61.22042403
・Microsoft PowerPoint 16.61.22042403
・Microsoft Word 16.61.22042403

ブログ・リリースノートでは、更新内容に関する情報は現時点では特に公開されているものはございませんでした。ただし以前のリリースノートの情報を提供していた Outlook のページでは、4月18日、19日、20日 に提供された Outlook の更新情報が Up されておりました。

・Ver.16.61 (22041701), 16.61 (22041802) & 16.61 (22041904)

--修正:
  • 認証:Googleアカウントの設定が認証ループに入っていた問題を修正
  • カレンダー:リストビューで印刷カレンダーがグレー表示される問題を修正
--機能の更新:
  • メール:メッセージが迷惑メールフォルダにある場合、外部画像が読み込まれないようになりました。
  • メール:お気に入りリストに委任フォルダを追加または削除できるようになりました。
  • 検索:グループフォルダで検索するときの検索結果の改善。
と紹介されております。特に既知の問題は確認されていないようです。



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2022年04月25日

迷惑メール対策を考える (4) 〜 迷惑メール対策に定評ある Thunderbird

Microsoft Outlook、そして Outlook for the web とご紹介してきましたが、今回は、以前よりその "迷惑メール対策" に定評のある "Mozilla" の 「Thunderbird」について取り上げてみました。


【Thunderbird とは?】

ご存じない方は少ないかもしれませんが、簡単に 「Thunderbird」についてご紹介します。「Thunderbird」は、Mozilla が提供しているメールクライアントです。

20220421-2-1-1.jpg 20220421-2-1-2.jpg

Mozilla と言えば、"Firefox" というブラウザでも有名ですね。

無料で提供されているソフトではありますが、オープンソースプロジェクトとして開発が進んでおり、プロジェクトの運営においては、以下のサイトで寄付金なども募っています。


WindowsMacLinux といったクロスプラットフォームで動作するアプリになっています。


--"Thunderbird" をダウンロードする:

通常、Windows 版の場合、ダウンロード ボタンからダウンロードすると、32ビット版 のアプリがダウンロードされます。

20220421-2-2-3.jpg 20220421-2-2-4.jpg 20220421-2-2-5.jpg

OSが仮に、64ビット版であっても、既定では 32ビット版がダウンロードされてしまいますので、64ビット版をダウンロードしてご利用になる場合には...
  1. 上記の画像にもあるように "無料ダウンロード" ボタンの下にある、"システムと言語" をクリックして、ダウンロードサイトに移動します。
  2. アルファべティカルのインデックスが表示されますので、"" をクリックすると、"日本語" のところに移動し、リンクをクリックしてダウンロードします

【迷惑メール対策機能】

Thunderbird の迷惑メール対策機能については、「Thunderbird 機能概要」のところで、以下のように解説があります。

20220421-2-2-2.jpg

特にその特徴とも言えるのが 「学習型迷惑メールフィルター」となります。
すべての新着メッセージは学習型迷惑メールフィルターで解析されます。ユーザーが迷惑メールの判定を行うたびに、その内容が蓄積されて自動判別の精度が向上する
とあるようにベイズ理論に基づいた学習型迷惑メールフィルターは、使えば使うほどその精度も向上し、迷惑メール処理作業の削減に効果があります。

フィッシング詐欺警告機能」というのもうれしい機能の一つですね。


【迷惑メール対策機能の設定】

さて早速その具体的な機能と設定について見ていきましょう。

迷惑メールの設定を行う際、Thunderbird の場合
  1. すべてのアカウント共通の既定の設定
  2. アカウントごとに行う設定
と2通りあります。

1) すべてのアカウント共通の設定

20220421-3-1.jpg 20220421-3-2.jpg
  1. Thunderbirdを起動し、ハンバーガーメニューから、"設定" をクリックします
  2. 左ペインの "プライバシーとセキュリティ" をクリックし、右ペインをスクロールすると "迷惑メール" という項目があります
この機能は 既定で "有効" になっています。ただしマークした時の処理は、既定では有効になっていませんので用途に応じて有効にしてみてください。

2) アカウントごとに行う設定:

20220421-3-3.jpg 20220421-3-4.jpg
  1. Thunderbirdを起動し、ハンバーガーメニューから、"アカウント設定" をクリックします
  2. 左ペインのアカウント名の配下にある "迷惑メール" をクリックすると、右ペインに、"迷惑メールフィルターの設定" が表示されます
各アカウントごとに行う迷惑メール設定は、共通で行われている設定を上書きすることになります。アドレス帳をホワイトリストとして登録することで、アドレス帳に登録されている人からのメールを迷惑メールにならないようにすることが、ここの設定から行えます。

20220421-3-5-1.jpg 20220421-3-6.jpg

なおここの設定の中で、"次の迷惑メールヘッダーを信用する" という項目のところで、Bogofilter/DSPAM/POPFile/SpamAssassin/SpamPal といったスパムメールフィルタが選択できるようになっています。

この部分は、ご利用のプロバイダーや、レンタルサーバーなどでこうした迷惑メールフィルターを利用していた場合、Thunderbird でメールを受信したときにそのフィルターによって追加されたヘッダー情報をもとに迷惑メール判定をするものです。

ご利用のメールアドレスの発行元でこうしたフィルタが利用できる場合にはこの部分を有効にしておくことでさらに強化されることになります。なおここのフィルターは、Thunderbird 自身の持っている、迷惑メールフィルターとは異なります。なので、Thunderbird がこうしたフィルター機能を持っているわけではありません。

--移動と保存期間:

ここでは、迷惑メールと判定されたメッセージを、自動的に迷惑メールフォルダや、指定のフォルダに移動し、保存期間の設定を行います。


【迷惑メールとして設定する・解除する】

さて、次は実際に迷惑メールとしての設定についてみていきましょう。

--迷惑メールとしてマークする:

20220421-4-1.jpg

お恥ずかしながら、上記の画像は現在 Thunderbird に設定しているアカウントに届くメールのほとんどがスパムメールと判定されていますので、画面をご覧いただくとお分かりいただけると思いますが、"" のマークがついているのがスパムメールとして判断されているものです。

仮に、"" のマークがついていないものは非迷惑メールということになりますが、画面にはありませんが、この部分をクリックすると迷惑メールとして設定されます。


--迷惑メールとされてしまったものを解除する:

逆に、迷惑メールとして判定されてしまい "" のマークがついてしまったメールについては、
  1. "" のマークをクリックして解除する
  2. メッセージを開いて、"非迷惑メール" というボタンをクリックして解除する
のいずれかの方法で、解除します。

もっとも今回のアカウントの例だとワンクリック系の詐欺メールや、ビットコイン系の詐欺メールなどもあり、そうしたものは当然迷惑メールですし、いわゆる宣伝メールなんかもありますが、特別必要なメールではないので、本来は迷惑メールとして処理しても全く問題ないので、そういう意味で言えば全部迷惑メールで全く問題ないわけですね。

こうして、迷惑メール非迷惑メールを選定して、"Thunderbird" に学習させてあげる必要があるわけです。


【外部の迷惑メールフィルター】

Thunderbird には、その設定の中で、Thunderbird 自身以外にも、外部のメールサーバーで採用されている迷惑メールフィルターを介して迷惑と判定されたメールを迷惑メールとして判定させる機能があることもご紹介しました。
  • Bogofilter
  • DSPAM
  • POPFile
  • SpamAssassin
  • SpamPal
といったものが設定できるようになっています。

この部分については、先ほど書きましたが迷惑メールフィルターがご利用のメールサーバーで採用されているかどうか?によって異なりますので、レンタルサーバーや、プロバイダーなどにご確認ください。

20220421-4-2.jpg

さて今回一例で上げているうちのメールアドレスでは、"SpamAssassin" が採用されていますので、現在この部分を有効にしております。まぁそのせいか?普通の広告メールもバンバン Spam 扱いされていたりもしますね。

-- "SpamAssassin" とは?:

"SpamAssassin"(スパムアサシン)とは、企業や学校など多くのサーバーで利用されている迷惑メールフィルターの一つです。「ウェブメールでメールフィルタ機能を設定したい/SAKURA Internet」という SAKURA Internet の例にもありますが、このフィルターも学習型迷惑メールフィルターで、サーバー側で迷惑メール判定をします。

20220421-4-3.jpg 20220421-4-4.jpg

一例ですが、上記のような形でメールヘッダーに情報が付加されています。
  • X-Spam-Checker
  • X-Spam-Level
  • X-Spam-Status
という項目がヘッダーに追加されます。一枚目は、SpamAssassin では、Status が "No" となっていますので、SpamAssassin では普通に広告メールとして判定されていましたので、おそらく Thunderbird の方で Spam と判断したんでしょうね。

2枚目の画像はまさにフィッシング詐欺の迷惑メールで、SpamAssassin でも、Status は、"YES" となっており、その Score も "7.4" とかなり高くなっています。"X-Spam-Report" のところで、その確率も、40-60% と提示されています。

もし自分の利用しているメールサービスがどのようなSpamメールフィルターを利用しているのか?確認するのであれば、こうしたメッセージのヘッダー情報で確認することもできます。


【その他のメッセージのフィルターリング方法】

Thunderbird では、こうした迷惑メール対策機能のほかにも、Microsoft Outlook でいうところの、"仕訳ルール" に該当する "フィルター" 機能もあります。

20220421-4-5.jpg

こうしたものを使用して迷惑メールとして判定させることも可能です。

外部の迷惑メールフィルターが使用されているものの、Thunderbird の一覧にはないというようなケースでは、このフィルターを使用して、ヘッダーに、X-Spam-Checker *** があれば、スパムとして判定させるなんて言うように設定するという方法も一案ですね。

インターネットで検索すると色々出てきますが、基本的な機能については、Thunderbirdのサポートページでも十分すぎるぐらいに丁寧に説明が出ていますので是非参考にしてみてください。

さて次回は、今回ちょっと取り上げた ベイズ理論に基づいた スパムメールフィルターについて触れてみたいと思います。


<参照>




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2022年04月22日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

本日は、Office 本体ではなくそれ以外の部分で更新プログラムが到着しておりました。

20220422-1-1.png 20220422-1-2.png 20220422-1-3.png
・Microsoft AutoUpdate 4.46
・Microsoft Edge 100.1185.22042050

ちなみに Microsoft AutoUpdate は、Ver.4.46(22042001) となりました。


リリースノートで確認すると、バージョン的には、4/12更新のものと一緒ですので、ビルド番号がちょこっとアップしているようで、若干の修正がはいったようです。

Mac 版ではありませんが、Windows 版の Beta Channel には更新プログラムが到着しており、Ver.2205(15211.20000)になっております。ご利用の方は更新をお忘れなく。





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2022年04月21日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

昨日お届けしたのは、おそらくもうちょっと前に配信されていたものだったんだと思いますが、昨日に続いて本日も更新プログラムが到着しております。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220421-1-1.png
・Microsoft Excel 16.61.22041904
・Microsoft OneNote 16.61.22041904
・Microsoft Outlook 16.61.22041904
・Microsoft PowerPoint 16.61.22041904
・Microsoft Word 16.61.22041904

とすべての製品に到着しております。

Office Insider のリリースノートやブログには、特に新しい情報はございませんでした。

ところで、Office Insider Blog において紹介されていますが、PowerPoint が35周年を迎えたようです。

20220421-1-2.png 20220421-1-3.png

Macintosh SEと Mac II が、1987年3月に登場し、その後 1987年4月にMac 版 PowerPoint が登場してということですが、この35年でPowerPoint もかなり変わって来ましたね。PowerPoint Team の皆さん、そして PowerPoint Love な皆さん、おめでとうございます。

さて話は変わりますが、リリースノートでは更新内容が反映されていませんでしたが、古い Office Insider のリリースノートのページでは、以下にもあるように、Outlookについては、いくつか4月に更新された内容が公開されておりました。


4月4日・8日 リリース Ver.16.61 (22040301) & 16.61 (22040703)
  • メール:添付ファイルのダウンロードボタンが機能しなかった問題の修正
  • メール:IMAPアカウントから送信されたメールにメッセージプレビューとメール本文が表示されない問題の修正
  • カレンダー:カレンダーのリストビューでカテゴリが無効になっている問題の修正
  • カレンダー:リストビューからイベントをクリックしたときにコンテキストメニューが表示されない問題の修正
など その他、認証、アクセシビリティ、CPUの使用率が上がる問題など複数箇所に修正が入ったようです。詳細は上記サイトをご参照ください。




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2022年04月20日

迷惑メール対策を考える (3) 〜 Outlook for the web の迷惑メール対策機能

前回は、Microsoft Outlook についてみてきましたが、今回は Outlook つながりということで、outlook.jpoutlook.com、hotmail.com といった Microsoft が発行するメールアドレスを Web で使用する場合の 「Outlook for the web」 の迷惑メール対策機能についてみていきましょう!

20220419-5-1.jpg

Outlook for the web の場合には、設定>Outlook のすべての設定を表示 とクリックしたうえで、メール>迷惑メール と開くと上記にあるような設定画面が表示されます。では具体的に内容を見ていきましょう。


【Outlook for the web による迷惑メール処理】

Web 版 Outlook で迷惑メールおよびスパムをフィルター処理する」では、Outlook for the web での迷惑メール処理について紹介されています。

20220419-5-2.jpg

上記のサイトでも具体的にその処理方法が紹介されていますが、実際に Outlook for the web の管理画面から確認していきましょう。

さてその迷惑メールの設定画面を確認してみると....

20220419-5-1.jpg

  1. 受信拒否送信者とドメイン
  2. 信頼できる差出人とドメイン
  3. 受信許可メーリングリスト
から構成されています。改めてその状況を見るとすでにいろいろ登録されていますが、手動で設定した記憶はないので、この辺りは自動で設定されているんでしょうね。構成内容的には、前回取り上げた Microsoft Outlook のケースとほぼ一緒です。

1) 受信拒否送信者とドメイン
いわゆる受信拒否リストになります。ここに追加されたアドレスやドメインからのメールはブロックされメールボックスには入らなくなります

2) 信頼できる差出人とドメイン
ここからのメールは絶対に迷惑メールに入らないようにしたい....そんな場合にはこちらにメールアドレスを追加して迷惑メールフォルダに入らないように調整します

3) 受信許可メーリングリスト
メーリングリストによるメールを確実に受信するために、ここに投稿先のメールアドレスを追加しておくと、迷惑メールにならないように設定することが可能です

この他に、
  • 「信頼できる差出人とドメインのリストと受信許可メーリングリストにあるアドレスからのメールだけを信頼する」
  • 「信頼できる差出人とドメインのリストにない送信者からの添付ファイル、画像、リンクを拒否する」
を有効・無効に調整することで、さらにそのフィルタリング機能を有効に活用できるようになります。


【迷惑メールのブロック及びブロックの解除】

それでは具体的に、迷惑メールをブロックする手順・解除する手順についてみていきましょう。

--迷惑メールを手動でブロックする:

基本的な操作は、

20220419-5-3.jpg
  • メールを選択し、右クリックします
  • セキュリティオプション>"迷惑メールとしてマーク" とクリックします
となります。メッセージは迷惑メールフォルダに移動されます。


--迷惑メールブロックを解除する:

20220419-5-4.jpg 20220419-5-5.jpg

  • 迷惑メールフォルダにあるメールをクリックするとプレビューウィンドウに、"迷惑メールではない" というリンクがあるのでクリックします
  • "迷惑メールではないメールとしてマーク" のダイアログが表示されたら、メールアドレスを確認の上、問題なければ OK をクリックします
上記のように届いたメールを右クリックして、設定・解除ができますが、最初にご紹介した設定画面に入って、個別に "受信拒否送信者とドメイン" に "+追加" のところをクリックして登録することもできます。

--ルールを使用して仕分けする:

Microsoft Outlook 同様に、仕訳ルールを作成して迷惑メール処理することも可能です。

20220419-5-7.jpg 20220419-5-6.jpg


なお、法人向けの Outlook for the web にはさらに迷惑メールを報告する機能も付いています。報告することでこのフィルタリングの機能の精度の向上に役立ちます。

さて次回は、迷惑メール対策で定評のある Mozilla の "Thunderbird" についてみていくことにします。


<参照>




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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

次の更新プログラムが到着しております。本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220420-1-1.png
・Microsoft Excel 16.61.22041802
・Microsoft OneNote 16.61.22041802
・Microsoft Outlook 16.61.22041802
・Microsoft PowerPoint 16.61.22041802
・Microsoft Word 16.61.22041802

本日は、Microsoft AutoUpdate を起動しても、Microsoft Excel の更新プログラムのダウンロードがなかなか進まず他のアプリのダウンロードにまで行きつかなかったので、Excelのみ一時停止をかけてみたら、いきなり進み出しました。なんだったんでしょうね。

その後Excelも一時停止を解除したらすんなりダウンロードが完了してインストールに。Mac でもダウンロード中にスリープになったりすると、ダウンロードも停止してしまうのかなぁ?

さて本日の更新内容ですが、現時点では、ブログ、リリースノートともに、更新内容に関する新しい情報はございませんでした。更新内容や新たしい機能など情報が公開された折には、機会があれば随時ご紹介させていただきます。

ちなみにMicrosoft AutoUpdate 絡みでいうと、昨日、Microsoft Edge Ver.100.1185 が到着しておりました。

【追加】

投稿した後で、App Store の更新を確認すると、Mac 標準搭載の、Pages、Numbers、Keynote にも更新が到着しておりました。

20220420-1-2-1.png
こちらの更新もお忘れなく!




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2022年04月19日

迷惑メール対策を考える (2) 〜 Microsoft Outlook の迷惑メール対策機能

前回、迷惑メールとは? というところから始まったこのシリーズ。今回から、具体的な迷惑メール対策についてみていくことにします。そしてその1回目が、Microsoft Outlook の迷惑メール対策についてです。

20220419-1-0.jpg

Microsoft Outlook には、当然ながら迷惑メール対策は搭載されています。もちろんセキュリティ対策ソフトの導入によりアドオンとして追加されているケースもあるかもしれませんが、そうしたものとは別のものになります。


【Outlookが提供している迷惑メール対策機能】

"迷惑メール フィルターの概要" の中でも紹介されていますが、Microsoft Outlook迷惑メール対策機能を使用する上でどのような形で迷惑メールとして判別して振り分けできるかというと、以下のようなものになります。

ホームタブ>迷惑メール>迷惑メールのオプション と開くと以下のような項目が確認できます。新しいUIに変わるとちょっと場所もわかりずらくなりますが、ホームタブ>[...]>迷惑メール>迷惑メールのオプション と開くと表示されます。

20220419-1-1.jpg
  1. 信頼できる差出人のリスト
  2. 信頼できる宛先のリスト
  3. 受信拒否リスト
  4. ブロックするトップレベル ドメイン リスト
  5. ブロックするエンコード リスト
というものが主だったものになります。

なお、上記の参照したサイトに、"Exchange キャッシュ モード" についても記述がありますが、こちらは、Microsoft 365 や Microsoft Exchange Server メールボックスを利用している場合に有効にするもので、一般の方が POP形式やIMAP形式でプロバイダーなどから提供されているメールアドレスで利用できるものではありませんので今回は省かせていただきます。

1) 信頼できる差出人のリスト

20220419-1-2.jpg

文字通り、この差出人は問題ないよ?というケースや、この方からのメールは絶対に迷惑メールなどに入らないようにしたい場合に登録します。時々何かの会員向けサイトにユーザー登録する際に、その会社からのメールが迷惑メールに入らないように設定してください...何て注意喚起されるケースがありますが、そんな場合にはここに該当のメールアドレスを登録しておきます。ここに登録できるのは、1024件までとなっています。

2) 信頼できる宛先のリスト

20220419-1-2.jpg

最近ではあまりメーリングリストなんて使わない人も多いのかもしれませんが、特定のグループなどでメールをやり取りする際に便利なメーリングリスト。そうしたメール アドレスやドメイン名からのメールを、メッセージの内容に関係なく、迷惑メールとして扱われないようにするために登録します。

3) 受信拒否リスト

20220419-1-4.jpg

迷惑メールとして、受信拒否として登録したメールアドレスが表示されます。通常、この操作でメール送信者がここに追加されますが、着信したメールを右クリックして設定していった場合、送信者が偽装されて、自分のメールアドレスであったり、知り合いのメールアドレスだったりすることもあるため、その場合には注意が必要です。

4) インターナショナル

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ここでは、送信されてきたメール送信者のドメインやメッセージのエンコードによって迷惑メール処理を行う場合に設定します。

・ドメインリスト: ドメインリストでは、国名を指定することで、その国から発信されるメールを拒否できます
・エンコードリスト: メールのメッセージには、文字コードが指定されていたりします。そうした他の文字セットまたはアルファベットの迷惑メール メッセージを拒否する際に設定します


--迷惑メールの保護レベルの設定:

これまでにご紹介したものの他に、"迷惑メールの保護レベル" を調整することで自動処理が可能になります。実は、Microsoft Outlook を利用する上で迷惑メール対策の肝になるのがこの設定になります。

20220419-3-1.jpg 20220419-3-2.jpg

上記にもあるように、この設定は、デフォルト(既定値)としては、"自動処理なし" となっています。
  1. 自動処理なし
  2. セーフリストのみ
から選択が可能です。

1) 自動処理なし:
"受信拒否リスト" に登録されているものだけ迷惑メールとして処理します

2) 低:
極めて迷惑メールの可能性の高いものだけを、迷惑メールとして処理します。受信拒否リストと合わせて利用するといいかもしれません

3) 高:
ほとんどの迷惑メールは処理されますが、最初のうちは精度も低いため、通常のメールも迷惑メールとして処理されてしまう可能性もあります。必要なメールを「信頼できる差出人のリスト」を利用して、そこに登録することで、Outlookに学習させるといった処理も必要になります

4) セーフリストのみ:
これを選択した場合、"信頼できる差出人のリスト" と "信頼できる宛先のリスト" に登録されたアドレス以外のメールがすべて迷惑メールとして処理されます

"迷惑メールを迷惑メールフォルダに振り分けないで削除する" がオンになっていると、自動的に削除されてしまいますので注意が必要です。
フィッシング詐欺メッセージ内のリンクや、その他の機能を無効にする(推奨)」、「電子メールアドレスに不審なドメイン名が含まれてる場合に警告を表示する(推奨)」については、処理レベルを、"" または ""、"セーフリストのみ" などに設定を変更すると、有効・無効が切り替えられるようになります。

繰り返し学習させることでその精度も上がっていきますが、根気よく対応していく必要があります。


【迷惑メール処理】

-- 迷惑メールとして処理する:

20220419-2-1.jpg 20220419-2-2.jpg

上記のメールは一例ですが、いわゆるビットコイン詐欺の迷惑メールです。発信者のメールアドレスもどこからか入手されたものに偽装されています。

通常こうしたメールが届いて、発信者がまったくお付き合いもなく、関係のない人だったりする場合....
  1. メールを右クリック
  2. 迷惑メール>受信拒否リスト
とすれば、迷惑メールとして、"受信拒否リスト" に追加されます。

20220419-2-3.jpg


Outlook 2013 の例ではありますが上記の Outlook 2013 のトレーニングのサイトでは動画でもその処理方法が紹介されていますので、参考にしてみてください。


--迷惑メールを解除する:

なかなかメールが届かないな?と思ってよくよく見ると、"迷惑メールフォルダ" に入っていた....なんていうことはよく聞く話です。そんな場合の対処法についても見ていきます。

20220419-4-1.jpg 20220419-4-2.jpg
  1. 迷惑メールに振り分けられてしまったメールを右クリック
  2. 迷惑メール>"迷惑メールではないメール" とクリック
  3. "迷惑メールではないメールとしてマーク" のダイアログが表示されたらメールアドレスを確認し、OKをクリックします
通常であれば、"迷惑メールではないメールとしてマーク" にチェックが入った状態でOKをクリックすると、"信頼できる差出人のリスト" にそのメールアドレスが追加されます。
最初に迷惑メールとして手動で処理したような場合、"受信拒否リスト" に送信者のアドレスが追加されますが、今回 Outlook for Microsoft 365 Ver.2203(ビルド15028.20204) で設定を見てみると、この操作をしても、"受信拒否リスト" からは削除されないようなので、受信拒否リストも確認して登録が残っているようであれば削除しておくことをお勧めいたします。

他にも Microsoft Outlook の場合には、"仕分けルール" を使用して迷惑メールとして処理することも可能かと思います。仕訳ルールについては、今回触れませんが 「仕分けルールを使ってメール メッセージを管理する」なども参考にしてみてください。


さて今回は、Microsoft Outlook の迷惑メール対策機能についてみてきましたが、次回は Outlook つながりということで、"Outlook for the web" の迷惑メール対策機能について検証してみたいと思います。


<参照>



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2022年04月18日

McAfee から、迷惑メール対策機能がなくなった

たまたま別件で調べていたらこんなお知らせに出くわしたので取り上げてみました。

ちょうど、迷惑メール対策についていろいろ情報を集めつつ、記事をまとめている最中ですが、セキュリティソフトにも "迷惑メール対策機能" があることは皆さんもご存じだと思います。

もちろんすべてのセキュリティソフトにあるわけでもないわけですが、多くの場合には迷惑メール対策機能が搭載されていたりします。

20220418-1-1.jpg 20220418-1-2.jpg

さてそんなセキュリティソフトですが、大手のセキュリティソフトの一つでもある "McAfee" ですが、当然 McAfee ユーザーはご存じなのかもしれませんが、実は上記のサイトにもあるように昨年秋から、McAfee から、迷惑メール対策機能が削除されておりました。

-- 対象製品:

Windows 向け McAfee 製品

例:
  • マカフィー トータルプロテクション
  • マカフィー リブセーフ

--対象バージョン:

2021年11月23日公開 Ver.16.0.41 以降


迷惑メール対策機能は、以前は人気の高い機能でしたが、ほとんどの電子メールサービス プロバイダーが迷惑メール対策を標準機能として装備するように変わり、今では電子メールサービス自体に迷惑メール対策の技術が組み込まれていることが一般的です。こういった状況を踏まえて、マカフィーは迷惑メール対策がマカフィー製品にも組み込まれている必然性はないと判断を致しました
と触れられていますが、セキュリティ対策ソフトで、わざわざやらなくてもいいとの判断に至ったようです。


【他のセキュリティソフトの現状】

すべてではありませんが、現時点で主だったセキュリティソフトの現状も確認してみました。大まかではありますが、とりあえず大手のものはまだまだ迷惑メール対策は搭載されているケースの方が多いようです。

・迷惑メール対策機能あり:カスペルスキー、ノートン、ウィルスバスター、ESET

迷惑メール対策機能なし:マカフィー

マカフィーのこうした取り組み、もしかしたら今後他社のセキュリティソフトで追随してくるところはあるかもしれませんね。


<参照>




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2022年04月15日

迷惑メール対策を考える (1) 〜 迷惑メールとは?

"迷惑メール".... 今も昔も、相変わらず減らない...というよりも、逆に増えている? 感もある "迷惑メール"。このブログをご覧の皆様も日々たくさん到着する "迷惑メール" にお困りの方も多いかと思います。

20220415-2-1.png

いずれはじっくり取り上げてみたいと思っていた "迷惑メール対策" というテーマ。
今回より何回かにわたって取り上げてみることにしました。


【"迷惑メール" とは?】

今更こんなこと書かなくてもすでにお困りの方も多いかと思います。

ひとことで "迷惑" と言ってしまえば、自分が欲しくないメールはすべて迷惑メールなのかもしれませんので、ここで取り上げる "迷惑メール" は、フィッシングメールや、架空請求メールなどの詐欺メールや、ウィルス攻撃などによって送られてくるメールに的を絞ってみていきたいと思います。

IPA(情報処理推進機構)から発行された、"情報セキュリティ10大脅威 2022" によると、"個人" 部門では何と、第1位 に輝いたのが "フィッシングによる個人情報等の詐取"。そして、第3位に "メールやSMS等を使った脅迫・詐欺の手口による金銭要求" が入っており、メールがらみのトラブルが上位に来ています。それだけ多いってことですね。

20220415-2-2.jpg

NIKKEI STYLEキャリアのビジネススキルの「迷惑メールを4つに分類 対策はタイプ別に考える完全撃退!迷惑メール(1)/NIKKEI STYLE キャリア・ビジネススキル」でも取り上げられているように、単純に "迷惑メール" といっても、単に宣伝として送られてくるメールなどについては、迷惑であるには変わりありませんが、その危険度は少ないわけです。

メールマガジンや広告などについては、既に特定電子メール法や、個人情報保護法によっても発信する側にも規制もかかっていますし、つい先日 4月から施行された改正個人情報保護法では、個人情報保護にあたってのさらなる規制強化がされました。

とりあえずきちんとした企業からの宣伝メールについては、その指定された方法によって、配信停止の処理をすることで来ないようにすることも可能なはずですので、個別に確認してみてください。


【迷惑メール対策について】

さて本題の迷惑メール対策です。先ほども書きましたが、こちらで取り扱うのは "危険度" を伴う迷惑メール。架空請求詐欺メールや、IDやパスワードを搾取しようとする迷惑メールなどです。

こうしたメールが届く背景には、様々な理由もあるでしょう。企業あるいは個人などの情報漏洩によるメールアドレスの流出などに至っては、なかなか自分の対策だけではどうにもできない部分もあります。

そうして届くようになる "迷惑メール" 特に、フィッシング詐欺メール架空請求詐欺メールについては、あまりいい気分じゃないですよね? Microsoft だとか、Appleなどの有名な企業から送られてきたり、取引先の金融機関から送られてくるものなど取り上げるときりがありません。

20220415-3-1.jpg 20220415-3-2.jpg 20220415-3-3.jpg

"キ・ケ・ンの取説/ソースネクスト" で紹介されている各種フィッシングメールの具体例を見ていると、最近では "厚生労働省" なんて名乗るものまであるんですね.... "出前館"、"Suica"、"Uber Eats" などと皆さんにとっては身近なものもあるのではないでしょうか?

--対策は?

さてそんな時に必要になるのが "迷惑メール対策" ということになるわけですが、皆さんはどんな対策をされていらっしゃいますか? 面倒だな?と思いつつも、個別にメールを削除されている方も多いかと思います。

メールソフトの迷惑メール対策を利用したり、セキュリティソフトの迷惑メール対策を有効にしたり...

それでも減ることがないのが迷惑メールです。

次回は、"Microsoft Outlook" の "迷惑メール対策" 機能について検証していきたいと思います。


<参照>



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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

次の更新プログラムが到着しておりました。本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220415-1-1.png
・Microsoft Excel 16.61.22041300
・Microsoft OneNote 16.61.22041300
・Microsoft Outlook 16.61.22041300
・Microsoft PowerPoint 16.61.22041300
・Microsoft Word 16.61.22041300

本日の更新内容に関する情報は、ブログ、リリースノートともに提供されておりませんでしたが、久しぶりに Mac 版 Office Insider Beta Channel 向けのリリースノートが先日更新されておりました。


Excel についての修正が以下のように紹介されております。
  • セルで編集すると、複雑なスクリプトの一部の文字が正しく表示されない問題の修正
  • 選択したフォントサブスタイルを示すチェックマークが正しく表示されない問題の修正
  • 一部の言語の特定の文字が、数式バーに正しく表示されていても、セル内で誤った順序で表示される問題の修正
  • UTF-8エンコーディングを使用したテキストファイルからのインポートが正しく機能しない問題の修正
といった修正がこのバージョンで入ったようです。




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2022年04月12日

プロダクトキーは使用しない? Office のライセンス認証

US時間2021年10月5日(日本時間10月6日)、"Office 2021" の販売がスタートして、はや半年になろうとしています。昨今では、日本独自の販売形態であるプレインストール版の Office 製品もすっかり "Office 2021" に変わりました。Office 2021 の一般販売開始は、Windows 11 の登場の同日なので、Windows 11 + Office 2021 なんていうパターンでご利用の方も多いかと思います。

さてそんな "Office 2021" ですが、従来までの "Office 2019" までと大きくライセンスの取り扱いが変わってきています。正確に言うと、Office 2019 の最後の方から?というのが正しいのかもしれません。特にプレインストール版においては、従来ついていたような "プロダクトキー" がついていないものもあったりします。

今回はそんな "Office 2021" のライセンスの取り扱いについて取り上げてみました。


【POSA版、ダウンロード版は従来通り】

正規販売店にて購入可能な "POSA版" や "ダウンロード版" の場合には、初回インストール用にプロダクトキーがついていますので、このプロダクトキーを使用してインストールを行います。

基本的な流れは従来通りで、

20220412-2-1-1.jpg 20220412-2-1-2.jpg
  1. https://setup.office.com/ にアクセスします
  2. Microsoft アカウントにてサインインします
  3. 続いて初回インストール用のプロダクトキーを入力します
といった流れになります。

ここで注意すべき点は、Microsoft アカウントのサインイン。最も従来から注意すべき点であって、特別今回からというものではありません。でもそこをいい加減にやってしまうと大変なことになります。
  • ここで入力する あるいは 作成する Microsoft アカウントと今回導入する製品が紐づきます
  • さらにこのアカウントはあとから変更することはできません
  • 再インストールには必ずこのアカウントを使用して行います
  • このアカウント(メールアドレス)が無効になったり削除されないようにしっかり管理しておく必要があります
なので慎重に行う必要があります。

アカウント自体は、新規に取得してもいいし、ご自身ですでにお持ちの Microsoft アカウントでもいいのですが、既に別製品が登録されているアカウントの場合、同じ製品名のものでなければ問題はないと思いますが、仮に複数台のPCをお持ちのケースで同じ製品を一つの Microsoft アカウントに複数の製品を紐づけてしまうと、管理が大変になりますので注意が必要です。

初回インストール用のプロダクトキーは再インストールでは使用できませんし、かといった従来と異なって、Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションのところを開いても、現在はプロダクトキーが表示されないようになっています


【プレインストール版には2つのタイプがある】

さて、ダウンロード版 や、POSA版 は従来とさほど変わらないわけですが、大きく変わってきているのが PC と一緒に販売されるプレインストール版の Office製品です。

Office 2019 までと同じように、パッケージがPCに付属していて、そこに記載された初回インストール用のプロダクトキーを使用するものと、そうしたパッケージが一切ついていないものと2通りあります。今後は、パッケージがついていないものに変わっていくのかもしれませんが、そういった意味では、過渡期なのかもしれません。

では具体的にいくつかのPCメーカーの事例を見てみましょう。

--パッケージがついているパターン:

1) NECのケース

20220412-2-2-1.jpg 20220412-2-2-2.jpg

NECのケースを見ると、従来通りのようなパッケージがついてくるようです。そしてそこに記載されたプロダクトキーを使用してライセンス認証を行います。

再インストールについては、初回紐づけされた Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションのところから行います。



2) VAIOのケース

VAIO の方は、初回起動時に同梱されているプロダクトキーを使用してライセンス認証するようです。

20220412-2-2-7.jpg 20220412-2-2-8.jpg



いくつか見ると、Epson Direct もこっちのパターンのようです。


--プロダクトキーなどがついていないパターン:

そして新しいパターンがこちら。従来のようなパッケージも、またプロダクトキーなどもついてこないタイプです。

1) 富士通のケース

富士通の場合には、Office 2021 からは、プロダクトキーはついてこないようです。

20220412-2-2-3.jpg 20220412-2-2-4.jpg

インストールの際の "アドバイス" のところにも、"パソコンにプロダクトキーカードは添付されていません" ともありますし、"Office 2021の設定には、プロダクトキーカードは必要ありません" とあります。

ライセンス認証の手順としては、いずれかのアプリを最初に起動すると  "Officeを利用できます" "新しいデバイスには、Office *** 2021 が含まれています" と表示されるので、Microsoft アカウントでサインインして画面に従って認証に進むようです。

再インストールについては、従来通り初回紐づけを行った Microsoft アカウントでサインインして、"サービスとサブスクリプション" から行います。



2) Dynabook のケース

Dynabook についてはこちらのパターンのようです

20220412-2-2-5.jpg 20220412-2-2-6.jpg

"事前準備" のところでも触れられていますが、"※旧バージョンのOfficeでは、セットアップ時にプロダクトキーの入力が必要だったため、プロダクトキーが記載されたOfficeパッケージが同梱されていましたが、本バージョンからセットアップ時にプロダクトキーの入力が不要になりました。そのため、Officeパッケージは同梱されておりません" とあります。


Lenovo は、プロダクトキーがついていないケースもあるようで、製品によって異なるようです。また DELL についてもこちらのパターンのようです。


プレインストール版の場合、今回確認した限りでは、メーカーごと、さらには同じメーカーでも製品によって異なるケースもあるようなので、初回インストールの際には注意が必要です。

従来のようなパッケージが最初からついていないケースも多いようなので、そのライセンス認証の方法については、PCに付属の説明書を見るか、PCメーカーのサイトなどで確認してみてください。


<参照>



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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

久しぶりな感じの更新プログラム。今回は、Mac 版 Microsoft Edge の更新プログラムも到着しております。Microsoft Edge については、Insider 版は、独自の更新になり Microsoft AutoUpdate では来ないので、あくまでもStable版の更新となります。

20220412-1-1.png
・Microsoft Edge 100.1186.22040939
・Microsoft Excel 16.61.22041003
・Microsoft OneNote 16.61.22041003
・Microsoft Outlook 16.61.22041003
・Microsoft PowerPoint 16.61.22041003
・Microsoft Word 16.61.22041003

ブログ、リリースノートとも、特に今回の更新内容に関する情報は提供されていないようでした。今後何か新たに実装された機能などの情報が公開された場合には、機会があれば都度ご紹介させていただきます。




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2022年04月10日

Windows の基本操作 Vol.2022-04-3 ファイルのバックアップ Part 3

今回は、ファイルのバックアップについてご紹介してきましたが、最後に、Office 製品で作成されたデータの自動バックアップについて、おまけとしてご紹介しておきます。

【Office 製品におけるデータの自動バックアップ】

Office 製品の各アプリには、"自動回復" の機能はありますが、自動的にデータをバックアップする機能はありません。"自動回復" とは、Excel などの各種Office アプリケーションを使用中にフリーズしてしまうなどの事情で、アプリケーションが強制終了されてしまった、あるいは強制終了せざるをえない場合に、再起動後に、作業中のデータを復元するための機能になります。

20220409-2-1.jpg

一応その設定については、
  1. Excel などの Office のアプリを起動
  2. ファイル>オプション として、"オプション" のダイアログを表示
  3. 左ペインの "保存" をクリックすると、各種設定が表示されます
こちらの画面で、その有効・無効、保存するタイミング(時間)を設定しておきます。


-- 自動バックアップ:

さてこれに対して、Microsoft 365 サブスクライバー向けには、OneDriveSharePoint に保存されているファイルについては、"自動保存" の機能が利用できます。今回ファイルのバックアップについてご紹介していますが、まさにバックアップという機能になります。

20220409-2-2.jpg 20220409-2-3.jpg

あくまでも、OneDriveSharePoint 上に保存されているデータに限定されますが、こちらから呼び出されたファイルについては、自動的にデータが保存されるようになります。

20220409-2-4.jpg

OneDrive や SharePoint 上に保存されたデータを開くと、画面左上の、自動保存がオンになっています。

上記の画像にもあるように、タイトルバーのところには、そのファイル名が表示されており、そこには 最終更新日時が表示されています。そしてそのファイル名のところをクリックすると、ファイル名/保存場所が表示され、さらにその下にある "ファイル履歴" をクリックすると、右ペインに作業ウィンドウが表示されて、そこにそのファイルの更新履歴が表示されます。

誤って上書き保存してしまった場合には、履歴をたどって上書き保存する前の状態に戻すことも可能です。


-- 自動保存を有効にする:

新規作成の段階では、当然データは、OneDrive や SharePoint といったクラウド上に保存されているわけではありません。なので、当然ながら "自動保存" は、"オフ" の状態です。

20220409-3-1.jpg

手動で、画面左上の "自動保存" を "オン" にします。保存先の選択画面が出てきますので、表示された OneDrive や、SharePoint をクリックします。

20220409-3-2.jpg

いったんクラウド上に保存するため、”ブックに名前を付けてください” というダイアログボックスが表示されるので、ファイル名を入力し "OK" をクリックします。

20220409-3-3.jpg 20220409-3-4.jpg 20220409-3-5.jpg

これでデータはクラウド上に保存され、画面左上の自動保存が有効になった状態で作業が続行できるようになります。

今後はデータは自動保存されるので、名前を付けて保存などの作業は不要になります。

なお保存の際に保存先のドライブが表示されますが、これは、以下にもあるように、Microsoftアカウントでサインインしていて、さらに "接続済みサービス" に追加されているドライブが表示されます。


【OneDrive に保存されているデータとバージョン履歴】

今回は "ファイル履歴" を取り上げましたので、OneDrive へのバックアップについては省かせていただきました。しかし最後に、ちょこっとだけ OneDrive や SharePoint といったクラウド上へのバックアップについてもご紹介しておきます。

-- 無料で利用できる容量は5Gまで:

今回あえて、OneDrive を外したのは、無料で利用できる容量が 5G しかないので、当然使い方によってはすぐにいっぱいになってしまいます。しかし、Microsoft 365 Personal などのサブスクリプションのご契約がある方にとっては、1TB の領域が利用できるので使わない手はありません。

もちろん有料ではありますが、100GB 単位で追加の容量を増やしてご利用いただくことも可能です。


-- "バージョンの履歴" が利用可能:

OneDrive 上に保存されているデータは、Office、画像、動画などの種類を問わず "バージョン履歴" という機能を利用して、古いデータが自動的にバックアップされています。

20220409-4-1.jpg 20220409-4-2.jpg

誤って上書き保存してしまった画像データを元に戻すことも可能です。

このバージョン履歴は、例えば一般向けの Microsoft 365 Personal の場合には、過去25バージョンまで取得できます。OneDrive も利用可能な方はぜひともご活用ください。


<参照>




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列車で行く伊豆旅行 びゅう


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2022年04月09日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

4月を迎えて心機一転。Microsoft Office の各アプリにも新たな機能の登場が気になるところです。
さて本日到着した更新プログラムのご紹介です。到着したプログラムは以下の通りです。

20220409-1-1.png
・Microsoft Excel 16.61.22040703
・Microsoft OneNote 16.61.22040703
・Microsoft Outlook 16.61.22040703
・Microsoft PowerPoint 16.61.22040703
・Microsoft Word 16.61.22040703

今回の更新に関する情報は特に公開されているものはございませんでした。Mac 版 Office ということで言えば、


と、4月5日付で、Office Insider Current Channel(Preview) のリリースノートが更新されております。
Excel において、株価データを自動更新するという機能なんですが、この機能はあいにく日本のものではありません。

上記の画像にもありますが、昨日、Mac 版 Microsoft Edge も更新されました。
現在は、
  • Stable版 Ver. 100.0.1185.36 
  • Canary版 Ver. 102.0.1220.0
となっています。

Windows版の Microosoft Edge で一部のサイトが印刷できないという件を、ブログの中でもご紹介していますが、この印刷できないという症状は、Mac 版 の Microsoft Edge でも同様です。

Windows 版の場合、"Cntrl + Shift + P" というショートカットを利用するわけですが、Mac 版の場合、"Command + Option + P" というショートカットを利用すると印刷できることもありますので、Microsoft Edge で、Webサイトが印刷できない場合には、暫定的な回避策になりますが、"Command + Option + P" をお試しください。




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2022年04月08日

「Ctrl + Shift + P」などいざというときに役立つ Microsoft Edge のショートカットキー

ちょっと前に、Microsoft Edge では印刷ができないページがあることをブログでもご紹介しましたが、その中で一つの回避策として、「ctrl + Shift + P」として印刷する方法もご紹介しました。


その後も、Microsoft Edge 自体はバージョンアップを続けていて、現在の Stable 版は Ver.100.0.1185.29 となりましたが、相変わらずこの症状は変わらず。Mac 版 も Insider 版も一緒なので、ちょっとまだまだ時間もかかりそうですね....。

先日は、法務省関連の Web サイトでも印刷できないところもあったりと、要因がよくわかりません。

20220408-1-1.jpg 20220408-1-2.jpg

さて今回直面した法務省の Web サイトの場合もそうでしたが、"Ctrl + Shift + P" として "システム ダイアログを使用して印刷する" であれば何とか印刷もできましたが、この "Ctrl + Shift + P" といったショートカットを利用した操作をチェックしていたら、MSのサポートページにまとまっていたので、取り上げてみました。

WindowsMac 両方のショートカットが紹介されていますので是非参考にしてみてください。

というよりも? 自分のための備忘録として取り上げてみました。いざという場合には、こうしたショートカットを利用した操作もぜひ覚えておくと便利ですよね?


<参照>





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2022年04月07日

Windows の基本操作 Vol.2022-04-2 ファイルのバックアップ Part 2

Windows の基本操作 Vol.2022-04-1 ファイルのバックアップ Part 1」では、バックアップ機能全般についてご紹介いたしました。

さて Part 2 では、データのバックアップ機能に的を絞ってご紹介いたします。

Windows の基本操作 Vol.2022-04-1 ファイルのバックアップ Part 1」の中でもご紹介しましたが、Windows に標準搭載されているバックアップ機能には大きく分けて4つあります。このうち、実際に作成した文書データや画像などのバックアップを取る機能には....

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  1. ファイル履歴
  2. システムイメージ
といった機能を使用することになります。

ただし "システムイメージ" は、システムを丸ごとイメージとしてバックアップするもので、個別にデータの復元ができるわけではないため、さらに的を絞って今回このシリーズで取り上げるのは、「ファイル履歴」とさせていただきます。

また、"OneDrive にバックアップ" するという機能もありますが、こちらはインターネットにつながっている必要もあり、さらに容量によってはサブスクリプションなどの契約がないといけないケースも出てくるため、今回はオフラインでも利用できる機能ということで、こちらも省略させていただきます。

ではさっそく、改めて "ファイル履歴" についてみていくことにしましょう。


【"ファイル履歴" とは?】

"ファイル履歴" という機能は、Windows 8 以降に搭載された機能になります。「Windows のファイル履歴(Windows8.1)」の中でも紹介されていますが、
ドキュメント、音楽、画像、ビデオ、デスクトップフォルダー、および PC 上でオフラインで使用可能な OneDrive ファイルに含まれるファイルのコピーのみがバックアップされます
とあるように、利用者が保存したデータを自動バックアップするための機能です。この機能は、Windows 10/11 でも引き続き利用が可能です。


【"ファイル履歴" を使用するために必要なもの】

  • OS: Windows 8 以降のOS。Windows 10、Windows 11 にも搭載されています。
  • ドライブ: バックアップ先として、Windows のシステムがインストールされているドライブとは別ドライブが必要になります
注意)エクスプローラーを開いたときに、仮に "Cドライブ" と、"Dドライブ" と2つのドライブがあっても、1つのディスクドライブを2つのパーティッションで区切られているだけの場合、同じディスクドライブになるので、バックアップドライブとしては利用できません。

-- 用意するもの:

外付けのHDDドライブ、USBメモリ、SDカードなどといったものにバックアップを取ることができます。基本的には定期的に自動でバックアップさせることになりますので、常時接続しておくことをお勧めいたします。


【"ファイル履歴" の設定】

設定は簡単です。

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  1. スタートボタン > 設定 > 更新とセキュリティ とクリックします
  2. 左ペインの、"バックアップ" をクリックして、"ファイル履歴を使用してバックアップ" のところを、"オン" にします
以上。基本的な設定は簡単ですよね。では続いて細かい設定についてみていきましょう。


-- バックアップオプションの設定:

"バックアップオプション" では、バックアップを取るタイミングや、バックアップするフォルダを具体的に設定可能です。すべてバックアップするとなるとデータ量もかなりのものになるので、ドキュメントやピクチャーフォルダーなどバックアップする場所を限定しておくことで、バックアップドライブをより有効に活用できることにもなります。

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  1. スタートボタン > 設定 > 更新とセキュリティ とクリックします
  2. 左ペインの、"バックアップ" をクリックして、"ファイル履歴を使用してバックアップ" のところで、"その他のオプション" をクリックします
  3. バックアップを実行するタイミング(時間)ファイル保持期間対象フォルダ除外するフォルダ を適宜選択します
"ファイル履歴を使用してバックアップ" のところを、"オン" にすればすぐにバックアップはスタートしますが、任意のタイミングでバックアップを実行したい場合には、"バックアップオプション" のところから、"今すぐバックアップ" をクリックすればいつでもスタートいたします。

その "概要" には、現在のバックアップ状況の情報が表示されます。


【バックアップされたデータを復元する】

復元する方法としては、まるまる一気に復元する方法の他、データを個別に復元することも可能です。システムイメージとして保存されているわけではないので、ここが "ファイル履歴" の便利なところです。

では具体的に復元方法についてみていくことにしましょう。

1) 2つの復元方法:

--ファイルやフォルダを一気に復元する:
  1. スタートボタン > 設定 > 更新とセキュリティ と開きます

  2. 左ペインの "バックアップ" をクリックして、"ファイル履歴を使用してバックアップ" のところの、"その他のオプション" をクリックします

  3. "関連設定" のところにある、"現在のバックアップからファイルを復元" をクリックします

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  4. "ファイル履歴" のダイアログが表示されます。最新の情報が表示されます

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  5. ここで検索などを利用して、復元ポイントを遡ってファイルやフォルダを選択して "元の場所に復元します" という 復元ボタンをクリックすれば復元がスタートします

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  6. フォルダ内のデータをすべて復元する場合には、フォルダを選択して。さらにフォルダ内の特定のファイルを復元したい場合には、フォルダをダブルクリックしてフォルダ内のファイルを表示させ、選択してから復元を行います
** 補足 **

ここの "復元ボタン" を右クリックするか? さらには "ファイル履歴" の画面の右上の設定ボタンをクリックしても、そのまま同じ場所に復元か? 指定した場所に復元するか? の選択が可能です。

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--データを個別に復元する:

個別にデータから直接復元する場合には、 "以前のバージョンの復元" を利用することでも可能です。

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  1. ファイルやフォルダを右クリックして、"以前のバージョンの復元" をクリックします
  2. こうすることで、ファイルやフォルダのプロパティダイアログが表示され、"以前のバージョン" タブが開かれます
  3. "ファイルのバージョン" のところにその履歴が表示されますので、"更新日時" から適宜復元したいポイントを選択し、復元します。
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この際、復元するのではなく、内容を確認するために "開く" だけでもいいし、ファイルを復元することも、また復元先を選択することも可能です。上書き保存されてしまったデータなどで、上書きされる前の状態に戻したいし、さらに上書きされた現在のデータも残しておきたいという場合には、復元先を指定すれば、現在のものとは別にデータが復元されます。


2) 古いデータを削除する:

今回この記事を書きながら自分の "FileHistory" フォルダを見ていると、デスクトップなどでは、過去にキャプチャーしたデータでごみ箱から削除したようなものまでたっぷり残っていたので、時々整理しないと無駄に容量を使うことになるんだな?と改めて実感いたしましたので、合わせて過去のファイル履歴の削除方法についてもご紹介させていただきます。

  1. スタートボタン > 設定 > 更新とセキュリティ と開きます

  2. 左ペインの "バックアップ" をクリックして、"ファイル履歴を使用してバックアップ" のところの、"その他のオプション" をクリックします

  3. "バックアップオプション" の画面が表示されたら、下にスクロールすると "関連設定" のところに "詳細設定の表示" というリンクがありますのでクリックします

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  4. "ファイル履歴" というダイアログが表示されるので、左ペインの "詳細設定" をクリックし、詳細設定のところの、"古いバージョンのクリーンアップ" をクリックします

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  5. "ファイル履歴のクリーンアップ" というダイアログが表示されますので、"ファイルの削除" のところから、いつから前のものを削除するのか?を適宜選択し、"クリーンアップ" をクリックしするとスタートします

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  6. "クリーンアップは正常に完了しました" と表示されれば完了です

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いかがでしょう。Windows 8 以降に搭載された "ファイル履歴" という機能。まだご利用でなければ、いざという時の大切なデータのバックアップのために活用してみてください。


<参照>





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2022年04月05日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

本日は、まずは Microsoft AutoUpdate の更新がやって来て、更新後の Office の各アプリの更新となりました。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

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・Microsoft AutoUpdate 4.46
・Microsoft Excel 16.61.22040301
・Microsoft OneNote 16.61.22040301
・Microsoft Outlook 16.61.22040301
・Microsoft PowerPoint 16.61.22040301
・Microsoft Word 16.61.22040301

リリースノート、ブログなど現時点で公開されている情報はないようでした。引き続き、何か?新しい機能が追加されたり、あるいは不具合の修正が入ったような場合には、改めてご紹介させていただきます。

なお、本日(US時間4月4日)付で Current Channel(Preview) 向けにはリリースノートが更新されておりました。


2月25日に Windows 版の Excel に追加された "Stock Quote Data Type" に関する更新と同じ機能が、Mac 版 Current Channel(Preview)にも追加されたことになります。





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「お客様のプライバシー、お客様の選択」という画面が表示された!

かなり前からですが、最初に確認した際にあまり気にせずにスルーしてしまったものの、その後いろんなところでこの画面の相談を受けることがあったので、大変遅れた形ではありますがブログでも取り上げさせてもらいました。

Excelを起動したらいきなり "お客様のプライバシー、お客様の選択" という画面が表示されて、何かしら選択しないと Excel が使用できない...

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今回上記の画面が表示されたのは、Office Insider Current Channel(Preview)で動作している Microsoft 365 Personal の Excel の画面です。たまたま Excel ではありましたが、おそらく Excel に限らず、Word であったり、PowerPoint であったりしても起動してたら表示されたんでしょうね。もちろん Office Insider版 に限らず、通常版でも表示されているかと思います。


【利用状況に合わせた提案を表示するのか?しないのか?】

この画面、"次へ" をクリックして進むとどうなるのか?

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上記のように、"Microsoft 製品のオファーと割引をパーソナライズしますか?" という画面になって、"パーソナライズする" あるいは "パーソナライズしない" のいずれかの選択を求められます。

そして問題はどっちらを選択したらいいのか? 閉じるボタン(×ボタン)もないので、どちらかを選択しないと、アプリケーションが利用できません。

Microsoft も一企業ですから、ユーザーの利用状況に応じて、さらに Office 製品を活用してもらうために様々な提案をしていこうということでこうした画面を表示させ、ユーザーの同意を得た上でその利用状況を把握して、よりユーザーに役立つオファーを提供しようとしているわけです。

ではこの画面が表示された時にどちらを選択するとどうなるのか? これについては、「サービスの使い方に基づいてカスタマイズされたオファーとOffice」に具体的な事例も含めて紹介されています。

-- "パーソナライズする" を選択した場合:

利用状況を Microsoft 側で把握するため、データの収集が行われます。これは、当然ながら各アプリで作成されたデータそのものではなく、どんな機能が利用されているのか? そしてその使用頻度がいかなるものなのか?などといった Office アプリと機能の使い方に関する情報になります。
これに応じて、Microsoft 365 のサブスクリプションを利用するためのオファーや、引き続き契約してもらうためのオファーが表示されたりします。

-- "パーソナライズしない" を選択した場合:

逆に "パーソナライズしない" 場合には、Office のアプリと機能の使い方に関するデータを収集することが許可されないわけですので、使用状況とは関連性のないオファーも表示されるようになります。


【設定はいつでも変更が可能】

いずれかを選択して進むと最後に以下の画面になります。

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最後のこの画面にも説明があるように、今回選択したものは、設定を変更することができます。

例:Excel for Microsoft 365

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  1. Excel を起動し、設定>アカウント と開きます
  2. "アカウントのプライバシー" のところにある "設定の管理" をクリックします
  3. "プライバシー設定" のダイアログが表示されますので、画面を下にスクロールすると "Microsoft 製品のパーソナライズされたオファーと割引" という項目がありますので、そちらから変更が可能です

【このオファーが表示される製品】

今回のこの画面ですが、すべての Microsoft Office 製品で表示されるわけではありません。"サービスの使い方に基づいてカスタマイズされたオファーとOffice" の中でも紹介されていますが抜粋すると....
  • コンシューマー向けのOffice製品がその対象となります
  • Ver.2112 以降 の Office アプリ (Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Visio、Access、Publisher、Project) が対象
  • 利用者が18歳未満、または住んでいる地域の法律によりその他の年齢に達していない場合にはデータ収集は行われません
のようです。

まぁちょっと前まで、Microsoft 365 Personal のキャッシュバックキャンペーンなんてやってましたが、毎回キャンペーンの時に更新している立場からすると、ああしたものが表示されたりすると忘れないでその機会に更新できたりするので、ちょっといいかもな?なんて思ったりしますが、ああした表示って日本独自のものだったりするので表示されたりはしないんでしょうね...


肝心の画面ががうちの Office ではなかなか表示されてこなかったので、キャプチャーできなかったというのもあってご紹介が遅くなりましたが、今回はこんな画面について取り上げてみました。


<参照>




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2022年04月04日

Windows の基本操作 Vol.2022-04-1 ファイルのバックアップ Part 1

Windows の基本操作をご紹介するこのシリーズ。今回は、Windows 10 を例に、ファイルのバックアップについてご紹介します。
  • 作業中にPCがフリーズして、強制終了せざるを得なくなり、データの保存ができない
  • 作業中のデータを削除してごみ箱も空にしてしまった
  • 作業中のデータを上書き保存してしまったが、上書きする前に戻したい
などなど。いざとなった時、こうしたデータを元に戻すには、日ごろからデータをきちんとバックアップしておく必要があります。今回は、Windows 10/11 の "バックアップ機能" についてご紹介いたします。


【バックアップのためのWindows の機能】

一言で "バックアップ" といった場合、単純なデータのバックアップから、システムを元の状態に戻すためのバックアップ、PC自体を再インストールするためのバックアップと様々なものがあります。

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  1. システムの復元
  2. ファイル履歴
  3. システムイメージ
  4. システム修復ディスク、回復ドライブ
これらはすべて Windows 10 に搭載されている機能です。

Windows の機能だけで、これだけの "バックアップ" のための機能が用意されています。Part 1 では、まずは簡単にその違いについてご紹介していきましょう。

1) システムの復元:

Windows Update に失敗したり、何かのアプリをインストールしてからPCの調子が悪くなったなどの際に使用される一つの復元手段がこのシステムの復元です。Windows のシステムファイルをバックアップしておいて、不具合が発生した場合に復元させるために使用します。
使用にあたっては、事前に「システムの保護」の機能が有効になっていないと利用できません。

2) ファイル履歴:

文書データや画像データなどのデータファイルのバックアップの機能です。Windows 8 以降に搭載された機能になります。今回はこの機能をご紹介いたします。当然ながら、データをバックアップするわけですから、保存先として外付けのHDDや、USBメモリなどが必要になります。OneDrive へファイルをバックアップすることも可能です。ただしこの場合、サブスクリプションなどがないと容量的には厳しいかもしれません。

3) システムイメージ:

PC全体の今の状態をそのままバックアップするのがイメージバックアップになります。イメージの復元をすると、ドライブ内の復元対象のデータはすべて、システムイメージ内のデータによって置き換えられることになります。

4) システム修復ディスク、回復ドライブ:

トラブルに見舞われて起動しなくなったPCを起動させて修復を行うためのもので、CDやDVDに復元するためのデータを保存された場合には、「システム修復ディスク」と言います。また外部ドライブ、USBメモリなどに作成した場合には「回復ドライブ」と言います。


1)4)については、データのバックアップというよりも、Windows 自体が起動しなくなった際の回復手段の一つになるので、データのバックアップという観点からすると今回のテーマからは外れるので取り上げませんが、参照先の各サイトには、その手順なども紹介されているので是非参考にしてみてください。

Part 1 では、バックアップの概要についてご紹介しましたが、Part 2 では実際に "ファイル履歴" を使用したバックアップ方法について、ご紹介していきます。


<参照>




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2022年04月02日

”近日公開の機能” と Outlook の新しいエクスペリエンス

ある時 Outlook を起動したら、画面の右上に "近日公開の表示は間もなく消えます" と右上に表示されておりました。

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今の Outlook の画面を見るとちょっと前から新しいUIになっていたわけですが、現在 "近日公開" の機能が "オン" になっていることから現在これが適用されているという状況のようでした。

"近日公開の機能" のところをクリックすると、画面の右側に "近日公開の機能" というウィンドウが表れて、その内容が表示されました。

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その部分だけ切り取ってまとめてみたのが上記の画像です。要するに今の表示は、この新しいUIが適用された状態なわけですね。そういえばいつからか変わってました。本来左下にあった、メール、連絡先、カレンダーの表示が左上に移動し、さらに、Wordなどのその他のアプリへのリンクも表示できるようになってたんですね。

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 "近日公開の機能" 適用前(左)と  "近日公開の機能" 適用後(右)と並べると明らかに違うわけですが、この新しいUIの適用が間もなく正式になる関係で、この "近日公開の機能" という表示が消えるよ?という案内だったわけですね。

"近日公開の機能" の説明の冒頭にも「すべてのお客様の変更を確定する前に、都合の良いときに新機能をプレビューし、フィードバックを共有する機会です」とあるように、Office Insider プログラムまではいかないものの、この新しい機能を事前に体験してもらうためのお試し的な期間ということになります。

ということで、Outlook の UI は間もなく、新しくなるようです。


<参照>




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2022年04月01日

Safari 15.4 マイナーアップデート

本日(US時間3月31日)、macOS 11.6.5 BigSur 向けに、 Safari 15.4 の更新プログラムの提供がスタートいたしました。

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とはいえ Ver.15.4 といえば、以前ブログでもご紹介しましたが、3月15日に提供されている Ver.15.4 向けの追加アップデートのようで、一部のメディアでは報じられておりますが、現時点ではリンク先のリリースノートなどを見ても公開されている情報はないようです。


以下の画像は、本日の更新後の現在のものですが、
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バージョンを確認すると、Ver.15.4(16613.1.17.1.13, 16613) とビルド番号は更新されているようでした。

更新内容に関する情報は現時点では公開されておりませんが、折を見て改めて "Apple security updates" を確認していきたいと思います。


<参照>




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Internet Explorer 11 を再インストールしたい

Internet Explorer 11 のサポート終了まであと2か月を切りました。Microsoft Edge などへの乗り換えも進んでいらっしゃる方も多いかと思いますが、一方で、これだけ数年前から騒いでいても、一向に進んでいない人もかなり多いようです。


どうせ使うことがないのであれば、いっそのこと削除してしまえぇ〜 なんてことで上記のような記事を過去に取り上げましたが、実は、Internet Explorer 11 を削除してしまうと、Microsoft EdgeInternet Explorer モード(以下、IEモードと略)が利用できません。

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そんなこともあって仮に一度、削除してしまった人が、今になってやっぱり Internet Explorer 11 が必要... となり慌てている方もいらっしゃるようですので、一度削除してしまった方が、これを復活させる方法について再度ご紹介させていただきたいと思います。


【Windows 11になっても Internet Explorer が削除されるわけではない】

すでに Windows 11 をご利用の方は、"Internet Explorer" といってもメニューにはそうしたものがないので通常であれば、起動することもないかと思います。あるとすれば、まだ Internet Explorer 11 でないと開けない対応が遅れているサイトを開くために、IEモードとして開くぐらいでしょう。

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ただし "IEモード" を利用するためにも、"Internet Explorer 11" 本体は削除するわけにはいきません。なので、Windows 11 であったとしても、"Internet Explorer 11" が削除されたわけではありません。

なのでそんな状況下でもなんとか? Internet Explorer 11 を開こうといろいろ試している人も多く、Internet Explorer 11 を起動されているケースも散見します。


【Internet Explorer 11 の削除と再インストール】

さてでは本題に移りましょう。Windows 11 では最初から利用できなくなっているので、2022年6月に使えなくなる予定の Windows 10 を例に見ていくことにします。

-- Internet Explorer 11 の削除:

1) スタート>設定>アプリ>アプリと機能 と開いて、"オプション機能" とクリックします

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2) "インストールされている機能" の中に、"Internet Explorer 11" があるので、こちらをクリックして "アンインストール" をクリックします

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3) "アンインストール済み" となれば削除が完了。一度再起動すれば完了です

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-- Internet Explorer 11 の再インストール:

1) スタート>設定>アプリ>アプリと機能 と開いて、"オプション機能" とクリックします

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2) "インストールされている機能" の中には、すでに "Internet Explorer 11" はないので、"機能の追加" をクリックし、"Internet Explorer 11" にチェックを入れて、下部の "インストール" をクリックします

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3) しばらく "インストール中" と表示され、"インストール済み" となれば完了です。あとは画面にもありますが、PCを再起動します

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というのがまずは通常の方法になります。


【コントロールパネルから削除すると....】

さて問題は、プログラムをコントロールパネルから削除した場合です。プログラムの削除方法としては、設定から進む以外にも、従来からの方法でコントロールパネルからも行えます。

-- Internet Explorer 11 の削除:

1) "ここに入力して検索" のところに、"con" と入力すると、"コントロールパネル" が表示されますのでクリックして、コントロールパネルを開きます

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2) プログラムのアンインストール>インストールされた更新プログラムを表示>Windowsの機能の有効化または無効化 とクリックします

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3) "Windowsの機能" のダイアログが表示されますので、"Internet Explorer11" のチェックをオフにします。他のプログラムに影響が出ますよ?と表示されますが、"はい" をクリックすれば、チェックが外れます

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4) 昨日の更新が画面が表示され、その後、"今すぐ再起動" ボタンが表示されますので、クリックして再起動すれば完了です

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とここまでは、以前ご紹介した "Internet Explorer を削除する" と一緒ですが、その後の再インストールはまたちょっと以前とは状況が変わってきていました。

こうして削除したはずですが、どうも、設定>アプリ>アプリと機能>オプション機能 と開くと、"Internet Explorer 11" が残ったままです。ただし、Cドライブ>Program Files>Internet Explorer と開くと、 "iexplorer.exe" はなくなっています。なのでなくなっているんでしょうね。 コントロールパネル>Windows の機能の有効化または無効化 と開くとオフになっています。

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ちょっとこの辺りは以前と状況がまた変わってきているようです。


-- Internet Explorer 11 の再インストール:

以前であれば、コントロールパネルからは再インストールができなかったので、設定>アプリ>アプリと機能>オプション機能 と開いて再度有効にする必要があったわけですが、状況が変わって、再度 削除するときと同じようにコントロールパネルから有効にしていく必要があるようです。

コントロールパネルを開くところまでは、インストールするときと一緒なので省略させていただきます。

1) プログラムのアンインストール>インストールされた更新プログラムを表示>Windowsの機能の有効化または無効化 とクリックします

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2)  "Windowsの機能" のダイアログが表示されますので、"Internet Explorer11" のチェックをオンにします。他のプログラムに影響が出ますよ?と表示されますが、"はい" をクリックすると適用がスタートします

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3) 完了したら "今すぐ再起動する" をクリックします

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4) 再起動後、確認してみると、ちゃんと、Internet Explorer 11 は有効になっていて、ProgramFiles の Internet Explorer のフォルダにも、"iexplore.exe" が復帰しています

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前回ご紹介した時から、Windows 自体も更新されてきていますのでこのあたりの挙動の違いは、OSのバージョンによる違いなんでしょうね。つまりは以前できなかったことが改善されて、コントロールパネルから追加できるようになったってことなんでしょうけど、逆に削除されているのに、設定アプリからは消えていないというのは新たな不具合なんでしょうね。

こちらについてはフィードバックしておきましょう。


<参照>




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