Word や Excel、PowerPoint といった Office 製品で作成されたデータを各プログラムで開いたときに、ウィンドウの左下のステータスバーに "アクセシビリティ:検討が必要です" と表示されることがあります。
あくまでもご自身で使用するだけのものであれば、特に気にする必要もないことの方が多いかと思いますが、その作成されたデータを他の人と共有したりする場合には、このメッセージにも注意を払う必要があります。
また自分で使用するだけとはいっても、画面の下に常に、 "アクセシビリティ:検討が必要です" と表示されてたりすると、気にもなりますよね?
ということで今回は、この "アクセシビリティ" について取り上げてみました。
【Office 製品におけるアクセシビリティとは?】
"アクセシビリティの向上" なんて使い方もしますが、Office 製品に的を絞って言えば、Office 製品で作成された文書、資料などが、誰にとっても、そしてそれぞれの環境でもアクセスしやすいように作成されているか?は、他の人と情報を共有する上では配慮すべき要件の一つになります。
"アクセシビリティガイドブック/Microsoft(PDF)" の中でも、
という様にも紹介されています。
こうしたことをサポートするための機能として、Office 製品はもとより、Windows 自身にも様々なアクセシビリティを向上させるための機能が搭載されています。
今回取り上げている Office 製品においては、作成された資料が、こうしたアクセシビリティのルールに基づいてチェックするべきところがあるかどうかを注意喚起してくれる機能になります。
アクセシビリティについて、"「アクセシビリティ」とは−意外と知らないIT用語の基本/@nifty IT 小ネタ帳" な説明をされているサイトもありましたので、"アクセシビリティ" という言葉については、こちらも参考にしてみてください。
【Office に搭載されている機能】
"アクセシビリティガイドブック/Microsoft(PDF)" の中でも紹介されていますが、
- イマーシブリーダー
- カラー/グレースケールのサポート
- ディクテーション
- アクセシビリティチェック
- 画像への自動代替テキスト挿入
- 字幕機能 など
といったものが、アクセシビリティの向上をサポートしてくれる機能になります。
当然すべての人がここまで意識して使用するケースは多くはないと思いますが、こうした機能がサポートされているということは知っておいて損はありません。
今回のタイトルにもある「ステータスバーに、"アクセシビリティ:検討が必要です"と表示される」の部分は、Office 製品の、"アクセシビリティチェック" の機能により表示されているものです。
では、
- アクセシビリティチェックでどういったことがチェックされるのか?
- さらに具体的にどういった操作が要求されるのか?
こうした点については、Part 2 にて、引き続きご紹介していきます。
<参照>