確定申告のシーズンならではな話題になると思いますが、"デバイスドライバ" の更新という意味では、今回ご紹介するものに限らずとりあえず共通して言えることと思われますので、タイトルにあるように "デバイスドライバの更新ができない" という場合には一度確認し見ることをお勧めいたします。
【IC カードリーダーが正しく動作しない】
Windows 7 や Windows 8.1 のころに確定申告の際に使用していた "ICカードリーダー" を、その後、新しく購入した Windows 10 で使用しようとすると正常に動作しなくなったという一例です。
カードリーダーぐらい新しいものを買えばいいじゃない...と言ってしまえばそれで終わっちゃうのですが、PCを新しくしても、一緒にカードリーダーまで新しくしないといけない....なんて気が回らないことはあると思います。この程度のデバイスならどんなPCでも問題ないだろう?という安易な考えではありますが...
今回確認したのは、以下のシャープの "住民基本台帳用 IC カードリーダライタ"。一応、Windows 10 にはメーカーの Web サイトでも対応していません... とはなっているようです。
さらにドライバは、Windows Update を通じてインストールするようにWebサイトにもあります。
案の定、USBケーブルを接続してもカードリーダーは動作しません。
-- デバイスマネージャーで確認:
ドライバが問題だろうということはある程度明白なわけで、デバイマネージャーを開いて、デバイスの状態を確認すると、やはりドライバが正しく動作していない。
ドライバの更新をクリックすると、Windows Update で更新をするように促されます。でもここが問題。
以前上記のように2度ほど取り上げましたが、これまでに Windows 11 Ready な Windows 10 の PC の場合だと、Windows Update を開くと "Windows 11 へのアップグレードの準備ができました―しかも無料です" なんて表示されているケースも多々あるかと思います。
実はこの状態では Windows Update をかけても、デバイスドライバが検出されないことがあるようです。
-- 対処法:
この場合、以下のようにして Windows Update を介して更新が可能かどうか?確認する必要があります。
2) そしてその後デバイスを接続した状態で、Windows Update をかけるときちんとデバイスが検出され、正常に動作するようになりました
今回の例はちょっと特殊で、メーカーも動作保証していないわけなので、仮にドライバーが入っても正しく動作しないというケースは十分考えられるわけです。
しかしこうしたカードリーダーに限ったことではなく、今回のように Windows Update を介してドライバをインストールしないといけないような場合、Windows 11 Ready な PC で様々な事情によりまだ Windows 11 にアップデートできないようなケースでは、一旦 "今は Windows 10 の使用を継続します" をクリックして解除してから、ドライバの検索をした方がいいケースもあるようです。
ICカードリーダーに限ったことではありませんが、古いPCで使用していた様々な周辺機器の場合、Windows 10 や Windows 11 などに対応していないというケースは多々あると思います。
そんな場合、基本的にメーカーでもサポートしないような場合には、現在ご使用の環境にあったデバイスに買い替える方が間違えはないかと思います。
<参照>