自動ログインといえば、"netplwiz" とばかりに、前回にも、以下のような Windows 11 でのケースをご紹介いたしました。
もちろんこうしてコマンドでもできてしまうので、あえて今回ご紹介するようなツールを利用するまでもないわけですが、Microsoft から "Sysinternals ツール" の一つとして、"Autologon" というツールも配布されています。
今回はこのツール "Autologon" を利用した自動ログインについてご紹介させていただきます。
【"Sysinternals" ツールとは?】
正式には、"Windows Sysinternals" というツールで、Microsoft が ITpro や 開発者向けに、Windowsのシステム、アプリケーションの分析、トラブルシューティング、最適化を行うために提供しているユーティリティソフトの総称です。
"Sysinternals ユーティリティのインデックス" にありますが、
- ファイルおよびディスクユーティリティ
- ネットワークユーティリティ
- プロセスユーティリティ
- セキュリティユーティリティ
- システム情報
- その他
で構成されています。
そしてそれらすべてをまとめたのが、"Sysinternals Suite" です。
一度にすべてのツールを紹介するには、無理もあるので、他のツールについては次回以降機会があればご紹介させていただきます。
【"Autologon" を利用して自動サインイン】
さてでは、早速その使い方についてみいてきましょう。
-- ダウンロードする:
"Autologon v3.10" にアクセスして、"Autologon のダウンロード" あるいは "Sysinternals Live から今すぐ実行します" をクリックします。
クリックすると "Autologon.exe" のダウンロードが開始されます。
-- 実行する:
ダウンロードした、"Autologon.exe" をダブルクリックして実行すると、ユーザーアカウント制御の画面が表示されますので、"はい" をクリックすると "Augologon License Agreement" のダイアログが表示されます。次に "Agree" (同意する) をクリックします。
すると以下のようなダイアログが起動して表示されます。
あとは各項目に必要事項を入力します。
- Username: ログインするローカルアカウントのユーザー名、Microsoftアカウントのメールアドレス、学校や職場でご利用のアカウント名を入力します
- Domain: 必要に応じて入力します。アクティブディレクトリのユーザーアカウントでサインインする場合には必要なケースもあります。通常はそのままでも問題ありません
- Password: ここに入力するのはあくまでもPWです。PINコードでサインインされている方の場合でも、PWが必要になります。
必要事項入力後は、
- Enable: 有効にする
- Disable: 無効にする
いずれかをクリックして設定します。
Windows 10 でも、Windows 11 でも利用可能なツールです。ぜひご利用になってみてください。
<参照>