先日提供された Office の更新プログラム Ver.2112(ビルド14827.20158) を適用すると、Access が正しく動作しないトラブルが現在発生中です。
【対象製品】
Microsoft Access 2016/2019/2021/365 Ver.2112(ビルド14827.20158)
** Office Insider Current Channel(Preview) は、2/5に、Ver.2112(ビルド14827.20186) に更新されました。
バージョンは更新されていますが、更新内容には Access はないようです。
【エラーの内容】
- アクセスウィンドウは開いていませんが、タスクマネージャでアクセスプロセスが実行されています
- Accessファイルを圧縮して修復しようとしましたが、データベースがすでに使用されているというメッセージを受信しました
- 「エラー3048:これ以上データベースを開くことができません」というエラーが表示される
- 「エラー3014:これ以上テーブルを開くことができません」というエラーが表示される
- 「管理者はすでに使用中です」というエラーが表示される
といったようなエラーが表示されることが報告されているようです。
Microsoft コミュニティを見ても内外を問わず、
- VBAのコードを実行すると、プロセスにACCESSが残る
- これ以上データーベースが開けませんといったエラーが出て開けない
などのトラブルが発生していることがわかります。
【回避策】
あくまでも一時的な回避策になりますが、Office のバージョンを、これ以前のものに戻すことでこのトラブルは回避可能なようです。
ただし、ロールバックした場合には、更新プログラムの提供があるまで、更新を止めておかないと自動的にUpdateされてしまいますのでご注意ください。
2021/12/17 Ver.2112(ビルド14729.20170)
2022/01/05 Ver.2112(ビルド14729.20194)
2022/01/11 Ver.2112(ビルド14729.20248)
2022/01/13 Ver.2201(ビルド14729.20260)
2022/01/20 Ver.2201(ビルド14827.20122)
といった形で更新プログラムが提供されてきました。
ロールバック方法については、以下の記事も参考にしてみてください。
すでに現在、製品チームにおいてはこのトラブルを認識しており、対応中となっています。
基本的にお急ぎでなければ、更新プログラムの提供までもうしばらくお待ちください。
【更新】
1) Access を起動します
2) ホーム>オプション とクリックして "Access のオプション" ダイアログを表示します
3) 左ペインの "トラストセンター" を選択し、右ペインの "Microsoft Access トラストセンター" にある、"トラストセンターの設定" を開きます
4) "トラストセンター" のダイアログが表示されたら、左ペインの "信頼できる場所" をクリックし、右ペインの "信頼できる場所" のところで、下部にある "新しい場所の追加" をクリックしてDBの配置されている場所を追加してあげます
確かに、MSコミュニティの投稿の中では、これによって回避できている例もあるようです。
【2022/02/10 更新】
US時間 2月8日(日本時間 2月9日) にリリースされた Ver.2201 (ビルド 14827.20192) において、このトラブルが修正されました。
一時的にロールバックして、回避されていた方におきましては、再度更新を有効にして、最新状態までアップデートしてみてください。
<参照>
posted by クリック at 14:06| 東京 ☀|
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