2022年01月02日

「このドライブでは住所録を作成することができません」
〜 Windows 11 で 筆ぐるめ が起動できない

以前に、"このドライブでは住所録を作成することができません" となって既存の住所録データも消えてしまったケースをご紹介しました。新年早々の第一弾が年賀状ネタなんですが、何せ年末からこのネタでアクセスしてくださる方が多いので、改めて新し対策を含めてご紹介させていただくことにいたしました。

以前にも、パソコンのツボ 本館 および 別館 にて、

20220102-1-1.jpg 20220102-1-2.jpg


といった形で2回ほど一昨年も取り上げました。
筆ぐるめのバージョンにもよるのでしょうね。Windows 10 の環境であれば上記のものでもいいみたいですが、Windows 11 の環境下ではちょっと異なるようです。

Windows 11 にアップグレードされたPCで、筆ぐるめ27を起動してみたものの、従来作成していた住所録データがない。そして、新規作成しようとしても、"このドライブでは住所録を作成することができません" となって新規作成もできない。
筆ぐるめを起動して、住所録の選択画面を開くと、左側のメニューには "CD/DVD" ドライブのメニューしかありませんでした。

今回はそんな事例の対処法をご紹介いたします。


【Windows 10までの対処法】

まずは従来までの対処法のおさらいから。


上記サイトでも紹介していますが通常は、

Cドライブ>ユーザー>ログインユーザー名>AppData>Local>Fujisoft>Fgw

と開いて、バージョン番号と同じフォルダがあるようなのでこれを削除して再起動すれば改善しておりました。隠しフォルダの表示方法などの詳細は上記サイトをご参照ください。


【Windows 11 の場合】

Windows 7/8.1/10 から Windows 11 にアップグレードされたPCの場合にはどうもこのフォルダがないようでした。アップグレードの方法にもよるかもしれませんし、筆ぐるめ自体のバージョンの違いがあるかもしれませんが、あくまでも Windows 10 までと同じように開いてみて同フォルダがあれば、同様の操作をしてみてください。

今回は、あくまでも Windows 10 までと同様の操作でやっても該当データがない場合の対処法になります。

今回拝見した、Windows 11 にアップグレードされたPCの場合には、AppDataフォルダを開いても、Fujisoftというフォルダもなく当然ながら、Fgwというフォルダもありませんでした。

つまり、Windows 10 の時までの様な形でリセットすることができない...ってわけです。

ならば、筆ぐるめを再インストールしてみようということで確認すると、バンドルのアプリをインストールするためのツール、"ソフトウェアディスク検索" というツールもプログラム一覧にない.... どうも Windows 11 にアップグレードされたことで、こうした富士通の一部アプリのショートカットがなくなってしまったようでした。

-- "ソフトウェアディスク検索"ツールを直接起動する:


上記サイトにもありますが、エクスプローラーを開いて直接起動すれば、このツールは起動するようです。必要であればショートカットアイコンを作成しておくことお勧めいたします。


-- "筆ぐるめ" を再インストールする:

ではさっそく対処法になります。

1) まずは現在まだ残っている筆ぐるめについては、プログラムメニューなどから右クリックしてアンインストールしておきましょう

2) 続いて上記サイトにある手順で、"ソフトウェアディスク検索"ツール(DrvCdSrc.exe)を起動します

3) 左ペインをスクロールして、"筆ぐるめ" をクリックすると、筆ぐるめのプログラムの入ったフォルダ("FudeG")と、インストール方法の記載されたテキストファイルが表示されます

4) テキストファイルをダブルクリックすれば、再インストール方法の説明が表示されます。再インストール方法はバージョンによって異なるようなので、詳細は、


を確認しましょう。今回たまたま拝見した 筆ぐるめ27 の場合には、FudeGフォルダ内の、"c190336652d94321a23a9435251ea494.msix" をダブルクリックすることで再インストールができました。Ver.26-28 は同様のようです。

筆ぐるめを削除して、再インストールすることで従来通りの住所録データは読み込めるようになり、また新規作成もできるようになりました。

通常筆ぐるめの "みんなの筆ぐるめ" フォルダに保存されたデータは、Cドライブのパブリックフォルダ内にあるドキュメントフォルダの中の筆ぐるめフォルダに保存されているので、そこの Databaseフォルダにあるはずなので、住所録がここに残っていれば、通常筆ぐるめが正しく動作するようになれば、読み込まれてまた表示できるようになるはずです。

まだまだもうちょっと年賀状に奮闘する日々...続くんでしょうね。皆様もあきらめずにもうちょっとだけがんばってみてください。

あっ、自分も追加の年賀状書かないと.... 


【2022/01/03更新】

現段階で Windows Update を介して Windows 11 にアップグレードできるPCということになると、その仕様からするとそこそこ新しいもの。おそらくもともと Windows 10 で購入したPCであろうと推測されます。そうしたPCにバンドル版としてインストールされていた筆ぐるめとなると、筆ぐるめのバージョンもそこそこ新しいものと思われます。
ですので、再インストールは、"[筆ぐるめ 26〜28] 再インストールする方法を教えてください" あたりが参考になるものと思われます。

再インストールについては、ご使用の筆ぐるめのバージョンをご確認の上、お試しください。


<参照>




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posted by クリック at 22:41| 東京 ☀| Comment(1) | 年賀状ソフト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする