2022年01月31日

Google ドキュメントで、PDF・画像からテキストデータを抽出する

以前に、以下のような形で、OneDrive 上にアップされたPDFファイルからテキストデータが抽出できることをご紹介しました。


上記でもご紹介していますが、あくまでもこれができるのは一般ユーザー向けに提供されている OneDrive であって、法人向けの OneDrive for Business では、現在もこうしたことはできないようです。

さて今回ご紹介するのは、同様のことを Google ドライブ にアップされた画像ファイルやPDFファイルでも、これが可能であるというもの。ただし、Google ドライブ にアップするだけではなく、Googel ドキュメントという無料でも利用可能な編集ソフトを使用します。


【操作手順】

今回は、Google ドライブにアップされたJPEGデータで確認してみました。

1) まずは、データを Google ドライブにアップロードします

2) 画像データを選択し、右クリック>Googleドキュメント>アプリで開く とクリックします

20220131-1-1.jpg

3) Google ドキュメントが起動し、上部にオリジナルの画像データが、そしてそのあとに、抽出されたテキストデータが編集可能な状態で、Google ドキュメントファイルとして開かれます

20220131-1-2.jpg

今回は、JPEGデータで確認いたしましたが、PDFファイルでも同様です。

20220131-1-3.jpg

PDFファイルにもよるかもしれませんが、今回たまたま Epson プリンターのマニュアルがマイドライブにあったので確認してみましたが、上記にもあるようにそのままGoogle ドキュメントのデータとして変換されて表示されました。
ちょうど、Word で、PDFファイルを読み込んで、Wordデータとして変換したときと同様です。

今回のデータについては、文字化けも少なく結構きっちりテキストを抽出してくれました。


--条件もある:

ただし何でもかんでもこうしてきれいに抽出してくれるわけでもなくやはりそれを上手に行うには、それなりに制限があるのでそれに従ったデータを用意する必要はありそうです。

20220131-1-4.jpg
  • ファイルサイズ 2M
  • 解像度 テキストの高さ 10ピクセル以上 など
こうした条件をクリアすれば、それなりにきちんとテキストデータを抽出してくれそうです。


【G.suiteは有料化へ】

さてそんな中で、先日 Google Workspace の有償化について、様々なメディアで報じられておりました。ちょっとこちらについてもご紹介しておきましょう。



-- Google Workspace とは?:

フリーの Gmail を使用していて、ある時期から起動時に "Google Workspace" というサービス名が表示されるようになったのにお気づきでしょうか? Gmail 自体は、個人でも無料で利用できるものから、法人向けに有償で提供しているものなど様々な形でサービスが提供されています。

20220131-2-1.jpg 20220131-2-2.jpg 20220131-2-3.jpg

要するに、Microsoft 365 のような、Google のクラウドサービスの総称ということです。その中に、今回利用している G Suite というアプリが含まれています。

-- 法人向けプラン:

今回有償化されるのは、法人向けプランになります。

20220131-2-4.jpg 20220131-2-5.jpg

--個人向けプラン:

法人向けとは別に、個人向けにも有料と無料のプランがあります。個人向けプランは、"Google Workspace Individual" というもの。有料プランは、主に個人事業主を対象としています。無料プランでも、Gmailや、G Suite の各アプリは利用できますが、当然ながら有料プランに比べると利用できる機能などに制限があります。

20220131-2-6.jpg 20220131-2-7.jpg

そのサービスの違いについては、"Google Workspace と個人向け Google サービスとの違い" をご参照ください。

コロナ禍もあって、こうしたクラウドサービスへのニーズは上がる一方。Microsoft のクラウドサービス、AmazonのAWS、そしてGoogle Workspace と今後も各社ともサービスの強化は続くんでしょうね。


<参照>





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2022年01月27日

macOS Big Sur 11.6.3 & Safari 15.3 リリーススタート

Office の更新に続いて、macOS および Safari の更新です。Safari については、ちょっと前からブラウジング履歴が漏れる可能性がある不具合が報じされて来ましたが、そうしたものに対する修正が入ったようです。

20220127-2-1.png 20220127-2-2.png
現時点では更新内容に関する情報はUSサイトでのみしか提供されておりませんので、参照先には、後日更新されるであろう日本語サイトと、現在最新情報が更新されているUSサイトの両方をご紹介しておきました。

今回の更新は、macOS 的には現在サポート中になっている 10.15 Catalina、11.0 Big Sur、12.0 Monterey 向けに、また Safari については、Big Sur / Catalina 向けに展開されています。

iOS、iPadOS、tvOS、watchOS などほかのOS向けにも更新プログラムが展開されていますので、ご利用の方は適宜ご確認ください。


<参照>




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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

どうも回線の調子が悪いのか? サーバー側の問題なのか? あるいは Microsoft AutoUpdate の問題なのか? 更新プログラムは検出されるようですが、今日はスムースに更新が動いてくれてません。とりあえず Mac を再起動して情報はお届けできるようになったのでこのまま様子を見ていきます。

さて本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220127-1.png
・Microsoft Excel 16.58.22012600
・Microsoft OneNote 16.58.22012600
・Microsoft Outlook 16.58.22012600
・Microsoft PowerPoint 16.58.22012600
・Microsoft Word 16.58.22012600

リリースノート、ブログともに、更新内容および Office for Mac 向けの情報は特にございませんでした。久しぶりに更新された Office Insider Blog では、フィードバックによって、それが製品にどう反映されていくか?フィードバックがいかに大切なのか?について、Excelチームの方が紹介している一方で、Windows 版 Excel 向けではありますが、Office Script が、デスクトップ版 Excel でも利用可能になったことが紹介されています。


Windows 版 Office もご利用の方で、さらに Office Script についてお使いの方は一度ご覧になってみてください。




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2022年01月26日

Cリリースで提供されている KB5009596 について

本日、Windows Update にて提供されている KB5009596。以前にもご紹介していますが、月末などに配信される更新プログラムは、Cリリースとか、Dリリースなどと呼ばれています。


セキュリティの更新というよりも、機能更新にまつわる更新プログラムで、通常であれば翌月の更新プログラムに含まれてくる内容になります。要はその一部の機能的な不具合を解消するために早めに提供されているというものになります。

さてこうした更新プログラムですが、これまで何度か?ご紹介していますが、Windows 11 Ready な PC を、Windows 10 のまま利用しているようなケースでは、これまでご紹介してきているケース同様、検出すらされません。

20220126-1-0.jpg 20220126-1-1.jpg

もし適用される場合には、これまでにもご紹介していた通り、"今は、Windows 10 の使用を継続します" をクリックして一旦解除してあげる必要があります。


【KB5009596について】

かなり広範囲にわたる機能の更新が追加されています。

20220126-1-2.jpg

来月の更新で正式には追加されるでしょうから、上記のハイライトで紹介されているような不具合で現在困っているのであれば事前に適用してみてもいいかもしれませんが、特に困っていないのであれば、急いでインストールする必要はないので2月の更新まで待ってみてもいいかもしれませんね。


<参照>



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2022年01月25日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

前回は一部の更新プログラムがなかったりしてましたが、今回は全ての更新プログラムがあるようで、バージョン的にはこれでまた全て同一バージョンとなりました。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220125-1.png
・Microsoft Excel 16.58.22012401
・Microsoft OneNote 16.58.22012401
・Microsoft Outlook 16.58.22012401
・Microsoft PowerPoint 16.58.22012401
・Microsoft Word 16.58.22012401

現時点で、リリースノート、ブログなど特に新しい情報は公開されておりませんでした。

昨年情報としてちょっと紹介されたことがある、PowerPoint の Cameo Plug-in


ブログの中では、"available in early 2022"  とあるので、いつになるのか?期待しているわけですが、まだ Beta Channel にもおちてはきておりません。

PowerPoint をよりパワーアップしてくれるツールとして、期待しているんですがいつになることやら...




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2022年01月24日

Windows 10 20H2 のサポート終了と、Windows 10 21H2 の自動配信のスタート

昨年、Windows 10 Ver.2004 についてのサポート終了について取り上げました。


今回は年も明けて次にサポート期限がくる、Windows 10 Ver.20H2 についてご紹介です。


【サポート終了は、2022年5月22日】

2021年12月14日には、Windows 10 Ver.2004 のサポートが終了し、年が明けてもう1月末となりますが、5月には次のバージョンでもある Windows10 Ver.20H2 のサポートが終了します。

20220124-1-1.jpg 20220124-1-2.jpg

さてそれに伴い、昨年11月に公開された、Windows 10 November 2021 Update/Ver.21H2 の自動配信がスタートしているようです。Windows 10 20H2 の "既知の問題とお知らせ" には、「Windows 10 バージョン 21H2 に自動的に更新するサービスの終了に近づいている、Windows 10 バージョン 20H2 のデバイスを対象とした機械学習 (ML) トレーニングのロールアウトの第 1 段階も開始しました」("Windows 10 バージョン 21H2" より引用)とあり、同様のことが、「Windows 10 バージョン 20H2 および Windows Server バージョン 20H2」の中でもアナウンスされております。

まだ、20H2 をご利用の方の場合には、順次自動更新されていくことになります。

20220124-1-3.jpg

スタート>設定>更新とセキュリティ

と開いたときに、Windows 10 21H2 の表示と、"ダウンロードしてインストール" の表示があるかたは、なるべくほかの Update などと重ならいうちに早めに Update を済ましてしまった方がいいかもしれませんね。

PCの能力や、ネット回線の状況にもよりますし、PC自体の動作状況にもよりますが、Windows 10 Ver.20H2 から、Ver.21H2 へのアップデート自体はさほど時間はかかりません。通常の毎月のアップデートとさほど変わらない程度で完了いたします。


<参照>




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2022年01月22日

Microsoft Updateカタログから更新プログラムを入手する

Windows の更新プログラムは、重要なものは自動的に更新が行われますが、オプションとして配信されているものや、どうしても急いで更新しないといけないようなケースの場合、手動で行います。

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通常、

スタート > 設定 > 更新とセキュリティ とクリックして、Windows Update を実行する.... そんな形で実行します。上記の画像にもありますが日々様々な更新プログラムが提供されていますので、その更新履歴を見ると、どんなものが更新されたのかが一目瞭然です。


【更新プログラムの提供方法】

さてそんな更新プログラムのリンクをクリックすると、その更新プログラムの情報のサイトに接続されます。以下は、先日配信された、"KB5010793" の例です。

20220121-3-2-1.jpg 20220121-3-2-2.jpg


-- 提供方法にはいくつかある:

さてこうして表示された該当サイトをスクロールして見てみると "この更新プログラムの入手方法" という項目があります。

20220121-3-2-3.jpg 20220121-3-2-4.jpg

すでにご存じの方も多いと思いますが、上記からもお分かりいただけるように、更新プログラムを入手する場合、何も "更新とセキュリティ"(Windows 10/11) や、Windows Update の画面から行う以外にも、"Microsoft Update カタログ" を利用して直接ダウンロードできるものも多々あります。


【Microsoft Update カタログから更新プログラムをダウンロードする】

Windows Update で更新しようとしてもなかなかうまくいかないケースで、場合によっては、"Microsoft Update カタログ" から行えばうまくいくケースもあったりします。もちろんうまくいかない場合、そのエラー内容もまちまちですので、何でもかんでもというわけではありませんが、Microsoft Update カタログからスタンドアロンインストーラーをダウンロードして、Update を実行してみるというのも一つの方法というわけです。

20220121-3-3-1.jpg 20220121-3-3-2.jpg 20220121-3-3-3.jpg

更新プログラムの番号がわかれば、上記のように Microsoft Update カタログのサイトより、検索のところに "KB〜" と番号を入れて検索。あるいは更新プログラムのリリースノートより、"Microsoft Update カタログ" へのリンクをクリックすれば、該当プログラムにたどり着きます。

20220121-3-3-4.jpg

あとはご利用環境にあった更新プログラムの "ダウンロード" をクリックすれば、スタンドアロンインストーラーのダウンロードが始まります。ダウンロード後、ダブルクリックして実行すれば、更新プログラムのインストールがスタートいたします。


<参照>



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2022年01月21日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

ここに来て頻繁に、そしてけっこうばらばらで、更新プログラムが到着するようになりました。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220121-1.png
・Microsoft Excel 16.58.22011905
・Microsoft PowerPoint 16.58.22011905
・Microsoft Word 16.58.22011905

リリースノートやブログなどで公開されている更新内容に関する情報は今回もございませんでした。

ただしOutlook チームについては、"Outlook for Mac - Release notes for Beta Channel builds" の中で、

2022年1月3日・5日配信 Version: 16.58 (22010302) & 16.58 (22010406)
2022年1月10日・12日配信 Version: 16.58 (22010904) & 16.58 (22011201)

に関する修正内容について、情報として更新されてるようです。日本語のサイト "Outlook for Mac - ベータ チャネル ビルドのリリース ノート" も、1月3日・5日の修正内容については紹介されております。 こちらも是非ご参照ください。





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2022年01月19日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

リリースノートや、ブログなどは更新されなくても更新プログラムはどんどんやってきます。もう更新情報を更新するの自体が追いついていないのが現状のようです。

さて本日配信されている更新プログラムは以下の通りです。

20220119-1.png
・Microsoft Excel 16.58.22011705
・Microsoft OneNote 16.58.22011705
・Microsoft Outlook 16.58.22011705
・Microsoft PowerPoint 16.58.22011705
・Microsoft Word 16.58.22011705

現時点では、リリースノート、ブログともに今回の更新内容に関する情報は公開されておりませんでしたので、機会があれば何かしら情報が公開されましたら改めてご紹介させていただきます、

相変わらずコロナが世界中で猛威を奮っております。こういうのもこうした開発や修復など、プログラムの更新に影響はあるんでしょうね。限られた環境で対応していくしかないことは、利用者ばかりではなく開発側も一緒。従来のように、修正や開発、そしてそれに伴う情報発信がなかなか進まないという部分は、お互い様と考えるべきなんでしょうね。




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2022年01月18日

解決!「互換モードのファイルに挿入されたオブジェクト(画像やWordArtなど)のサイズ変更ができない」

これまで2度にわたってご紹介してきた互換モード文書の問題。


実はその後も更新プログラムが到着しておりましたがなかなか改善には至っておりませんでした。


Microsoft コミュニティでみてみると、1/13に配信されてきた Ver.2112(ビルド 14729.20260) で改善されたとの報告もあったんですが、自分の環境では、この更新プログラムの適用後も改善されない状態が続いておりました。


-- 更新プログラムが適用されてもすべての人にすぐに適用されないこともある:

今回の更新プログラムもこれに該当するものと思われますが、以前 Word の開発チームの方とお話しした際に、更新プログラムの展開方法の一つとして、プログラム自体は該当バージョンで提供していても、その機能が有効になるまで多少時間差を設けて順次適用されるような形で展開されることがあることを伺ったことがあります。

20220118-2-1.jpg

Office Insider プログラムは当然なわけですが、今回の不具合の更新についても、このブログでもご紹介したように、最初に、Office Insider Beta Channel /Insider Fast 向けに提供され、その後、Current Channel(Preview)/Insider Slow 向けに提供されてきました。

そして Ver.2112(ビルド 14729.20260) において通常版に適用されたわけですが、これについてもすべてのユーザーに一気に展開するわけではなく順次その適用範囲を広げていくような形だったようです。


ということで、互換モードのデータについては、とりあえず一段落。

もっともまだうちのは改善していないよ?という方もいらっしゃるかもしれませんが、すでに通常版にて展開されているので順次改善していくものと思われますので、もうちょっとだけお待ちください。

さてもう一つご紹介している、互換モードのデータを通常のWordデータに保存しなおす際の問題はまだありますが、こちらも何か続報がありましたら、改めてご紹介いたします。


<参照>




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KB5010793 の更新プログラムが検出されない

本日、オプションの品質更新プログラム KB5010793 の配信がスタートしております。

当然ながらその提供先は、現在サポート対象となっている Windows 10  21H2/21H1/20H2Windows 11 となります。それ以前(Windows 10 2004以前)のバージョンには提供されません。

内容については、昨日ご紹介した VPN 接続に失敗するといった問題の修正も入っていますので是非インストールしてみてください。


【KB5010793が検出されない】

さて今回は、更新プログラムの内容というより、内容以前にこの更新プログラムがご利用環境によっては検出されないことがありますのでその場合の対処法についてご紹介です。

以前にも、Windows 11 Ready な PC を、Windows 10 の状態で、例えば Ver.21H1 などで運用していた場合、Windows 10 November 2021 Update が表示されない件についてご紹介いたしました。


実は、今回のオプションの品質改善プログラムについても、上記の記事でご紹介したように、Windows 11 Ready な PC では、いったんこれを解除しないと、検出されません。

20220118-1-1-1.jpg 20220118-1-2-1.jpg

以下は、Windows 10 21H2 に更新されたPCですが、Winodws 11 Ready なため、いくら更新をかけても今回の修正プログラムは表示されませんでした。「Windows 10 November 2021 Update をインストールする」の中でもご紹介したように、"今は Windows 10 の使用を継続します" をクリックして解除すれば、ちゃんと検出されて、Updateが可能なので、表示されない場合には、いったん解除して行ってみてください。

20220118-1-3.jpg

アップデート完了後は、再度 "インストールの準備が完了したかどうかを確認する" をクリックすれば、従来のような表示に戻すことも可能です。このあたりは、必要に応じてお試しください。


<参照>




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2022年01月17日

KB5009543/KB5009566 によるVPNへの影響

1月(日本時間 2022/01/12)に配信された更新プログラム

20220117-1-1.jpg 20220117-1-2.jpg
  • KB5009543(Windows 10 20H2/21H1/21H2)
  • KB5009566(Windows 11)
の影響で、現在 VPN(L2TP IPsec)による通信ができないというトラブルが発生しています。

すでに様々なメディアでも取り上げられていますし、Microsoft の Web サイトでも既知の問題として、この2つの更新プログラムが影響していることも紹介されております。

20220117-2-1.jpg 20220117-2-2.jpg 20220117-2-3.jpg

Windows 10 においては、Support サイトだと、Windows 10 20H2/21H1/21H2 となっていますが、DOCSによれば、

20220117-2-4.jpg

にあるように、クライアント/サーバーを含め広範囲に影響しています。この問題はすでに確認されており、Microsoft 側でも調査中となっています。今後の更新プログラムの提供をお待ちください。

更新プログラムを削除などロールバックすることで一時的に回避はできるようですが、推奨されません。次の更新プログラムの配信をお待ちいただくことをお勧めいたします。


<参照>




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2022年01月15日

Word に音声による検索機能が追加

2022年1月13日に投稿された Office Insider Blog によると、Microsoft Word の検索ボックスを利用した検索に、音声による検索機能が追加されました。

日本語でも利用可能になっています。


【利用方法】

1) Word を起動し、新規作成文書画面を立ち上げます

2) Word のタイトルバーにある検索ボックスのマイクボタンをクリックします

20220114-2-1.jpg

3) "聞き取り中..." の表示になったら、マイクに向かって話します

20220114-2-2.jpg

4) 検索された項目が表示されます

20220114-2-3.jpg


【利用可能な必要環境】

この機能はまだ Office Insider Beta Channel ユーザー向けに展開されている機能です。ご利用にあたっては以下の要件を満たしている必要があります。


-- 必要要件:
  • マイクが有効になっていること
  • インテリジェントサービスがONになっていること

-- 利用可能バージョン:

Beta Channel Version 2111 (Build 14701.20248)
またはそれ以降


** 現在リリーススされているバージョンでは、

通常版: Ver.2112(ビルド14729.20260)
最新チャンネル(プレビュー)/Insider Slow: Ver.2201(ビルド 14827.20060)
ベータチャンネル/Insider Fast: Ver.2202(ビルド14907.20000)

となっております。

バージョンやビルド番号が、該当のものよりも進んでいても、あくまでも Beta チャンネル向けにしかこの機能は提供されておりません。


-- 既知の問題:

一部検索結果がドロップダウンリストボックスに表示されないケースもあるようです。
こちらについては、現在改善に向けて対応中のようです。



<参照>



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2022年01月14日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

先日から、この SEESAA ブログがシステム側の不具合でページが表示されなかったり、正しく表示されなかったりとトラブルが続いておりますが、記事の追加はできるようなので、情報は随時更新してまいります。

さて本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220114-1.png
・Microsoft AutoUpdate 4.43.22011101
・Microsoft Excel 16.58.22011201
・Microsoft OneNote 16.58.22011201
・Microsoft Outlook 16.58.22011201
・Microsoft PowerPoint 16.58.22011201
・Microsoft Word 16.58.22011201

年が変わっても、リリースノート、ブログともに情報がアップされないためご紹介できることはありませんが、情報が公開されましたら改めてご紹介させていただきます。

さてこのブログいつになったらまた普通に見られるようになるのか?

今はちょっとこっちの方が問題です。SEESAAさん、早く復旧願います。




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2022年01月12日

Word for Mac で「スクリーンショット」がうまく機能しない

スクリーンショットの機能については、Windows 版でも、Mac 版でも同様にご利用いただける機能になりますが、Mac 版でこのスクリーンショットの機能を利用して画面をキャプチャーしても思った通りにキャプチャーできないケースがあります。

20220112-1-1.jpg

今回はこんなトラブルについてご紹介いたします。


【macOS 10.15 Catalina 以降】

今回のような制限がかかるのは、 macOS 10.15 Catalina 以降になります。以前にもご紹介いたしましたが、当然、Microsoft 365 がサポートしているのは、先日、macOS 12.0 Monterey の登場で、
  • macOS 10.15 Catalina
  • macOS 11.0 Big Sure
  • macOS 12.0 Monterey
の最新版を含む3つのOSまで。それ以前の、OSはすでにサポート対象外になっています。


上記の通りです。

この macOS 10.15 Catalina からは、これ以外にも大きな変化がありました。 macOS 10.14 Mojave までであれば、32ビットアプリケーションが動作していたわけですが、この macOS 10.15 Catalina からは、64ビットアプリケーションしか動作しないような仕様に変更されました。当然、Mojave から、Catalina にアップグレードすると、容赦なく、32ビットアプリは切り捨てられてしまいます。


-- "セキュリティトプライバシー" の設定もさらに厳しくなった:

そして、今回の Word の "スクリーンショット" の機能に影響が出てくる部分が、"セキュリティとプライバシー" の機能の部分にもなります。これがこれまでよりもさらに厳しくなったため、Microsoft Word に限ったことではなく、遠隔操作を行うようなソフトや、Adobeの製品、Zoom、Microsoft Teams などの画面共有をするようなオンラインミーティングアプリなどでも影響がでてきます。


【対策】

では具体的に、Word のスクリーンショットを起動するとどうなるのか?確認してみましょう。

1) Word を起動して、さらに Safari などのブラウザで、Google Map を起動します

2) Word の画面で、挿入>スクリーンショット>画面の領域 とクリックします

3) 自動的にWordの画面はいったん最小化され、背後に残った Safari の画面が表示されますので、ドラッグして範囲してします

4) 完了後、Wordに張り付いた画像を確認すると、ご覧の様に地図ではなく、背景の画像の一部がキャプチャーされます


これは、今回ご紹介した画面収録権限を、Word に与えられていないから発生する症状です。

-- 回避策:

さて回避策になります。回避策というよりも、画面収録を Word に許可してあげる必要があります。

20220112-1-2.png

1) アップルマーク>システム環境設定>セキュリティとプライバシー と開きます

2) システム環境設定の画面左下のカギのマークをクリックして、一旦ロックを解除します。パスワードの入力を求められますので、Macの起動時に入力しているパスワードを入力します。パスワードを設定していない場合には、空のままで、Returnキーを押せばロックが解除されます

3) 左ペインの "画面収録" をクリックし、右ペインの "プライバシー" をクリックします

4) Word などいくつかアプリが表示されていると思いますが、今回は Word にチェックを入れてあげます

5) 再び鍵のマークをクリックしてロックして完了します

こうして Word for Mac に "画面収録" の権限を付与してあげれば、正しくスクリーンショットが機能するようになります。


<参照>




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2022年01月11日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

明日は、Windows Update な日なわけですが、最近ではクイック実行版の Office については、往々にして前日にくることが多く、案の定、Windows 版の Office の更新プログラムは本日配信されて来ておりました。

さて Mac 版も、同様に本日新しい更新プログラムが到着しております。
本日配信されて来た更新プログラムは以下の通りです。

20220111-1.png
・Microsoft Excel 16.58.22010904
・Microsoft OneNote 16.58.22010904
・Microsoft Outlook 16.58.22010904
・Microsoft PowerPoint 16.58.22010904
・Microsoft Word 16.58.22010904

ついでに、
Microsoft Edge Canary 99.1131.2201090
なんてのも Microsoft AutoUpdate 経由で配信されて来ておりました。

リリースノート、ブログともに特に今回の更新に関する情報はございませんでした。
情報が公開された折には、機会があれば改めてご紹介させていただきます。

Windows 版の Word では、互換モードのファイルの扱いに関する不具合が昨年の12月から発生しておりますが、いつ修正されるのか?と期待しつつ、更新プログラムがくるたびに確認してますが、本日公開されたバージョンではまだ修正されていないようです。早く治ってもらいたいんですが、さていつになることやら...




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2022年01月10日

Mac 版 McAfee で、ファイアーウォールが "警告!"と表示される

ちょっと困ったので備忘録を兼ねてご紹介しておきます。

macOS 11.0 Big Sur あるいは、macOS 12.0 Monterey をご利用のケースで、McAfeeのインターネットセキュリティをインストールしたものの、インストール直後から、ファイアーウォールが有効にならず "警告!" が消えないというトラブルに遭遇いたしました。

20220110-1-1.jpg 20220110-1-2.jpg

上記の画像は、McAfeeのサイトで macOS Big Sur で発生するトラブルに対する対処法が紹介されているサイトのものですが、画像は英語版ですが、まさにこんな感じでインストール完了直後から "警告" が消えないという状況。

McAfeeのファイアーウォールの設定を開いて、ロックを解除して、ファイアーウォールを有効にしても、いったん終了して開きなおしてみるとファイアーウォールは無効のままで、有効にならないという状況でした。

"macOS 11 Big Sur で McAfeeファイアウォールを有効にする方法" で紹介されている回避策には、McAfeeはあきらめて、macOS のファイアーウォールを有効にして使用する...なんて回避策も表示されてはいますが、McAfee をいれているのにこれもどうか?って思っちゃいますよね??


【回避策】

今回遭遇したのは、macOS 12.0 Monterey でのことでしたが、以下にもあるように、Big Sur と同様の対応をすることでこのトラブルを回避できることを確認いたしました。

20220110-1-3.jpg

それが上記のものです。簡単にその操作方法をご紹介いたします。

1) Appleマーク>システム環境設定>セキュリティとプライバシー とクリックして開きます

2) 全般タブを開いて、左下のカギのマークをクリックして、Mac起動時に入力しているパスワードを入れてロックを解除します

3) 画面の下部に、"McAfeeSystemExtentions" が許可を求めているというようなメッセージがでているので、こちらの "許可" をクリックします

4) 再度確認の画面が表示されるので、もう一度 "許可" をクリックします


こうすることで、macOS 12.0 Monterey 上でも、McAfeeのファイアーウォールが有効になります。


<参照>





デアゴスティーニ

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2022年01月09日

Windows 11 へのアップグレードを途中でやめたい

Windows 11 の仕様を満たしている Windows 10 を搭載した PCの場合、設定 > 更新とセキュリティ と開くと、以下のようなアップグレードを薦める画面が表示されます。

20220109-1-1.jpg 20220109-1-2.jpg

また以前にもご紹介しましたが、上記の右の画像の様に、タスクバーにも、"Windows 11 へのアップグレードの準備が完了しました" と表示されてたりすると、気になってしまいますね。

また、


のような画面が出て促されることもあります。

ただしこの表示は出てても、あくまでもアップグレードは自動では行われません。タスクバーのところをクリックしても、"更新とセキュリティ" の画面が表示されるだけです。

当然ながら Windows 11 を利用するための最小限の仕様を満たさない PC にはこうした表示も出ないし、アップグレードも当然自動では行われることもないので問題ないかと思います。


【アップグレードされてしまった??】

Windows 11 へのアップグレード方法には...
  1. 「更新とセキュリティ」の画面からアップグレードを行う
  2. Microsoft の Web サイトからダウンロードしてアップグレードを行う
といった2つの方法があります。

いずれの方法にせよ、その仕様を満たしているPCであっても、現時点では自動でアップグレードされるされることはありません

--アップグレードがスタートしてしまった場合:

Windows 11 について紹介している "Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する"  の中で、"機能の廃止と削除" のところでは、Windows 10 までにあった機能が、Windows 11 になるとなくなってしまったりするようなものが紹介されています。OS自体でもこうして、Windows 11 になることでなくなる機能もあったりしますが、当然ながら Windows 10 までであれば利用できていたアプリケーションが、Windows 11 になったら利用できなくなる...そんなケースも多々考えられます。

なので、Windows 11 Ready な PC であっても、安易にアップグレードしてしまうと、「あのアプリが使えなくなった」「あのアプリがエラーになって正しく動作しない」などといったことは当然想定されるトラブルに遭遇することになります。そうした意味で、Windows 11 へのアップグレードをまだ行えないという方もいらっしゃるでしょう。

ではそんな中、誤ってクリックしてしまいアップグレードがスタートしてしまったらどうしたらいいのか?

基本的には、インストールがスタートしてしまうと途中でやめることはできません。逆に途中でやめてしまうのはトラブルのもとにもなります。アップグレードが始まってしまった場合には、一度アップグレードが完了するまで待ってから、再度元の Windows 10 に復元する必要があります。


【Windows 10 に復元する】

macOS って一度アップグレードしてしまうと、バックアップでも取っていない限り元に戻せないのに対して、Windows 10 の場合には、インストール後、10日以内であれば元の状態に戻すことができます。

スタートボタン>設定>システム>回復>回復オプション

と開いて、「復元」をクリックします。


-- 10日以上過ぎていて「復元」もできない場合:

残念ながら「復元」ができない場合には、リカバリや、Windows 10 の インストール用メディアなどを作成して、改めて Windows 10 をインストールしなおすしかありません。


時々こうしてアップグレードがスタートしてしまったという相談を受けることがありますが、今回ご紹介したようにすでにスタートしてしまった場合には、慌てずにまずはアップグレードを完了させてしまいましょう。

むやみに終了させたり、当然ながら強制終了なんてさせたりするのはトラブルの元です。

アップグレードが完了してから、"復元" すればいいだけです。


*** 本日この記事を書いていて、Windows 10 21H2 や Windows 11 のダウンロードサイトについて確認していましたが、どうも現在の段階では、サイト側の問題でダウンロードサイトが開けないようですので、Windows 11 のダウンロードサイトにアクセスしようとされている方は、しばらく時間を空けて改めて試してみてください。

USサイトは問題ないようなので、日本のサイトのみの問題のようです。



【2022/01/21更新】

Windows Update の画面に時々以下のようなオプションの更新プログラムが検出されることがあります。

20220121-2-1.jpg 20220121-2-2.jpg

もちろん必要なものを更新していただくのは構わないのですが、あくまでもオプションですので、現時点ですぐに更新しないといけないわけでもありません。

ただしここを開いた時に、こうした Windows 11 Ready な PC の場合には、上記の右側の画像にもあるように、"Windows 11 へのアップグレード" といった項目が表示されることがあります。

こちらにチェックを入れて、"ダウンロードしてインストール" をクリックしてしまうと、ダウンロードがスタートしてしまいますのでくれぐれもアップグレードを控えている方はご注意ください。


<参照>



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2022年01月07日

互換モードが解除できない【Word】 続報

昨日、互換モードで保存したファイルを改めて名前を付けて保存として、Word文書(.docx)形式に変更しても、互換モードは解除されないことをご紹介しました。


DOCX形式のファイルなのにタイトルバーには、"互換モード" の表示があるという非常におかしな状態で、Word 2013 で検証したところではこの症状が確認できず、普通に Word 文書として保存しなおされるので、おそらく Word 側の問題であろうということでご紹介させていただきました。


-- ロールバックでは改善なし:

Office Insider 版も通常版も、今回のものについては同様の症状でした。そこで前回は通常版を、ロールバックしたりもしてみましたが、2021年10月の状態に戻しても同様であることを確認。

つまりかなり前からこうしたことになっていたということになります。

ということで引き続き本日検証してみたところ回避する方法を確認できましたので、ご紹介させていただきます。


【ファイルの種類を変更するだけではダメ】

まず結果から申し上げますと、一度 "互換モード" に変換されたファイルは、単純に名前を付けて保存として、"Word文書" と変更して保存しなおしても、互換モードは解除されないようです。

本来であれば、この手順だけでも、互換モードから、きちんと Word文書 として保存されるべきなんでしょうけどね。いつぐらいからこうなってしまったのかは不明です。

Word 2013 まではこれで問題なく変わっていたわけですが... 以下が、その検証の過程になります。

-- Word 2013 での検証:

1) 互換モードで作成されたファイルを開きます

20220107-1-1.jpg

2) ファイル>名前を付けて保存として、ファイルの種類を、Word文書に変更し保存をクリックします

20220107-1-2.jpg

3) ファイルがアップグレードされる旨のダイアログが表示されます

20220107-1-3.jpg

4) OK をクリックすると、互換モードが解除されて、Word 文書(DOCX形式)で保存され、開いても、タイトルバーには、"互換モード" といった表示は出てきません

20220107-1-4.jpg


-- Word 365 で同様の手順で検証:

1) 互換モードで作成されたファイルを開きます

20220107-2-1.jpg

2) ファイル>名前を付けて保存として、ファイルの種類を、Word文書に変更し保存をクリックします

20220107-2-2.jpg

3) ファイルが保存されますが、タイトルバーには、"互換モード" の表示が残っています。すなわち、DOCX形式の互換モードファイルが作成されてしまうわけです

20220107-2-3.jpg

この手順で、Word 2013 の時とちょっと違うのは、保存の際にアップグレードされるといったメッセージが出てこないこと。

つまりこの手順だと、DOCX 形式に保存されますが、"互換モード" が生きたままの状態ということなわけです。Word 2013 と同じ手順ではダメなわけですね。ただし、おそらくこれは Word 側の問題だと思われます。本来は、アップグレードされると表示されて Word 文書となるべきなのでしょうね。


【回避策】

では互換モードのファイルを、通常のWord文書形式にするにはどうしたらいいのか?
最終的には、Word側が修正されて、Word2013 までの時の様に、ファイルの保存時にファイルの種類を変更すれば、きちんと変換してくれればいいわけですが、それができない現状では以下の方法で対応する必要があります。


A) 保存の手順を変更する:

データの保存時に、保存場所を指定します。単純なことですがこれでやれば Word 2013 までの時と同じようにきちんと Word文書として保存することができます。では手順を見てみましょう。

1) 互換モードで作成されたファイルを開きます

20220107-2-1.jpg

2) ファイル>名前を付けて保存 とします。この際保存先を、"参照" をクリックして保存場所を指定し、ファイルの種類をここで "Word 文書" として保存します

20220107-3-1.jpg 20220107-3-2.jpg

3) Word2013 の時と同様にファイルがアップグレードされることが表示されます

20220107-3-3.jpg

4) OKで閉じれば、"互換モード" の表示はされずに、"Word文書" として保存されます

20220107-3-4.jpg

以上の形で保存すれば、互換モードは完全に解除され、"Word文書" として保存されます。


B)ファイルの種類を変更する:

そしてもう一つの方法が、"ファイルの種類の変更" を利用する方法です。

1) 互換モードで作成されたファイルを開きます

20220107-2-1.jpg

2) ファイル>エクスポート>ファイルの種類の変更 と開いて、"文書ファイルの種類" のところで、"文書(*.docx)" をクリックして選択し、"名前を付けて保存" をクリックします

20220107-4-1.jpg

3) "名前を付けて保存" のダイアログが表示されますので、"保存" をクリックします

20220107-4-2.jpg

4) ファイルをアップグレードする旨のダイアログが表示されますので、OKをクリックします

20220107-3-3.jpg

4) 保存されたファイルには、タイトルバーを見ても互換モードの表示はなく、Word文書(DOCX形式)で正しく保存されたことが確認できます

20220107-4-3.jpg


ということで、いずれかの方法で回避する必要があるようです。こちらについても、どちらの方法でもきちんとファイル変換ができるように改善されるまで、しばらくお待ちいただく必要はありそうです。


<参照>



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2022年01月06日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Windows 版の Word の不具合でアタフタしてたら、その合間にも Mac 版の Beta Channel にも更新プログラムが到着しておりました。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220106-3-1.png
・Microsoft Excel 16.58.22010406
・Microsoft OneNote 16.58.22010406
・Microsoft Outlook 16.58.22010406
・Microsoft Word 16.58.22010406

PowerPoint には更新は届いておりませんでした。

今回の更新内容に関する情報は、リリースノート、ブログともにございませんでした。今後情報が公開された折には、機会があれば随時ご紹介したいと思っていますので、いましばらくおまちください。

【2022/01/08更新】

PowerPoint の更新プログラムも遅れてやって来ました。

20220108-1.png
・PowerPoint 16.58.22010406

これで一応出揃った感じになります。




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互換モードが解除できない【Word】

現在、Wordの互換モードで保存されたデータを、Word2016/2019/365 で開いた際に、オブジェクトのサイズ変更やワードアートのサイズ変更、図形の頂点編集、描画キャンバスのサイズ変更などができないというトラブルが発生していることについては、以下のように2度ほど取り上げさせていただきました。


続報では、Beta Channel では、先日、Ver.2202(ビルド14901.20000)にて改善されたということもご紹介しましたが、また新たな不具合が確認されましたのでご紹介させていただきます。


【DOCとDOCX】
  • 〜.doc:Word97-2003文書
  • 〜.doxc:Word文書
ご存じのように、今回問題になっているファイルは、上記でいうと、〜.doc 形式で保存された Word 97-2003 文書、いわゆる互換モードの文書データになります。

さて今回確認したトラブルは、DOC形式で保存されたデータを、DOCX形式に保存しなおしても互換モードが解除されない.... そんな症状です。

--再現方法:

1) Word を起動し、画像などを挿入し、Word 97-2003形式で保存します。

20210106-1-1.jpg 20210106-1-2.jpg 20210106-1-3.jpg

当然ながら保存された互換モードのデータを開けば、3枚目の画像の様にタイトルバーにはファイル名の後ろに、"互換モード" と表示されます。今回ちょっとファイル名に、"互換モード"とつけてしまったのでわかりずらいと思いますが、ファイルの拡張子もタイトルバーを見ると、"〜.doc" ってあるので、拡張子でも確認できるかと思います。

2) 続いてこのファイルを、改めて名前を付けて保存として、"Word 文書"(〜.docx)形式で保存しなおします。

20210106-2-1-1.jpg 20210106-2-2.jpg 20210106-2-3.jpg

保存直後の画像が左のもの。ここですでにタイトルバーにも、"〜.docx" とあるもののその脇に、"互換モード" の表示も残っています。デスクトップ上に保存されたファイルのアイコンをポイントすると、二枚目の画像にもあるように "Word文書" つまり、"DOCX 形式" になっていますが、やはり開いてみると、3枚目の画像にあるように互換モードデータとして開かれます。

ファイルの拡張子は、"〜docx"(Word文書) 形式ですが、"互換モード" の表示は残ったままで、ワードアートなどを開くと互換モードならではの旧来の ワードアートが表示されます。

同様の操作を、Word 2013 にて確認しましたが、こちらは問題なく、ファイルを保存しなおせば、互換モードは解除され、〜.docx ファイルとして機能することを確認いたしました。


【Office Insider 向け製品でも同様】

今回のこのトラブルは、何も通常版でのみ発生しているものではなく、Office Insider 向けの、Beta Channel / Current Channel(preview) でも発生しております。

さらに以前にもご紹介しましたが、日本だけで発生しているものではなく、海外でも同様のトラブルが発生しております。

前回、Beta Channel では、オブジェクトのサイズ変更、頂点編集などができるようになったことをご紹介いたしましたが、今回のような、互換モードのデータを通常モードに変換したにもかかわらず、"互換モード" の表示が改善されない点については、現在も引き続き発生しております。


【ロールバックしてみる】

どうも一旦互換モードに変換したファイルを再度Word文書として保存しなおしても、互換モードが解除されないという症状はかなり前からあるようでした。普段あまりそんな使い方しませんから、なかなか気が付かないところなのかもしれませんね。

前回の件も踏まえてロールバックしながら検証してみましたが、2021/10/25 に配信されている Ver.16.0. 14527.20226 でも同様でした。一度互換モードとして保存されたファイルを、Word文書として互換モードを解除して保存しなおしても、ファイル名的には互換モードが解除されても、機能的には互換モードが解除されない状況のようです。

こうなるとあとは修正されるまで待つ以外になさそうですね。同様の操作を、Word 2013 でやってみておりますが、こちらは問題なく互換モードのデータであっても、Word文書として保存しなおすと機能的にも互換モードは解除されて問題ないことを確認しておりますので、Word側の不具合かと思われます。


Word データの互換モード周りのトラブルは、完全に収束するまでには時間がかかるようで、もうしばらく続きそうです。今回の件もフィードバックしていますので、今後この辺りについても進展がありましたら、改めてご紹介させていただきます。


<参照>




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2022年01月05日

「互換モードのファイルに挿入されたオブジェクト(画像やWordArtなど)のサイズ変更ができない」続報

以前に以下のようなトラブルが発生していることを取り上げさせていただきました。


このトラブルは、
  • Word 2016/2019/365 Ver.2111(Build 14701.20226)
    /Ver. 2111 ビルド 16.0.14701.20204
  • Word 97-2003 (互換モード)のファイル
で発生しているトラブルですが、上記の中でも追加情報としてご紹介していますが、Office Insider 向けの Beta Channel/Current Channel(preview) といったすべての Word で発生しておりました。

さらに言うとこのトラブルは、Microsoft Community (USサイト)を見ても同様のトラブルが報告されており、日本語版に限ったことでもないことが、ご理解いただけると思います。
さて、その後も、Office Insider 向けには更新プログラムが配信されてきてはおりましたが、今回の不具合については結局 2021 年内には解決に至りませんでした。

そして昨日、Office Insider Current Channel(preview)に、Ver.2112(ビルド14729.20194)が配信され、本日通常版にも同じバージョンが配信されてきておりましたが、確認したところ残念ながらまだこのトラブルの改善には至っていないようでした。

しかし、本日 Office Insider Beta Channel にも更新プログラムが到着しており、本日の更新で Ver.2202(ビルド14901.20000)となりました。そして確認したところ.....

20220105-1-1.jpg 20220105-1-2.jpg

以前はできなかった
  • 折り返しが設定されている画像サイズの変更
  • ワードアートのサイズ変更
  • 図形の頂点編集
といった操作が問題なくできるようになっていることを確認いたしました。

Office Insider でも、Insider Slow となる Current Channel(preview)の方では、昨日到着した際にはまだ進展なかったわけですが、Insider Fast となる Beta Channel では、改善されたので、ぼちぼち今回のトラブルの解決が近づいたようです。

恐らくBeta Channel に配信して様子を見て一定期間を経て問題なければ Current Channel (preview)へ、そして通常版へと配信されてくるかと思います。通常版への配信はもちょっと後になるかもしれませんが、改善には向かっていますので、もうしばらくお待ちください。


<参照>




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2022年01月04日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

新年一発目の Mac 版 Office Beta Channel 更新情報です。

本日到着した更新プログラムは以下の通りです。

20220104-1-1.png 202210104-1-2.png
・Microsoft AutoUpdate 4.43.22010200
・Microsoft Excel 16.58.22010302
・Microsoft OneNote 16.58.22010302
・Microsoft Outlook 16.58.22010302
・Microsoft PowerPoint 16.58.22010302
・Microsoft Word 16.58.22010302

Microsoft AutoUpdae の更新が来た後、Officeの各アプリの更新プログラムが到着しておりました。

まだこんな時期ですから、更新内容についてブログ、リリースノートともにございません。情報が公開された折には随時ご紹介させていただきます。新年も新たにスタート、更新プログラムの配信もスタートいたしました。

今年も更新情報は随時お届けいたします。




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2022年01月02日

「このドライブでは住所録を作成することができません」
〜 Windows 11 で 筆ぐるめ が起動できない

以前に、"このドライブでは住所録を作成することができません" となって既存の住所録データも消えてしまったケースをご紹介しました。新年早々の第一弾が年賀状ネタなんですが、何せ年末からこのネタでアクセスしてくださる方が多いので、改めて新し対策を含めてご紹介させていただくことにいたしました。

以前にも、パソコンのツボ 本館 および 別館 にて、

20220102-1-1.jpg 20220102-1-2.jpg


といった形で2回ほど一昨年も取り上げました。
筆ぐるめのバージョンにもよるのでしょうね。Windows 10 の環境であれば上記のものでもいいみたいですが、Windows 11 の環境下ではちょっと異なるようです。

Windows 11 にアップグレードされたPCで、筆ぐるめ27を起動してみたものの、従来作成していた住所録データがない。そして、新規作成しようとしても、"このドライブでは住所録を作成することができません" となって新規作成もできない。
筆ぐるめを起動して、住所録の選択画面を開くと、左側のメニューには "CD/DVD" ドライブのメニューしかありませんでした。

今回はそんな事例の対処法をご紹介いたします。


【Windows 10までの対処法】

まずは従来までの対処法のおさらいから。


上記サイトでも紹介していますが通常は、

Cドライブ>ユーザー>ログインユーザー名>AppData>Local>Fujisoft>Fgw

と開いて、バージョン番号と同じフォルダがあるようなのでこれを削除して再起動すれば改善しておりました。隠しフォルダの表示方法などの詳細は上記サイトをご参照ください。


【Windows 11 の場合】

Windows 7/8.1/10 から Windows 11 にアップグレードされたPCの場合にはどうもこのフォルダがないようでした。アップグレードの方法にもよるかもしれませんし、筆ぐるめ自体のバージョンの違いがあるかもしれませんが、あくまでも Windows 10 までと同じように開いてみて同フォルダがあれば、同様の操作をしてみてください。

今回は、あくまでも Windows 10 までと同様の操作でやっても該当データがない場合の対処法になります。

今回拝見した、Windows 11 にアップグレードされたPCの場合には、AppDataフォルダを開いても、Fujisoftというフォルダもなく当然ながら、Fgwというフォルダもありませんでした。

つまり、Windows 10 の時までの様な形でリセットすることができない...ってわけです。

ならば、筆ぐるめを再インストールしてみようということで確認すると、バンドルのアプリをインストールするためのツール、"ソフトウェアディスク検索" というツールもプログラム一覧にない.... どうも Windows 11 にアップグレードされたことで、こうした富士通の一部アプリのショートカットがなくなってしまったようでした。

-- "ソフトウェアディスク検索"ツールを直接起動する:


上記サイトにもありますが、エクスプローラーを開いて直接起動すれば、このツールは起動するようです。必要であればショートカットアイコンを作成しておくことお勧めいたします。


-- "筆ぐるめ" を再インストールする:

ではさっそく対処法になります。

1) まずは現在まだ残っている筆ぐるめについては、プログラムメニューなどから右クリックしてアンインストールしておきましょう

2) 続いて上記サイトにある手順で、"ソフトウェアディスク検索"ツール(DrvCdSrc.exe)を起動します

3) 左ペインをスクロールして、"筆ぐるめ" をクリックすると、筆ぐるめのプログラムの入ったフォルダ("FudeG")と、インストール方法の記載されたテキストファイルが表示されます

4) テキストファイルをダブルクリックすれば、再インストール方法の説明が表示されます。再インストール方法はバージョンによって異なるようなので、詳細は、


を確認しましょう。今回たまたま拝見した 筆ぐるめ27 の場合には、FudeGフォルダ内の、"c190336652d94321a23a9435251ea494.msix" をダブルクリックすることで再インストールができました。Ver.26-28 は同様のようです。

筆ぐるめを削除して、再インストールすることで従来通りの住所録データは読み込めるようになり、また新規作成もできるようになりました。

通常筆ぐるめの "みんなの筆ぐるめ" フォルダに保存されたデータは、Cドライブのパブリックフォルダ内にあるドキュメントフォルダの中の筆ぐるめフォルダに保存されているので、そこの Databaseフォルダにあるはずなので、住所録がここに残っていれば、通常筆ぐるめが正しく動作するようになれば、読み込まれてまた表示できるようになるはずです。

まだまだもうちょっと年賀状に奮闘する日々...続くんでしょうね。皆様もあきらめずにもうちょっとだけがんばってみてください。

あっ、自分も追加の年賀状書かないと.... 


【2022/01/03更新】

現段階で Windows Update を介して Windows 11 にアップグレードできるPCということになると、その仕様からするとそこそこ新しいもの。おそらくもともと Windows 10 で購入したPCであろうと推測されます。そうしたPCにバンドル版としてインストールされていた筆ぐるめとなると、筆ぐるめのバージョンもそこそこ新しいものと思われます。
ですので、再インストールは、"[筆ぐるめ 26〜28] 再インストールする方法を教えてください" あたりが参考になるものと思われます。

再インストールについては、ご使用の筆ぐるめのバージョンをご確認の上、お試しください。


<参照>




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