2021年09月22日

Mac 版 Office のインストールと再インストール Part 2

前回は、新規導入について振り返ってみました。さて今回は、改めて "再インストール" (含、追加インストール)について取り上げます。
  • PCをリカバリしたので、再度 Office 製品をインストールしたい
  • Mac をもう一台追加したので、新しいPCにもインストールしたい
  • Mac を買い替えたので、Office をインストールしなおしたい などなど
そんなこともあるかと思います。

再インストールや、追加でインストールする場合には、基本的に Microsoft アカウントにてサインインし "サービスとサブスクリプション" の画面から行いますが、Microsoft 365 Personal については、App Store からも再度導入することも可能です。

Microsoft アカウントにて、サービスとサブスクリプションから再インストールした場合、App Store から再インストールした場合、ちょっとその手順や、インストール後の更新などの方法が異なります。

今回はそんなことを中心にご紹介します。


【再インストール と プロダクトキー】

再インストールにあたっては、その方法にもよりますがプロダクトキーが必要....と思われている方も多いようです。そしてそのプロダクトキーも、購入時に付属していらものを使用したがために、"このプロダクト キーは既に使用されています" となって戸惑われる方も多いようです。

--購入時のプロダクトキー:

POSA版であったり、ダウンロード版であったり入手方法はいろいろだと思いますが、初回導入時に使用したプロダクトキーは、あくまでも 初回インストール用 のものなので、再インストールには使用できません

初回導入時に当然ながら、プロダクトキーを入力してインストールしますが、ここで使用したプロダクトキーは、あくまでも、Microsoftアカウントとの紐づけを行うために使用され、それ以降、再インストールなどでは使用できなくなります。

-- App Store からの導入:

"Mac 版 Microsoft 365 Personal を導入する Part 1 〜 App Store から購入する" の中で、購入からインストールの流れをご紹介していますが、プロダクトキーは一切出てきません。導入途中の過程で、Microsoft アカウントでのサインインを求められますので、そこでMicrosoftアカウントとの紐づけが行われます。


** 初回導入時のみに使用されるプロダクトキーではありますが、ライセンス認証では使用できなくなるものの、あなたが購入したということを証明する一つのエビデンスにもなりますので、破棄せずに保管しておくことをお勧めいたします。


-- インストールできる台数:

同一ユーザーが使用可能な台数分当然インストールは可能です。Microsoft 365 Personal であれば、インストールできる台数に制限はありませんが、利用可能なPCとしては、5つまでとなっています。

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また、Office 2019 Academic for Mac の例ですが、下記にあるように製品によってインストールできる台数が異なります。

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Office Home & Student 2019 for Mac のような、Mac 向けの製品は、Mac のみ2台。Office Home & Business 2019 の場合には、Mac あるいは Windows の PC で2台までとなっています。

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【再インストール・追加インストール方法】

さて前置きが長くなりましたが、再インストール方法についてご紹介いたします。ただし、順を追って説明していくときりがないので、再インストールの手順のみご紹介します。


-- Microsoft 365 Personal の場合:

Microsoft 365 Personal の場合には、Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" の画面から行います。

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App Store の場合には、App Store アプリを起動して、"Microsoft 365 Personal" と入力して検索すると表示されます。雲のマークをクリックしてダウンロードに進んでインストールします。


-- 単体製品を含む Office 2019などの場合:

Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" の画面にはいると、画面下部に "購入済みの製品" という部分にご利用の製品名が表示されているはずですので、こちらからインストールを行います。

どちらの場合も、"Microsoft 365 または Office 2019 を PC または Mac にダウンロードしてインストール、または再インストールします" にて説明がありますが、 https://www.office.com/ という、Officeのポータルサイトからでも行えます。


-- App Store からインストールする:

あくまでも、App Store から提供されているのは、Microsoft 365 Personal のサブスクリプション版のみですが、App Store よりダウンロードして再度インストールすることも可能です。

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App Storeを開いて、"Microsoft 365" で検索すると表示されます。ただしここからインストールする場合には、Word、Excelなど個別にダウンロードしてインストールします。
言い換えると、App Store からだと、Microsoft 365 だけど、Word と Excel は使わないから、PowerPoint だけインストールして利用する...なんてこともできるわけですね。


【Office の更新】

通常、Microsoft アカウントのサービスとサブスクリプションから導入された製品については、その更新はすべて "Microsoft AutoUpdate" というアプリを利用して行われます。

これに対して、App Store から導入された製品の更新は、すべて App Store 経由で配信されます。

-- Office Insider Program への参加:

余談になりますが、このブログでも Office Insider Program の更新情報をたびたびお届けしていますが、Mac 版にも Office Insider Programがあります。

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この Office Insider Program に参加するためには、App Store から導入された Microsoft 365 では参加ができません。Office Insider Program に参加しようとお考えになっている場合には、購入は App Store で行ったとしても、インストールについては、Microsoft アカウントにサインインして、"サービスとサブスクリプション" からインストールを行ってください。

更新チャンネルの設定・変更は、先ほどご紹介した "Micorosoft AutoUpdate" の画面から設定を変更できます。


【追加】

ちょっと特殊な方法かもしれませんが、macOS 向けの Office 製品の場合、更新履歴のサイトから直接 インストールパッケージ(Office製品すべてをインストールしなおすもの)や、更新パッケージ(Updateの更新プログラムのみ)が直接ダウンロードすることもできるようになっています。

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こちらの場合、ライセンス認証は別途行う必要はありますが、こちらからインストールするなんて方法もあるわけですね。


<参照>



Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)


Yogibo(ヨギボー)


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Windows 11 へ更新可能か? "PC 正常性チェックアプリ" の再配布がスタート

Windows 11 の発売まで、いよいよあと半月をきりました。

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当初、Windows 11 が Windows Insider Program 参加者向けに提供がスタートした際に、使用環境が Windows 11 の動作環境の条件に合っているか?いないかを判定するための "PC 正常性チェックアプリ" が提供されていましたが、その後 その機能が十分でなかったために一旦提供が中止されておりました。
その後、正式に Windows 11 の発売日が 10月5日になることがアナウンスされ、それに伴い再び Windows Insider 向けには、USサイトでのみこの "PC 正常性チェックアプリ" が提供されていましたが、日本のサイトでは提供されておりませんでした。

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そして今回新たに日本語のサイトで、 "PC 正常性チェックアプリ" の再提供がスタートしました。


【"PC 正常性チェックアプリ" を実行してみる】

では早速ダウンロードして実行してみましょう。

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起動した画面は上記のような感じで、以前のものと一緒です。まぁ現在使用中のPCは、当然 Windows 11 に対応していないので結果は見え見えなんですが.... ただしちょっと気になるのは、HDDの認識がおかしい。普通のHDDなので、SSDなんて使っておりません。まぁ今どきのPCではないので、容量とかで判断されるとSSDになるのかな? 

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そして、チェックを実行。
当然ですが、"この PC は現在、Windows 11システム要件を満たしていません" となります。まぁこの結果はわかりきっていたこと。

そして...
  1. セキュアブートの状況
  2. TPM2.0への対応
  3. CPUの仕様
といった基本的な部分がチェックされます。
リンクも貼られているので、そこから各要件を確認できるようになっているのは便利ですね。

さらに、"すべての結果を表示" をクリックすると....
  1. メモリの搭載容量
  2. システムディスクの空き容量
  3. CPUの仕様
がさらにチェックされます。まぁこの辺りは問題なくても最初の段階でもうすでにこのPCははじかれているということになるわけではありますが...

但し最初に公開されたものに比べると、だいぶ具体的に指摘してくれるようになったようです。

"デバイスの仕様" をクリックすると、Windows 11 の "システムの最小要件" のサイトが開きます。

だいぶわかりやすくなったわけですが、決して Windows 11 を利用する上での仕様が極端に引き下げられているわけではありません。

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ですので、設定 > 更新とセキュリティ > Windows Insider Program のところを開くと上記の様にハードウェア要件を満たしていないと指摘されています。


【Windows 11 の最小仕様を満たさない場合】

さて気になるのが、この最小仕様を満たさない場合どうなるのか?という点かと思います。

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当然ながら 最小仕様 を満たさないPCの場合には、Windows 10 を引き続き使用することになります。但し先日、Winodws 10 のサポート終了日が 2025年10月14日 と発表されましたので、当然ながらあと4年を切っています。

Windows 7 や、Windows 8.1 から、Windows 10 にアップグレードしてご利用のPCだったりする場合には、ぼちぼち買い替えを検討してもいいのかもしれませんね。


【追加】

現在、Windows Insider 向けに提供されている Winodws 11 は、その動作における最小仕様をクリアできていないPCでもインストールできるようにしています。

それはあくまでもプレビュー版として提供することで、最小仕様をクリアできないPCであっても、実際に多くの方に試してもらって、その動作状況をフィードバックしてもらうためです。

一部勘違いされている方もいらっしゃるようですが、現在 Winodws 11 がインストールできているPCであっても、10月5日以降正式版が登場し、正式版に乗り換えた場合にその最小仕様をクリアできていないということでインストールできないこともあります。

また一部では、動作仕様をクリアできなくてもインストールできるようなことも報じられていますが、その場合、仮にインストールできてもドライバなどが対応していないなどの理由により、BSoDエラー(ブルースクリーンのエラー)やPCがフリースしやすくなったり、アプリケーションが正しく動作しなくなるなどのエラーを引き起こす要因ともなりうるので、最小要件を満たさないPCにおいては無理に Winodws 11 をインストールしないことをお勧めいたします。


<参照>





〜 Windows 11 への対応は進んでいますか? 
Windows 11 Ready な PC が、ぞくぞくと発表されています!


デル株式会社


HP Directplus -HP公式オンラインストア-

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