2021年09月11日

Office 製品で、Microsoftアカウントに紐づくもの/紐づかないもの Part 2

Part 1 では、プレインストール版と、リテール版の違い、そして大まかに製品ごとの違いについてご紹介しました。


さて Part 2 ではもう少し具体的に、その流れについて確認していきましょう。

まずはおさらい、前回の中で、以下のような表をご紹介しました。

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初回インストールするときにはいずれの製品も、Microsoft アカウントは必要になりますが、プレインストール版の、Office 2013 については、その製品との紐づけがなされないため、再インストールの際のその手順が異なってきます。


【プレインストール版とリテール版の再インストール】

-- リテール版(サブスクリプション版)

リテール版でも、Microsoft 365 Personal については、基本的には全て Microsoft アカウントにて、サインインし "サービスとサブスクリプション" の画面から再インストールを行う必要があります。

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リテール版購入時についていたプロダクトキーは、あくまでも初回インストール用のもので、初回インストール時に、Microsoft アカウントとの紐づけのために使用されます


再インストールなどの際にこのプロダクトキーを使用しても、"既に使用されています" といったメッセージが表示され、利用できません。サービスとサブスクリプションなどの画面から再インストールに進めば、プロダクトキーは求められません。

Office 2013 でも、リテール版の場合には、サービスとサブスクリプションの画面を下にスクロールすると、"購入済みの製品" というところに表示されます。


-- リテール版(永続ライセンス版):

Office 2013 のリテール版 および Office 2016 以降の製品で永続ライセンス版や、単体製品については、"サービスとサブスクリプション" の画面にサインインして、"購入済みの製品" のところで、"インストール" をクリックすると、インストールが可能です。
ただし、さらにその右にある "" をクリックすると "プロダクトキー" も表示されます。

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こちらで表示されたプロダクトキーを使用すれば、https://setup.office.com/ からプロダクトキーを入力することでも、再インストールは可能です。


-- プレインストール版:

プレインストール版は、前回もご紹介したように、Office 2013 のところまでは、リテール版と異なります。
  • Office 2013 プレインストール版:Microsoftアカウントと紐づかないので、付属のプロダクトキーを使用して再インストールする
  • Office 2013 リテール版:Microsoft アカウントにて "サービスとサブスクリプション" にサインインして再インストールする
プレイインストール版でも、Office 2016 以降は全て "リテール版(永続ライセンス版)" と一緒で、初回インストール時に、Microsoft アカウントとの紐づけが行われます。再インストールなどで、付属のプロダクトキーを使用しても、やはり "既に使用されています" といったメッセージが表示され、利用できません。基本的には、再インストールについては、"サービスとサブスクリプション" にサインインして再インストールします。


-- プレインストール版の初回インストール:

確認のためプレイインストール版の初回のインストールの流れについてもご紹介します。

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上記のサイトにもありますが、すでにインストール済みであれば、スタートメニューからライセンス認証への流れになります。この途中、"サインインして Office を設定する" のところで Microsoft アカウントの入力を求められます。

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Office 2016 以降のプレインストール版については、ここで入力された Microsoft アカウントと紐づけされます。

プレインストール版でも、一時期ものによって、自分でセットアップから行う必要があったものもありますが、その場合には、https://setup.office.com/  といったアドレスにアクセスして行います。

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この場合には、上記にもあるように最初の段階で Microsoft アカウントへのサインインが求められます。そしてここで入力された Microsoft アカウントと紐づけが行われます。

-- Office 2013 のプレインストール版:

Office 2013 のプレインストール版の場合には、初回のインストール時、さらには再インストール時において、上記のような https://setup.office.com/  といったアドレスにアクセスして行います。

最初に、Microsoft アカウントでのサインインが求められます。ここでMicrosoftアカウントでサインインしても、その製品が、そこで入力した Microsoft アカウントには紐づきません。


Office 2013 が販売されたすぐあとぐらいに、プレインストール版として、"Office Premiumシリーズ" が提供されていたこともありました。

すでに提供は終了しておりますが、その当時、Office 365 Personal (以前のMicrosoft 365 Personal)の発売がスタートしたとほぼ同じぐらいの時期に、Office Premium シリーズとして、Office の各製品と、Office 365 サービス(1年分)を付けて販売されていたものです。
  • Office Personal Premium(Word,Excel,Outlook)
  • Office Home & Business Premium(Word,Excel,PowerPoint,Outlook)
  • Office Professional Premium(Word,Excel,PowerPoint,Access,Publisher,Outlook)
プレインストール版ユーザーにも、Office 365 の良さを理解してもらおうという趣旨のものでした。Office の各製品は、Office 365 Personal と同様で、常に最新の Office 環境が利用でき、1年間ではありますが、Office 365 サービスとして OneDrive や Skype など Ofice 365 Personal と同等の特典がついておりました。

Windows 10 にて、Office Premium シリーズをご利用の方もまだまだ見かけますが、それらの製品は、当初 Office 2013 からスタートしておりますが、その後、Office 2016 相当、Office 2019 相当 と更新され、現在は、Microsoft 365 Personal と同等に更新されて最新状態で利用できています。



<参照>



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posted by クリック at 22:00| 東京 ☁| Comment(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする