2021年09月10日

Office 製品で、Microsoftアカウントに紐づくもの/紐づかないもの Part 1

まだまだ Office 2013 など古いものをご利用の方も多いかと思いますが、コンシューマー向けOffice 製品の場合、初回インストール時に、Microsoft アカウントとの紐づけがされるものと、紐づけされないものがあります。

再インストールの際には、それにより方法が異なるため整理してみました。


【プレインストール版とリテール版】

コンシューマー向けの Microsoft Office 製品を その販売形態により大きく分けると、"プレインストール版" と "リテール版" とに分けられます。最近ではこうした言い回しはわかりずらいせいか? あまり使わないので、"リテール版" っていう言葉は聞きなれないかもしれませんが、英語では、"Retail License" という表現はよく利用されています。

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だいぶ前にはリテール版何ていう表現も使用されていましたが、現在は上記の画像の様に、"ご自身でインストールして使う Office 製品" といった表現になっています。


-- プレインストール版:

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PCなどと一緒についてくるものがこれに該当します。多くの Windows 版の メーカー製PCの場合、最初から Office製品が付いてくるケースがありますが、これらの製品を "プレインストール版" と言います。

** 法人向けPCの場合には、法人向けの "プレインストール版" というものもあります。


-- リテール版:

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パッケージで販売されているパッケージ版、POSAカード版、ダウンロード版などを含んだものが "リテール版" となります。


これらの製品は、さらにそのライセンスの形態によって "サブスクリプション版" と "永続ライセンス版" といった形で分類することもできます。


【製品によって再インストール方法が異なる】

さて今回取り上げている "Office 製品で、Microsoftアカウントに紐づくもの/紐づかないもの" というタイトルにあるように、ここからが本題になります。

いつもながら、前置き(前提となる予備知識の説明)が長くなりましたが具体的な手順や流れについては、Part 2 で説明するとして Part 1 では大まかに説明いたします。


-- Office 2013 までと、Office 2016 以降で異なる:

再インストール方法ですが、具体的には、Office 2013 までの製品と、Office 2016 以降の製品で異なります。Office 2010 以前のものは、すでにサポートも終了しているので、ここでは取り上げません。

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ちなみに、macOS 向けの Office 製品については、プレインストール版はありませんので、すべてリテール版になります。

上記の画像は、初回インストール時に Microsoftアカウントに紐づくもの/紐づかないもの を整理してみたものです。

どの製品も、初回インストール時には Microsoft アカウントは要求されます。しかし、再インストールの段階になると、 Office 2013 のプレインストール版の場合にはここで入力された 初回に入力された Microsoft アカウントとは紐づいていないので、その他の製品の様に、Microsoft アカウントの "サービスとサブスクリプション" の画面に入っても該当製品名は表示されません。

全ての製品を取り上げるときりがないのですが、Part 2 では、その再インストールの流れについてご紹介したいと思います。


【2021/9/10 16:35 タイトル及び一部内容を修正】


<参照>






Microsoft Surface Laptop 4


posted by クリック at 14:00| 東京 ☁| Comment(0) | MicrosoftOffice共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする