最近、時々聞く相談の一つに、PC起動時に文字入力ができないというものがあります。
数字が入力できない...
のであれば、テンキー、つまり Num Lock のオン・オフかな?と思うわけですが、そうではなくて、キーボードのアルファベットなどのところが全く入力できない.... そんな状況になることがあるようです。
それも、デスクトップで、無線のキーボードなどを使っているのであればありえそうですが、ノートPCのケースでもあったりする...
キーボードから文字が入力できないということだと、Windows の ログインする際に入力しないといけないパスワードも入力できません。
そんな時に活用していただきたいのが、"スクリーンキーボード" です。Windows の基本操作 Vol.2021-8-1 となる今回は、そんな "スクリーンキーボード" について取り上げてみました。
【Windows にはスクリーンキーボードという便利なものがある】
Windows のログイン画面の段階で、キーボードから文字入力できなくなると、慌ててしまいますよね?
そんな時には、"Windows 10でスクリーンキーボードを使用する方法/NEC" にもありますが、ようこそ画面の右下にある "コンピューターの簡単操作" をクリックします。
すると "スクリーンキーボード" という項目が表示されますのでクリックすれば、"スクリーンキーボード" が起動し、表示されます。
後はマウスを利用してスクリーンキーボードから、パスワードを入力して、まずは Windows を起動してみてください。
--スクリーンキーボードの起動方法:
PCが起動している場合:
スタート > 設定 > 簡単操作 > キーボード とクリックし、"スクリーンキーボードを使用する" を "オン" にします
--PCのサインイン画面の場合:
画面右下にある コンピューターの簡単操作 > スクリーンキーボード とクリックします
PCがこれで起動すれば、あとはご利用環境によっても違いますがデバイスの状態を確認したり、Bluetooth 接続のキーボードだった場合には、再度ペアリングを試みる、さらにはPC自体を再起動してみるなど再度キーボードが使用できるようにいろいろ試してみてください。
【その他の入力方法】
今回ご紹介したスクリーンキーボード以外にも、Windows 10 だったりすると以下のようなものが利用できます。
1) MS-IME の ソフトキーボード
これは、Windows というよりも、MS-IMEの標準機能でもある、IMEパッドを起動すれば利用できるソフトキーボードです。当然ながらマウス操作により文字入力が可能になります。
2) タッチキーボード
Windows 10 では、タスクバーを右クリックすると "タッチキーボード" という項目が表示されます。こちらを起動すると画面下部にキーボードが表示されますが、今回ご紹介したスクリーンキーボードとはまた別の機能になります。
タッチ(指)で操作することを前提にしてますが、デスクトップPCや、タッチに対応していないPCなどでは、マウスを利用して操作が可能です。
といったように、とりあえずPCが起動すれば、何とか文字入力をサポートしてくれる各種ツールを呼び出すことは可能です。
<参照>
** Windows 11 に向けて準備を始めてますか?
新しい Windows 11 がすぐそこまで来ています!