2021年06月27日

Windows 11 を利用する上での必要要件

日本時間 2021/6/25 0時から開催された Microsoft のイベントで発表された "Windows 11"。

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メディアでも一斉に取り上げられて、その後も、メディアやMicrosoft のブログなど新たな機能なども紹介されていたりするのですが、まだまだ製品自体のリリースはもうちょっと先のお話で、Windows Insider Program の Dev Channel に参加しているユーザーにも未提供のためその詳細はなかなか計り知れないところもあります。

さてそんな "Windows 11" ですが、新しい機能もさることながらユーザーの関心の高いことは、自分のPCにはたしてこの新しい Windows 11 がインストールができるのか?という問題。


前回イベントの直後にちらっと紹介した上記の記事の中でも、追加としてご紹介した "Windows 11 のシステム要件、機能、デバイスの要件について" について改めて取り上げてみました。

その必要なスペックは一層高いものになっています...


【TPM2.0対応は必須】

ご使用のPCに、Windows 11 がインストールできるのか?
OSには、それをインストールするにあたって必要なスペックの基準があります。この基準に満たない場合にはインストールすらできないこともあります。


--CPUについて:

CPUについては、Windows 11 も含めた情報が "Windows Processor Requirements" の US サイトにはあるんですが、あいにくまだ日本語のサイトだと、Windows 11 の情報はないので、Windows 11 については、US サイトを参照してください。

ノートPCやデスクトップPCでいうと、IntelのCPUでは第8世代以降のCoreプロセッサAMDだと 第2世代Ryzen(AMD Ryzen 5 2600など) 以降が対応となるので、それ以前のものは一応対象外。

仮に Intel が第8世代 Core i シリーズ(開発コード:Coffee Lake)が、2017年9月に登場していますが、これを搭載したPCなどは、ほぼ翌年ぐらいからで始めています。当然今年に発売されたPCでも、第8世代CPUを搭載しているPCもあったりします。
さらに今回の Windows 11 の対象外になるその一世代前の第7世代(開発コード:Karby Lake)搭載のPCであっても、この春に登場したPCの中にもあったりしています。

これからすると、少なくとも発売後5年以内のPCであっても、必要要件を満たさないものがあることになります。


--TPM2.0:

もう一つ大きな問題として話題になっているのが、この TPM(Trusted Platform Module) と呼ばれているもの。法人向けのPCでは、特に重要になってくるものではありますが、一般コンシューマー向け製品ではあまりピンとこない部分でもあります。

Microsoft では、"トラステッド プラットフォーム モジュール 2.0" でも謳っておりますが2016年7月28日以降これを推奨しており、今回のWindows 11 からは、コンシューマー向け、法人向けを問わず必要要件となったわけです。

実のところ、このTPM 2.0 への対応が結構ネックになってくるという話があります。


【チェックツールで確認】

--チェックツールのインストール:

そこで現在のPCで、Winodws 11 がインストールできるかを確認する必要が出てくるわけですが、すでに5年以上前のPCだったりすると、もうその段階で対象外と思っていただいて間違いないかと思いますが、それ以内のPCの場合どうなるのかは気になるところ。
古いPCであってもチェックするのは、ツールをダウンロードして可能なので、一度試してみていただくといいかと思います。

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画面を下にスクロールすると "互換性の確認" のところに、"アプリをダウンロード" のリンクがあるので、クリックしてダウンロードしたうえでインストールします。

--チェックツールの実行:

インストールの際にデスクトップにアイコンを作成するをチェック入れておけば、インストール完了後、デスクトップに、"PC正常性チェック" というアイコンが作成されますので、そちらをダブルクリックして実行します。

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"Windows 11 を導入しています" のところにある "今すぐチェック" をクリックすればその判定結果が表示されます。

うちのPCは、すでに画像にもあるように、12年。まぁ〜これで、現在 Windows 10 21H1 の最新版を使っていて、サクサク動いているんですから逆に不思議なぐらいですが、当然ながら、Windows 11 は対象外。TPM なんて搭載してませんものね....

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いい感じで、Windows 11 が、PCを買い替えろって、背中を押してくれている感じですね。

ちなみに、TPM のチェックは、"ここに入力して検索" のところに、"tpm.msc" と入力すると、ツールが検索されますのでクリックすれば表示されます。

このチェックツールですが、随時更新されていくようで、更新があったりすると、起動時に自動更新されていきます。

Windows 11 が登場したからと言って、Windows 10 のサポートがすぐに終了するわけではないので、対応しないPCは、引き続きWindows 10 としてご利用いただけます。

このイベントのちょっと前に、Windows 10 のライフサイクルが更新されてちょっと話題になってましたが、Windows 10 のライフサイクルは、"Windows 10 Home and Pro/ライフサイクル" によれば、現時点では、2025/10/14 とされています。

今後これがどうなるかは随時確認する必要はあると思いますが、Windows 10 であっても、あと4年は大丈夫ってことですね...


<参照>




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posted by クリック at 22:11| 東京 ☀| Comment(0) | Windows11 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする