"Excel for the web" の新しい機能についてご紹介します。
新しい機能がいろいろと追加されて、使てみるのがちょっと楽しみになってきた "Excel for the web"。
今回は、一つのセル内のデータが、タブ、セミコロン、コンマ、スペースで区切られているような場合、この区切り記号を利用して列に分割できる機能についてご紹介します。
この機能は、デスクトップ版ではおなじみの "区切り位置指定ウィザード" で、これが Excel for the web にて利用可能になったものです。
以下のようなサンプルですが、ありがちな住所録のデータのようなもの。例えば、上記の例で言えば、氏名のところで "姓" と "名" がスペースで区切られているケースで、これを別々の列に分割したい....そんな時に利用できます。
-- 隣に空白の列がない場合:
今回のような例で、住所の部分の様に隣の列にすでに何かしら項目が入っている場合についてみていきます。この場合、事前に空白の列を挿入しておく必要があります。
1) まずは事前に必要な分だけ列を挿入しておきます
2) 住所の列を選択して、"テキストから列へ" をクリックします
3) 最後に、"適用する" をクリックすれば列に分割されます
-- タブ、セミコロンなど以外でも可能:
今回ご紹介している "テキストから列へ" の機能には、"ユーザー定義" といって、ユーザーが指定した区切り記号を設定することもできます。例えばん今回の例でいえば郵便番号の様に "−" で区切りられている例です。
1) 事前に空白の列を挿入しておきます*
2) 郵便番号の入力された列を選択し、 "テキストから列へ" をクリックします
3) 今回は "ユーザー定義" の、"ユーザー設定" のところに、"ー" を区切り記号として指定します
4) "適用する" をクリックすると列に分割されます
** 今回の郵便番号のケースでは、下4桁の頭に、"00" が付く関係上、事前にセルの書式は文字列に設定したうえで行っております
デスクトップ版のExcelだと、最初にも書きましたが、 "区切り位置指定ウィザード" になります。
といったような流れになります。
Excel for the web に追加された新しい機能。是非ご活用ください。
<参照>