先日、Windows 10 の Internet Explorer 11 のサポートが終了する件についてご紹介いたしました。
今朝の新聞などメディアでも大きく取り上げられているんですが、どうも一部メディアの報道を見ていると、すべての Internet Explorer 11 の終了するかのように報じられているところもあるようなので、もう一度確認の意味を含めて取り上げてみました。
【サポーと終了は、プラットフォームにもよる】
Internet Explorer 11 は、Windows 7 のころから利用されているブラウザになりますので、これを標準搭載していた Windows OS も多岐にわたっています。
上記の右の画像にもあるように、"1)IE 11 デスクトップ アプリケーションが 2022 年 6 月 15 日にサポートを終了した際、どのプラットフォームが影響を受けますか?" のところで、2022年6月15日にサポートが終了するものは、
半期チャネル (SAC) で配信される Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーション:
- Windows 10 デスクトップ SKU (20H2 以降)
- Windows 10 IoT (20H2 以降)
であることがお分かりいただけると思います。
そしてサポート終了の対象外として、
- Microsoft Edge の Internet Explorer モード
- Internet Explorer プラットフォーム (MSHTML/Trident)
- 以下のオペレーティング システムで動作する Internet Explorer 11 デスクトップ アプリケーション:
Windows 8.1
Windows 7 ESU
Windows 10 Server SAC (全バージョン)
Windows 10 IoT LTSC (全バージョン)
Windows 10 Server LTSC (全バージョン)
Windows 10 クライアント LTSC (全バージョン)
が紹介されています。さらに、"提供中の Windows 10 LTSC および Windows 10 Server は今回の発表の対象外です (影響を受けません)" ともあります。
つまり今回の対象外の製品については、基本的には、各プラットフォームのライフサイクルに依存することになります。
一般ユーザー向けにサポートが続いているOSと言えば、Windows 8.1 か、Windows 10。さすがに、個人ユーザーが Windows 7 ESU を契約してご利用のケースは少ないと思います。
となると、
Windows 8.1 サポート終了:2023年1月10日
Windows 10
Ver.1909 サポート終了:2021年5月11日
Ver.2004 サポート終了:2021年12月14日
Ver.20H2 サポート終了:2022年5月10日
という現状。サポートが終了しているOSは当然サポート対象外になります。
仮に、Windows 10 であっても、上記の様に、Ver.2004 だと、今年の12月14日にはサポート期限が切れて、それに搭載されている Internet Explorer 11 も、今回の発表を待たずにサポートが終了することになります。
いずれにしてもいつまでも、Internet Explorer 11 を使い続けるわけにはいかないことはご理解いただけると思いますが、一括りに "Internet Explorer 11" とはいかないわけです。
今回発表された "2022年6月15日" という日程には、あくまでもその対象とするプラットフォームがあることも忘れないようにしましょう。
<参照>
posted by クリック at 09:58| 東京 ☁|
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