先日から思い付きで始めたこの企画。Windows 10 だけにとどめるのをやめて、現在サポートされている Windows の基本操作シリーズとしてお届けすることにしました。
前回の Windows Update に続いて、今回は サウンドレコーダー/ボイスレコーダー について取り上げてみました。
【標準搭載の録音機能】
Windows のアクセサリとして標準搭載されている サウンドレコーダー、あるいは ボイスレコーダー。今回は Windows 10 編 なので、"ボイスレコーダー" ということになります。
- サウンドレコーダー → Windows 8.1
- ボイスレコーダー → Windows 10
マイクなどを利用して、音声などを録音する機能になります。
スタートメニュー>ボイスレコーダー とクリックすると起動できます。
ちなみにこのアプリは、Windows 10 の標準搭載アプリの一つですが、ストアアプリでもありますので誤って削除した場合などには、Microsoft Store から再度無料で入手することが可能です。
【マイクだけじゃない、PCで流れるサウンドの録音もOK】
ノートPCなど、内蔵マイクなどの機能があるPCであれば、特別何かマイクを用意しなくてもすぐに音声録音が可能です。デスクトップPCの場合には、一体型のようなものを除くと別途マイクが必要になります。
もちろん、Microsoft Store の "Windows ボイス レコーダー" の説明にもありますが、"講演" や "インタビュー" といったようなものを録音するとなると、よりいい音質で録音するには、ノートPCであっても、マイクなどをご用意いただく必要があります。
-- PC 上に流れるラジオ番組なども録音できる:
この "ボイスレコーダー" では、マイク以外にもPCによっては、PC上に流れる音声データを保存することも可能です。ただしこの場合には、PC側で、"サウンドミキサー" が利用できる必要があります。
この "サウンドミキサー"、もちろん多くのPCで搭載されていると思いますが、当然ながら搭載されていないものもありますのでご注意ください。
【デバイスの確認】
スタート>設定>システム>サウンド と開いて、"サウンドコントロールパネル" と開くと、サウンドのプロパティの画面が表示されます。
コントロールパネル>ハードウェアとサウンド>サウンド と開いても同様です。
もちろんマイクさえあれば録音はできますが、PCに流れる音声をマイクで拾って録音するとなると話し声など周りの雑音も入ってしまいますので、PCに流れる内部音声をきれいに録音するには、"サウンドミキサー" が利用できる必要があります。
上記の手順で開いたら、"録音" タブを開きます
-- 利用できるケース:
上記の様に、サウンドミキサーが利用可能な場合には、PC上に流れる音声のみをきれいに録音することが可能です。
-- 利用できないケース:
マイクでも、PC上で再生される音声は録音できますが、当然ながら周りの雑音もマイクが拾ってしまいます。
** 今回は深く触れませんが、サウンドドライバが、"High Difinition Audio" の様に、Windows 10 の標準ドライバが利用されていたら、メーカーから提供されているサウンドドライバを入れなおすと利用できるケースもあるようですし、また仮想オーディオミキサーなんてものを入れることで代用にするとか方法はあるようです。
【データの保存場所とデータ形式】
最後にデータの保存場所と、その形式についてご紹介します。
--データの保存場所:
Windows 10 の ボイスレコーダーの場合、データは、ご覧の様に ドキュメントフォルダ>サウンドレコーディング というフォルダに保存されます。
--データ形式:
保存されるデータ形式は、"m4a" 形式。MP4 の動画形式はご存知の方も多いかもしれませんが、これを Apple が音声用に拡張して作成したものです。Windows Media Player や、iTunes などでも再生ができます。
但し一般的に広く利用されている MP3 形式とは異なりますので、MP3 形式に変換するには、別途、音楽編集ソフトや、コンバーターなどが必要になります。
<参照>