すでにお気づきになっていらっしゃる方も多いかと思いますが、Microsoft Edge のダウンロードの進捗などを表示していたツールバーが、画面下部から、画面上部(右上)に移動になりました。
Ver.90 から変わったものです。
右端の画像は、Google Chrome の例ですが、これまでであれば Google Chrome と同様、Chromium版の仕様のようで、通常は、画面右下に表示されておりました。ただし、Ver.90 からは、画面上部に移動し、ダウンロードの進捗状況が確認できるようになりました。
画面下部だと分かりにくいといったフィードバックをもとにしての仕様変更のようです。
確かに画面下部だと、ブラウザのウィンドウの下部が画面から領域外に出てたりして隠れていると、ダウンロードが始まっていても、表示されたのに気づかない... 何てことは、確かにありました。画面上部に移動してくれると確かに見やすいですね。
【ツールバー上での表示・非表示】
さてこのダウンロードの表示ですが、画面下部にあった時もそうですが、通常はダウンロードなどをしていると表示されるものの、それ以外の場合には表示されません。デフォルトでは(ダウンロード時など以外には)表示しない設定になっています。
なので、上記の様にダウンロードが始まっていない場合には何も表示されていません。但しダウンロードが開始されてダウンロードされたものがある場合には...
右上のツールバーに、下向きの矢印アイコンが表示されています。もちろん消えていても、ツールバーから、
[...] > ダウンロード
とクリックすれば表示もされます。
またツールバーのダウンロードをクリックして、"ツールバー[ダウンロード]ボタンを表示する" をクリックすれば常時表示に切り替えることも可能です。
【ダウンロードボタンの機能】
ダウンロードボタンにはどんな機能があるのか?確認していきましょう。ダウンロードのツールボタンをクリックするとダウンロードのダイアログが表示されます。
- ダウンロードフォルダを開く
- ダウンロードの検索
- その他のオプション
- ダウンロードを固定する
で構成されています。
1) ダウンロードフォルダを開く
文字通り、ダウンロードしたものが保存されているフォルダを開きたいときにこちらをクリックします
2) ダウンロードの検索
ダウンロードしたものを検索する際に利用します
3) その他のオプション
"その他のオプション" ではダウンロード履歴の消去、ダウンロード設定の画面へのリンクなどの機能があります。さらに冒頭にも書いたようにダウンロードアイコンをツールバーに表示するか?非表示にするか?の設定もこちらで行えます
4) ダウンロードを固定する
いわゆるダウンロードのダイアログをピン留めするためのもので、ツールバーの表示・非表示とは異なります。ピン留めすると、画面右に固定表示になりますが、こちらのサイズは調整できないようです。画面が大きな場合には固定表示も便利かもしれませんが、小さくして複数のウィンドウを表示しないといけないような場合には、逆に固定にすると邪魔かもしれませんね
【ダウンロードの一時停止・再開、そして一覧からの削除】
ダウンロードのボタンは、常に表示されていないデフォルトの状態で使用する場合には、[...] > ダウンロード と開くと表示されます。
--一時停止と再試行:
ダウンロードが進んでいるところには、"一時停止" ボタン。停止あるいは一度途中でキャンセルを押したケースでは、"再試行" ボタンが用意されています。これでいつでも再開は可能です。
--ダウンロード履歴の削除:
取り消し済みのものなどは右クリックすれば一覧から削除することができます
【"機能のロードマップ" と今後】
今回ご紹介した、ダウンロードのボタンについては、2021年2月2日に、TechCommunity の Microsoft Edge Insider のところでも記事が紹介されておりました。
この記事によれば、ダウンロードエクスペリエンスのフィードバックを受けての仕様変更だったようです。
こうした現在開発中の機能や、どのバージョンでどんな機能が追加されたのか?がわかるのが、"機能のロードマップ" です。
"Ver.90" で検索してみると、"Ver.90" で追加された機能が表示されますが、今回ご紹介したダウンロードボタンについても、"Downloads flyout on menu bar" として紹介されています。
今回ご紹介している機能以外にもいろいろありますので、こちらもぜひご覧になってみてください。
<参照>