Adobe Flash Player がらみのトラブルということで、すでにご存じの方も多いかと思いますがご紹介させていただきます。
さてすでにこのブログでも何度も取り上げておりますが、Adobe Flash Player は、2020年12月31日をもってサポートが終了し、さらに2021年1月12日以降は、Flash Player が入っていても、コンテンツを実行しなくなりました。
つまりは、仮に Flash Player がインストールされていたとしても、プログラム自身がコンテンツを実行しないので、入っていても意味がないわけですね。サポート終了後は、上記にもあるように、Adobe Flash Player 自身からもアンインストールを促すポップアップが表示されたり、さらには、2021年2月には、Windows 10 向けにWindows Update 経由でインストールされる Flash Player をアンインストールするための削除ツールになる更新プログラム(KB4577586)も Microsoft から提供されておりました。
【ControlCenter3 では Flash が使用されている】
ブラザーのちょっと古めのプリンターをご利用の場合、プリンタードライバーなどのソフトを一式インストールすると、機種によって、"ControlCenter3" というアプリがインストールされるものがあります。
このアプリ、PC起動時に自動的に起動してタスクバーに常駐しているケースもあれば、スタートメニューから起動するケースもあるかと思いますが、この "ControlCenter3" ですが、上記の例の様に以前より、Adobe Flash Player の更新に伴う不具合などの際にもうまく動作しなくなることがあったため検索するとそうした古い記事がいっぱい出てくるので、それからもわかるように Adobe Flash が利用されています。
したがって、Adobe Flash を利用した部分が動作しなくなりました。
-- Adobe Flash を使用しない部分は利用可能:
この際だから、プリンターも古いし買い替えてしまおうという方は、削除して新しいプリンターに乗り換えればいいわけですが、そうじゃなくて、買い置きのインクカートリッジもあるし、それ以外の不具合もないし、もう少しこのプリンターを使いたい.... そうした方も大勢いらっしゃるかと思います。
"ControlCenter3" にはその動作モードとして、"Modernモード" と "Classicモード" が用意されています。この "Modernモード" で Flash が使用されております。そのため仮にPCに Flash Player が入っていても動作しなくなったため、今回ご紹介したような表示になってしまうわけです。
そんな場合には、"ControlCenter3" の設定を変更する(Modernモードではなく、Classicモードで動作させる)ことで、とりあえず見た目がよろしくないFlash のエラー表示は回避することが可能です。ただし、Modernモードがエラーで動作しないため、そのままでは Classicモードに切り替えられません。
その対処法は、
1) まずはタスクバーに表示された "ControlCenter3" のアイコンを右クリックして終了させます。もちろんタスクマネージャーを開いて終了されてもOKです。開いているとこの後ご紹介する修正プログラムが適用できませんので、必ず終了させてください
2) 続いて、 "修正用バッチファイル" のリンクをクリックして "ControlCenter3" 用のバッチファイルをダウンロードして実行します
3) 修正用バッチファイルの適用により、"ControlCenter3" は、"Classic モード" で起動するようになります
注意) 仮に、Classicモードで起動するようになっても、Modernモードへの切り替えができないわけではありません。もし Modernモードに切り替えてしまうと、また同様にエラーになってモードの切り替えができなくなってしまうので、再度修正用のバッチファイルを適用しなおす必要があります。くれぐれもご注意ください。
<参照>