Office の各アプリの動きが悪い時や、Officeの完全アンインストールの際には削除が必要になってくる Office 各アプリの環境設定ファイル。
このファイルの場所、
上記サイトにもあるように、macOS10.15 Catalina まで従来であれば、ライブラリ>Containers というフォルダの直下にありました。
特に、
- com.microsoft.Word.plist
- com.microsoft.Excel.plist
- com.microsoft.Powerpoint.plist
などのファイルは、アンインストールの時にもそうですが、アプリの調子が悪い時などに、これらのファイルを削除して再構築するというのは、真っ先に試したいトラブルシューティングの一つです。
【BigSurになってから場所が変わった】
さてこれらのファイル。ある時気が付いてみると、従来保存されていた場所 "ライブラリ>Containers" と開いても、ファイルがない。しかし、よくよく "ライブラリ" 内を検索してみると....
ありました。BigSur になってから、場所が変わったんですね。
例えば、com.microsoft.Word.plist の場合:
ライブラリ>Containers>Microsoft Word>Data>Library>Preferences
と開いたところにありました。
BigSur になって、Containersフォルダ内にアプリごとにフォルダが作成され、さらに Data>Library>Preferences と開かないとたどり着かないんですね。
早速いったん削除して、アプリを起動してみると、ちゃんと再構築されました。
Excelの場合: ライブラリ>Containers>Microsoft Excel>Data>Library>Preferences
PowerPointの場合: ライブラリ>Containers>Microsoft PowerPoint>Data>Library>Preferences
といった場所にあります。
Library の中の、"Application Script" フォルダ内にも同名のファイルがありますが、こちらはよくよく確認してみると "エイリアス" でした。
以前にもご紹介したことがありますが、アプリ自体を個別に再インストールする際には、こうした環境設定ファイルも一緒に削除する必要があります。
ところで、Mac版の Office については、アンインストールする場合、Windows版の様に、アンインストールツールのようなものはありません。なので、こうしたアプリ本体の他に、環境設定ファイルも削除する必要が出てくるわけですが、アプリが調子悪いので、環境設定ファイルをリセットする...というのと異なり、アンインストールして再インストールするとなると、さらに削除しないといけないファイルがあったりします。
Part 2 では、それ以外のファイルについて確認してみたいと思います。
<参照>