ちょっと前に、Word や Outlook で利用できる "ディクテーション" の機能がちょこっとだけ強化されることをご紹介いたしました。
これについては、まだ Office Insider 向けの機能になるので、一般向けにはもうちょっと後になりますので、今しばらくお待ちください。
さて今回は、この "ディクテーション" の機能が使えない....というエラーについてご紹介します。
"ディクテーション" をクリックすると、"Officeの接続エクスペリエンスを使用する" という画面がでて、"このエクスペリエンスを有効にするには、プライバシー設定を変更するか、組織の管理者にお問い合わせください" と表示されることがあります。
そしてその "[ファイル]>[アカウント]>[アカウントのプライバシー]" をクリックすると....
さらにその下の、"詳細情報" をクリックすると....
というサイトが表示されます。
【使用するにはどうしたらいいの?】
音声入力を試そうとすると、プライバシー設定やら、コネクテッドエクスペリエンスやらいろいろな用語や設定が出てきて今一つわからない...
確かに難しそうな画面がいっぱい出てきますね。
個人で使用しているのに、"組織の管理者" ってなんだよ?ってね。まぁ、当然 Word といっても利用者は個人ばかりではなく、会社で Word をご利用の方もいらっしゃるわけで、それを利用しているすべてのユーザー向けのメッセージなのでこういう書き方になってしまうんでしょうけど。
さて、"Office でのコネクテッド エクスペリエンス" の中にも説明がありますが、Office 製品には、WordならWord単体で、他の機能に依存せずに利用できる機能もあれば、クラウドやAIなどの技術と連携して初めて利用可能になる機能などが多数あります。
"ディクテーション" はまさにそんな後者の機能の一つになります。
そしてそうしたクラウドなどとのやり取りにおいて、"アカウント プライバシーの設定" が関わってくるということになるので、"プライバシー設定" の確認が必要になってくるわけです。
【Microsoftアカウントでのサインインが必要】
そうして機能を利用するのに必要になってくるのが、"Microsoftアカウント" になります。
今回、このエラーが出て利用できなかったのは、単純に "Microsoftアカウント" でサインインしていなかったからです。
一番最初の画像の一部を拡大したものですが、右上に "サインイン" と出てるのがお分かりいただけると思います。
ちゃんとMicrosoftアカウントで "サインイン" してからであれば、きちんとデフォルトの設定のままでも、"ディクテーション" は利用可能になりますので、確認してみてください。
"Officeでの接続環境" の中でも紹介されていますが、Word に限ることなく、Office の各製品の様々な機能がこうしたクラウドとの連携をもとに成り立っているものが如何に多くあることがご理解いただけると思います。
<参照>