すでにご存じの方も多いかと思いますが、Office 2010 と言えば、2020年10月13日に延長ストリームも終了して完全にサポートが終了いたしました。
普通であれば、せいぜい 2020年10月ぐらいは最後の更新プログラムが来たとしても、それ以降はもう来ないはず.....なのですが、どうも状況がちょっと違うようです。
昨年も、11月、12月、そして年が明けて、2021年1月と立て続けに、セキュリティ更新プログラムが到着しております。当然延長ストリームに入れば、機能の更新はなくなるわけですが、こうしたセキュリティの更新プログラムは提供されています。しかし、サポート期限が終了した今日でも、更新プログラムが提供されているというにはビックリです。
【クイック実行版とMSI版】
Office 2010 には、クイック実行版と MSI版(インストーラー版)があります。おそらく日本でご使用の多くの一般ユーザーの場合、Office 2010 については、MSI版をご利用だと思います。
クイック実行版の更新履歴を見ると、USサイトも、日本のサイトも、2020/10/13 の Ver.14.0.7261.5000 で止まっていますが、MSI版を見ると日本サイトはまだ更新されていませんでしたが、USサイトでは、12月9日に配信されている KB4486742 が最後ですが、"Microsoft Office の2021年1月の更新プログラム" では、ちゃんと、2021年1月にも来ているんですね...
そして今回のUpdate適用後の現在のバージョン情報を見ると、Ver.14.0.7263.5000 となってます。C2R版よりは明らかにバージョンが進んでますね。実際のところ、C2R版が手元にないので確認できませんが、実際には Update されているのかもしれません。
【MSI版は、Windows Updateにて】
MSI版の更新プログラムは、Windows Update にて提供されます。ですので、とりあえずまだ何らかの事情があって、Office 2010 をご利用の方は、Office 2010 の更新もありますのでお忘れなく。
また更新内容の "KB〜" という番号がわかれば、Microsoft Update カタログからも個別にプログラムを取り込んで、更新が可能です。
-- 2021年1月に配信されている Office 2010 向けの更新プログラム:
- Excel 2010 KB4493186
- Office 2010 KB4493143
- Office 2010 KB4493142
- Office 2010 KB4493181
- Word 2010 KB4493145
Windows Update ではうまくいかない場合には、"Microsoft Update カタログ" を利用して直接ダウンロードしてみることもお試しください。
<参照>