ここにきてちょくちょく Microsoft Community や お客さんから依頼もあって、いざ出張で現場に行くと遭遇するようになったのが、Office 2019 for mac や Microsoft 365 Personal を入れたくてもインストールできないというトラブル。
要因は、macOS が古いこと....
一応、あくまでも暫定的な回避策として上記の様にご紹介しましたが、あくまでもこれは暫定的な一時しのぎにすぎません。
ということで改めて、macOS のアップグレードも含めてご紹介させていただくことといたしました。
【Office2019/Microsoft365をインストールするには?】
Office2019/Microsoft365をインストールするには、当然ながら最低限 システム要件を満たしている必要があります。仮にこれに満たない場合にはサポートも対象外だし、動作に不具合があっても、それはサポート対象外となります。
-- 必要なシステム要件:
Office 2019 for mac も、Microsoft 365 も、必要なシステム要件は一緒です。スペックもさることながら、対応 OS のバージョンは特に大きな問題になります。
現在これらの製品のサポート対象OSは以下の通りです。
- macOS 10.14 Mojave
- macOS 10.15 Catalina
- macOS 11.0 BigSur
macOS 11.0 BigSur がリリースされる前までは、macOS 10.13 HighSierra もサポートされていましたが、macOS 11.0 BigSur がリリースされたことで、macOS 10.13 HighSierra はサポート対象外になりました。
-- 現在 High Sierra 利用の人がインストールするには?:
macOS 自体を、バージョンアップする必要があります。少なくとも、macOS 10.14 Mojave 以上にしないとインストールできません。
そこで問題なのが macOS の場合には、機種によってアップグレードできる OS に限界があるということです。macOS 10.14 Mojave 以降にアップグレードするには、一つの目安ですが以下の mac が対象になります。
Mojave:
- MacBook(Early 2015以降)
- MacBook Air(Mid 2012以降)
- MacBook Pro(Mid 2012以降)
- Mac mini(Late 2012以降)
- iMac(Late 2012以降)
- iMac Pro(2017)
- Mac Pro(推奨されるMetal対応グラフィックカードを搭載したLate 2013、Mid 2010、Mid 2012モデル)
Catalina:
- MacBook(Early 2015以降)
- MacBook Air(Mid 2012以降)
- MacBook Pro(Mid 2012以降)
- Mac mini(Late 2012以降)
- iMac(Late 2012以降)
- iMac Pro(2017)
- Mac Pro(Late 2013以降)
BigSur:
- MacBook(2015以降)
- MacBook Air(2013以降)
- MacBook Pro(Late 2013以降)
- Mac mini(2014以降)
- iMac(2014以降)
- iMac Pro(2017以降)
- Mac Pro(2013以降)
上記からもご理解いただけると思いますが、よっぽど古くない限りは問題ないかと思います。
-- 現在の利用環境:
そしてさらに、そうした OS にアップグレードするには、現在のご利用環境も問題になります。
Mojave:
OS X 10.8以降
2GBのメモリ
12.5GB以上のハードドライブ空き容量が必要(OS X El Capitan 10.11.5以降)
Catalina:
OS X 10.9以降
4GBのメモリ
12.5GB以上のハードドライブ空き容量が必要(OS X El Capitan 10.11.5以降)
BigSur:
OS X 10.9以降
4GBのメモリ
35.5GB以上のハードドライブ空き容量が必要(macOS Sierra以降)
こうした要件を踏まえて、いざ OS のアップグレードということになります。
【以前の macOS をダウンロードする】
通常は、最新の OS へのアップグレードは、システム環境設定から、ソフトウェアアップデートにて行います。現在、BigSur が提供されていますので、BigSur がご利用可能な方は、そちらからアップデートが可能です。
ただし注意が必要なのは、macOS 10.15 から、macOS の仕様が大幅に変更され、macOS 10.15 以降は、64ビットアプリしか動作しなくなります。つまり何らかの事情で、32ビットアプリが導入されてたりすると、Catalina 以降になるとそれらのソフトが利用できなくなります。
そした場合、32ビットアプリが動作する最後のバージョンになる macOS 10.14 Mojave しか選択肢がなくなります。
--以前の macOS をダウンロードしてインストールする:
Mojave や Catalina といった、以前のバージョンの macOS については、以下のサイトよりダウンロードが可能です。
リンクをクリックすると AppStore が起動して、ダウンロードの画面になります。
こうして、macOS 10.14 Mojave 以降にアップグレードすれば、 Office 2019 for mac や Microsoft 365 といった製品のインストールが可能になります。
<参照>
posted by クリック at 09:00| 東京 ☀|
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