Adobe Flash Player が、2020年12月31日をもってサポートを終了いたしました。
これまでもブログの中で何度か取り上げておりましたが、PCを起動すると Adobe から アンインストールを促す画面が表示されたり、またMicrosoft でもアンインストールツールが配布されてたりしておりましたが、まだまだ Flash を使用したコンテンツがなくなっているわけでもなくご利用の方もまだいらっしゃるものと思われます。
そんな中で社内コンテンツなどで Flash などを利用されている方や、どうしても削除されては困るという方々の中には、何とか?削除しないでサポート終了後も実行できるようにならないか?と模索されていらっしゃる方も多いようです。
さてそんな中、本日PCを起動してみると、こんな画面が登場してきました。
最初の画像と比べるとお分かりいただけると思いますが、単に削除してくださいというだけではなく、どうも "お使いのシステムのセキュリティを確保できるように、2021年1月12日より、Flash Playerでは、Flash コンテンツが実行されなくなります" と一文が加わっております。
つまり、文面からすると、1月12日以降は Flash Player が入っていても、Flash Player 自身がコンテンツを実行しなくなるらしいんですね。"詳しくは... " とあるリンク先を開いてみると確かに "Flash Player 自身がコンテンツの実行をブロックします" とあります。
実際のところは、1月12日以降になってみないと分からないのですが、これ以降は、Flash Player を削除せずに残していて、これが入っていたとしても、Flash の実行は難しいのかもしれません。
Adobe さんも、やる時は容赦なくビシッとやるんですね... 仮に Flash Player を削除しなかったとしても、入っていても実行できないのであれば、削除に踏み切る方も多くなるのかもしれません。
"Microsoft Edge の IE モード" の中でもちらっと、Microsoft の対応についてご紹介しましたが、こちらも今後変わってくるかもしれませんね。
"Microsoft Edge の IE モード" の中でもちらっと、Microsoft の対応についてご紹介しましたが、こちらも今後変わってくるかもしれませんね。
【追加】
Flash Player の 2020年12月31日のサポート終了は、2017年7月からアナウンスされているので、このおおよそ3年間の猶予があったわけです。厳しい見方をすれば、この間にコンテンツの再構築や移行ができていないというのは、やはり情報を提供する側の怠慢と言わざるを得ないのかもしれませんね。
ところで、"Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ" の "6. 2021年1月12日以降、アドビがFLASH PLAYERでFLASHコンテンツが実行されるのをブロックするのはなぜですか?" にもありますが、コンテンツが実行できなくなっても、"Flash Playerは、ユーザーがアンインストールしない限りユーザーのシステムに残ります" とのことです。
実行できないとはいえ、アンインストールは必要なようですね。
【2021/1/4更新】
-- Flash Player のダウンロードについて:
すでに Adobe のサイトからは提供が終了し、Flash Playerのダウンロードができないようになっております。また仮に Adobe のサイト以外のところで Flash Player がダウンロードできるようになっていたとしても、そしたものには、マルウェアなどが仕込まれているケースも多く、そうしたトラブルも多く確認されているようで、そうしたサイトからのダウンロードについても行わないように注意を促しております。
Adobeのサイトからダウンロードができないからと言って、フリーウェアを提供しているようなサイトなどからのダウンロードはしないようにご注意ください。
現在、Adobe のサイトより、Flash Player のリンクをクリックすると、"Adobe Flash Playerサポート終了情報ページ" が表示されるようになっています。
また "Adobe Flash Player法人向けサポート終了情報ページ" にもありますが、法人向けサイトでも同様で、Adobe からの提供は行われないようです。
くれぐれもご注意ください。
<参照>