いつも通りであれば、PINコードを入力してサインインできるはずが、正しいPINコードを入れているはずなのに Windows にログインできない。
PINコードの入力に、複数回誤ると、次に登場するのがこの "チャレンジフレーズ" という画面になります。
もう少し具体的に言うと、4回間違えると、チャレンジフレーズの画面になりますが、ここで "チャレンジフレーズ" 入力後、さらに間違えて5回目になると、自動的にPINコードによるサインインができなくなります。
"自分で設定したPINコードなのだから、間違えないはず...." 何てつもりで、つい何度も何度も入れなおしてしまう....ありがちですね。
【チャレンジフレーズとは?】
4回PINコードの入力に誤ると表示される画面で、もう一度PINコードを入れるチャンスをくれる場面です。
でも慌てちゃうと、"チャレンジフレーズ" 何て枠がでても、枠内に何を入れたらいいのか? 画面にちゃんと書いてあっても目に飛び込んでこないことってありますよね?
チャレンジフレーズの画面を見ると、上記の様に、"A1B2C3" と入力するように表示されています。とりあえずこれを入力すれば、再度PINコードの入力画面が表示されます。
もちろん5回目であっても、仮に正しい "PINコード" が入力できさえすれば問題ありません。
【チャレンジフレーズを入れてもPINでサインインできない】
問題は、ここでもさらに間違えると、"PINコード" でのサインインはできなくなります。再起動すれば、再度PINコードを入れなおすこともできますが、いずれにしても、正しい "PINコード" がわからないとサインインできません。
ではその場合どう対処したらいいのか??
-- 対処法:
PINコードでサインインできない場合には、サインインオプションの画面を開いて、パスワードに変更し、現在サインインしようととしているローカルアカウント、あるいは Microsoftアカウントのパスワードを入力してサインインします。
PINコードを設定するには、仮にローカルアカウントであったとしてもパスワードが設定されていないと設定はできません。当然 Microsoftアカウントにおいては、ちゃんとパスワードがありますので、いずれのアカウントであったとしても PINコードが設定されているということは、パスワードがあったということになります。
1) PINコードの入力画面あるいは、エラーになった画面の下にある "サインインオプション" をクリックします
上記の画像の場合、左のカギのマークがパスワード、右のマークがPINコードになります。ご利用環境によってはここに表示されるボタンが他にも表示される場合があります。
2) パスワードの方を選択して、パスワードを入力し、サインインします
とりあえずこれで無事サインインできれば、最初の段階はクリアってことになります。
-- PINコードを再設定する:
わからなくなった "PINコード" は、サインインできたからと言って確認ができるわけではありません。つまり再設定が必要になります。
手順としては一旦削除して、再度設定しなおします。
1) スタート>設定>アカウント とはいって、サインインオプションの画面に移動します
2) そして、"Windows Hello 暗証番号(PIN)" をクリックします
この際、変更というボタンもありますが、何度も間違えた後だと変更はできませんので、削除の方をクリックします
3) この際、再度パスワードの入力を求められるので、PC起動時に入力したパスワードを再度入力しOKをクリックします
するとPINコードが削除され、画面が "Windows Hello 暗証番号(PIN)" に戻り、PINコードが未設定の状態に戻ります。
改めて PINコードを設定する場合には、"追加" をクリックして追加してください。
今回は、一応 ローカルアカウントなり、Microsoftアカウントなりのパスワードがちゃんとわかっているという前提でお話を進めてきました。
普段何気なくPINコードを入力してサインインしていて、いつものの様にPINコードを入れてもサインインできない... 時々、PINコードによるサインインから、いつの間にか?パスワードによるサインインに変わってしまっていて、"パスワード" と表示されているにもかかわらず "PINコード" を入力されているケースもあるようですが、今回は "PINコード" 自体がわからなくなってしまったケースについてご紹介しました。
銀行のキャッシュカードの暗証番号も、さらには、Microsoftアカウントにサインインしようとして入力するパスワードなども、セキュリティという観点で、回数に違いはあれ、複数回入れ間違えると、不正アクセスとみなされてロックがかかってしまいます。
どんなデバイスやサービスでもセキュリティは重要ですから当然と言えば当然のこと。
皆様、くれぐれもお気を付けください。
<参照>