Windows 10 Ver.1803 のサポート期限が延長されることになりました。
といっても、コンシューマー向けの、Windows 10 Ver.1803 が対象ではなく、企業や学校向けの一部の製品に限定されます。
対象製品および、延長後のサポート期限については、以下の通りとなります。
-- 対象OS:
Windows 10 Enterprise、Education、IoT Enterprise の各エディション
-- 変更後のサポート期限:
2021年5 月11日
【Ver.1803のサポート期限】
ご存じの通り、Windows 10 といっても様々なエディションがあります。
・Home、Enterprise、Education、Pro、Pro Education、および Pro for Workstations
・Enterprise、Education、IoT Enterprise
こうしたエディションごとに、ライフサイクルが異なってきます。
Windows 10 自体は、モダンライフサイクルポリシーが適用されていますので、常に最新の状態でご利用いただいている分には、サポートの終了ということは当面ありません。"当面" としたのは、仮に将来 Windows 10 に変わる次の商品が登場すれば、この事情も変わるからです。
Windows 10 の場合、通常、新しいバージョンがリリースされると、それらのバージョンのサポートは、18か月間続きます。(法人向けの一部製品は、30か月続くものもあります)
"Windows ライフサイクルのファクト シート" にもありますが、Windows 10 Home、Enterprise、Education、Pro、Pro Education、および Pro for Workstations の各バージョンのサポートは、"2019年11月12日" にサポートが終了しています。
ただし一部の法人向けのものなどは、"Windows 10 のサービスとサポートの更新" にもあるように、30か月サポートとなる関係上、さらにその後 2020年11月10日までサポートが続く予定でした。今回これがさらに、半年延びる形になりました。
ということで、今回のこの延長はあくまでも一般のコンシューマー向けのバージョンが対象ではありませんのでご注意ください。
【コンシューマー向け製品についてもバージョンには注意が必要】
年内にサポートが終了するコンシューマー向けの製品もあります。サポートのライフサイクルによれば、
・Ver.1809 サポート終了:2020年11月10日
** コロナ禍の関係もあって、2020年5月11日から延長されてます
・Ver.1903 サポート終了:2020年12月10日
と、2020年内にサポートが終了しますので、例えばまだ Ver.1809 や Ver.1903 をご利用の場合には、Update を行って更新しておく必要があります。
ただし、Windows 10 のダウンロードページからダウンロードできるものは、すでに Ver.2004 になっていますので、ご注意ください。
現在の最新のものは、Ver.2004(May 2020 Update)になりますが、順次ロールアウトするようになっているようですが、まだまだすべてのPC向けには、自動では配信されておりません。ちなみに、うちで利用している Ver.1909 には、Ver.2004 は届いておりません。
【Windows 10のバージョンを確認する】
一般のユーザーの方は、バージョンを確認して、まずは自分のご利用環境を確認することからということになりますので、簡単にその方法をご紹介いたします。
1) スタートボタンの隣にある "ここに入力して検索" のところに、"winver" と入力し、表示されたコマンドの部分をクリックします
2) バージョン情報のダイアログが表示され、現在利用している Windows 10 のバージョンが表示されます
ご利用環境を確認して、常にできうる限り最新の状態で使用する。Windows に限らず、Office 製品でも大切なことですね。
<参照>