COVID-19 による外出自粛は、今までになく一気に、在宅ワークへのシフトを加速させました。そして一気にニーズが高まったのがグループチャットアプリ。
Zoom、Microsoft Teams、Webex、Google Meet など様々アプリが一気に注目され、そして世界中で広く利用されるようになりました。
この動きは、外出自粛制限が解除されても変わらず、ビジネスという面では、新しい働き方を模索する世の中の流れに沿って、さらに加速しつつあります。
ところでその一方で以前から多くの方が利用されている "Skype" も、ここにきて改めて注目されつつあり、またその機能も新しい機能がリリースされたりと動きを見せています。
今回はそんな "Skype" について取り上げてみました。
【2つのSkype】
以前、パソコンのツボ別館で、以下のような記事を書かせていただきました。
Windows 10 向けには、"Skype for Windows 10" というストアアプリ版の Skype が予めインストールされております。従来より Skype をご利用になっていた方が利用されている いわゆるデスクトップ版の Skype とは別物です。
別物であるがゆえに当然機能にも多少違いが出たりします... ということもあって、2つの Skype についてご紹介させていただきました。
ダウンロードページにも上記の様にクリックすると様々な Skype があることがご理解いただけると思います。
"2つのSkype" とは書きましたが、実は、Web版のSkype もあるので、Windows 10 のユーザーが利用可能な Skype には、3種類あることになります。
【進化し続けるSkype】
Microsoft が提供するソフトには、Skype の他にも、Microsoft Teams というビジネスユーザー向けのグループチャットアプリがあります。以前は、Microsoft Teams のページでも、お仕事での利用なら Teams。お友達同士での利用なら Skype というように Microsoft Teams の画面も分かれていましたが、現在は、Microsoft Teams のトップページにはそうした区分けもありません。
左が、以前の Microsoft Teams のWebページで、そして右が、現在の Microsoft Teams のWebページ。以前の様に個人ユースなら Skype を使ってね?という部分が削除されました。察するに、おそらくそうした背景には、学校などで Microsoft Teams を利用したオンライン授業などを行うにあたって、授業に参加される生徒さんなどが 個人のPC にインストールするにあたって、そうした区分けをしたリンクは、紛らわしいということもあったんでしょうね....
--背景のカスタマイズなどの新しい機能:
上記のサイトでは、Skype に導入された新機能が紹介されています。Zoom や Teams など会議中の背景の画像が変更できたりする機能があったりしますが、Skype の場合にもカスタマイズの機能は、2019年1月からリリースされている Skype Ver.8.37.0.98/アプリ版 14.37.98.0 ぐらいからリリースが始まり、2020年4月16日からリリースされている Ver.8.59.0.77においてもかなりカスタマイズできるように機能が改善されてきました。
だだし、これもいわゆるデスクトップ版のSkype と アプリ版のSkype では違いがあって、アプリ版のSkype Ver.14.** にはこの機能はまだありません。
ご自分で使用しているSkype がデスクトップ版なのか?それともアプリ版なのか? 機能の違いもありますので注意してみてください。
この他にも以前にもご紹介した "今すぐ会議(Meet Now)" という機能もそうです。
これまでの Skype であれば、当然お互いに連絡先に登録している人とでしか? 利用できませんでしたが、 "今すぐ会議(Meet Now)" を利用して相手に招待状を送れば、最大50名の人と、Skype のアカウントを持っていない人でも参加が可能な通話が可能になります。
時々このボタンの配置のせいもあって、こっちのことを Skype と勘違いされてご利用の方もいらっしゃるようですが....
こうして不具合の修正はもとより、新しい機能が追加されていく Skype。上手に使いたいものです。
【一方で Microsoft Teams では?】
当然ながら、Microsoft Teams もどんどん進化して、公開されているロードマップを見ると、次々に新しい機能が導入されつつあります。今回ご紹介している Skype との相互運用なども今後 Teams には機能が追加されてくるようです。
Microsoft Teams のロードマップや、Uservoice を覗いてみると、現在進行中のプロジェクトやアイデアがいっぱい。
今回ご紹介している Skype とは異なりますが、こちらの今後の動向にも目が離せませんね。
<参照>