2020年05月11日

詐欺サイトや詐欺広告の被害にあわないために... Part 1
〜Technical Support Scam とは?

"Technical Support Scam" という言葉をご存知ですか? Wikipedia で調べてみると、US版では結構な分量で説明がでていますが、日本語版では、全くなし。まぁあまりこうした言い方では日本では一般的ではないってことなのかもしれないですね。一括りに "ネット詐欺" などと言われているのかもしれません。

でもおそらく一度はそうした画面に遭遇された方は多いかと思います。このブログでも何度も取り上げさせていただきました。

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上記サイトでも紹介していますが、ユーザーの危機感を煽って、すぐに電話してください...なんて表示されるやつですね。時に警告音が鳴り続けたり、女性の音声でアナウンスが鳴り響いたりします。

一昔前であれば、アングラなサイトや、ちょっとエッチな大人向けのサイトなどを見ていたりすると表示されていたことが多かったものの、昨今では普通の何でもないサイトや、大手の有名なサイトであっても突然こう言ったサイトに転送されてしまうケースが多々あります。


【フィッシングと同様に注意が必要】

フィッシングメール詐欺などのように、メールできたものからリンクをたどって誘導されるものの場合には、メールを開かなければそれ以上のことにもならないわけですが、今回ご紹介しているようなテクニカルサポート詐欺は、インターネットでWeb閲覧していたりすると、突然やってきたりします。

注意をしていても、誰でも遭遇する可能性はあるわけです。普段であれば年末年始やら大型連休、夏休みなど自宅でPCを触る人が増えそうなシーズンに暗躍しているわけですが、ちょうど3月ぐらいから蔓延しているコロナウィルスの影響で、世界中で在宅ワーク、オンラインレッスンなどを余儀なくされている方が増えて、この時期非常に増えつつあります。

-- 遭遇したら...:

1) 音は消しましょう

まずは慌てずに、警告音などが鳴るような場合には、音量を絞りましょう

2) 画面を閉じる

こうした画面になると、どこをクリックしてもブラウザを閉じることができませんので、Ctrl+Shift+ESC とキーを押して、タスクマネージャーを起動し、Internet Explorer やら、Microsoft Edge、Google Chrome などのブラウザを終了させましょう

3) 閲覧履歴を削除するなどブラウザをリセットしましょう

ホームページを閲覧するソフト(ブラウザ)は、多くの場合、トラブルなどで強制終了させられると、次回起動する際に前回の表示を復元しようとする機能があったりします。こうしたサイトはこれを逆手にとって、せっかく一旦ブラウザを閉じても、再度開くと、また同じ画面が出てくることがあります。
なので、ブラウザを終了した後は、一旦ブラウザのリセットをかけて、閲覧履歴なども削除することをお勧めいたします。


多くの場合、電話番号が出ていても、電話をしなければ、相手にはこちらの情報は伝わりません。

こんな時期だからこそ、増えているこうしたサイト。くれぐれもこうしたサイトが表示された場合には、慌てずに対処してください。

次回は実際にこうしたサイトや詐欺広告に引っかかってしまった例を含めてご紹介いたします。


<参照>




デル株式会社
posted by クリック at 20:59| 東京 ☔| Comment(0) | セキュリティ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする