2020年03月21日

Office for the Web を活用してみませんか?

以前は、”Office Web Apps” と言ったり、"Office Online" と言ったりしていた、無料で利用できる Web 版の Microsoft Office
現在は、"Office for the Web" というサービス名称になっています。

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名称は変わっても、Microsoftアカウントさえあれば無料でご利用いただけるという点は、以前通り同様です。ただし機能については、順次様々な新しい機能が搭載されてきたりしており、Web版(無料)とはいえ、ちょっとした用途には非常に役立つツールかと思います。



【利用にあたって必要なもの】

・インターネット利用可能な環境
・PC(mac/Windows)やタブレットなどのデバイス
・Microsoftアカウント

普段からインターネットなどもご利用であれば、極端に言えば、Microsoftアカウントさえあれば、利用可能ということになります。


【どこからアクセスする?】


もちろん、上記のリンク先をお気に入りやブックマークに登録して、そちらからアクセスるのでもよし、OneDriveなどのMicrosftのサービスからアプリランチャーを利用して利用するもよし。入口はいろいろあるかと思います。

今回ご紹介させていただくのは、Webブラウザに、拡張機能を追加して利用する方法になります。Micrsoft Edge Legacy(旧 Microsoft Edge)向けには、Microsoftから、Office on the Web を利用するための拡張機能が提供されております。

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では、新しい Microsoft Edge ではどうか? Chromium ベースとなった、Microsoft Edge には、Google Chrome 向けに提供されていた Office Online の拡張機能も利用できますが、新しいMicrosoft Edge でも現在はまだ Beta 版ですが、拡張機能が登場しております。

これを追加しておくと、ブラウザを起動して、右上の "Office" ボタンから、Office for the Web の各アプリに比較的簡単にアクセスできます。


【デスクトップ版との機能の違い】

Web上で利用できるものになるので、PCにインストールして利用するデスクトップ版と比べて機能に違いが出てくるのは当然です。
でもデータの互換性もそうですが、デスクトップ版と同じようにできることも多く、また新しい機能が追加されたりもしています。
そして、Word、Excel、PowerPoint、OneNote といったアプリが無料で利用できるわけですから、Office の入っていないPCがある....何ていう場合には利用しない手はないですよね?

データは基本的にOneDriveに保存されます。もちろんダウンロードして自分のPCに保存したり、自分のPCのOfficeの各アプリで開いて編集したりすることも可能です。
さらに言うと、OneDrive上にあるので、Office Mobile を入れておけば、外出先からタブレットやスマホなどでアクセスして編集したり、データを共有したりすることも容易にできます。

詳細は、直接 "Office for the web サービスの説明" をご覧いただくとして、そちらで紹介されている中で、互換性という部分で "Web用 Office でサポートされているファイルの種類" についてキャプチャーしてみました。

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時々、質問を受けるので追加しておくと、Office for the Web では、マクロやVBAといったものは利用できません。マクロなどが設定されているファイルであったとしても、それらは機能しません。

-- 法人向けには:

Web版の制限の一つでもあります。ただし法人向けには、Office Script という機能が今後追加されていくようになりませう。現在、Office 365 E3などでプレビュー版が公開されています。デスクトップ版のマクロや、VBAと同じようにとまではまだまだいかないものの、マクロの様に作業を自動化するための機能になります。


すでに先輩MVPの方々が取り上げていらっしゃいますので、詳細は上記サイトなどもご覧になってください。

プレビュー版の利用にあたっては、Office 365 管理センターから、設定>サービス と入って、Office Script が利用できるようになっている必要があります。

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2019年11月に開催された "Microsoft Ignite 2019" で発表されたもので、今後どんな展開で広がっていくか?注目してみたいと思います。


"Office for the Web" いかがでしょうか?

・Office の入っていないPCを購入された方
・Office のサポート期限が切れて、削除したもののの、新しいものを買うまで利用したい方

そしてさらには、デスクトップ版の Office が既にPCに入っているから必要ない...という人でも、データを OneDrive に保存しておけば、外出先から、タブレットやスマホ、会社のPCなど インターネット環境とブラウザさえあればちょっとした手直しやデータのチェックなど、用途はいろいろだと思います。

ぜひ、活用してみてください。


<参照>



デル株式会社


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posted by クリック at 13:04| 東京 ☀| Comment(0) | その他Office製品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする