先日公開されてすでにご使用の方もいらっしゃるかもしれません、新しいMicrosoft Edge。
ちょっと前にも触れましたが、日本の場合には、2月から3月にかけての確定申告という事情を踏まえて自動配信が、4月以降になっています。
もちろん直接、ダウンロードしてインストールすることも可能です。またこの自動配信がスタートするまでは、新しいMicrosoft Edge をインストールしても、削除が可能になっています。
というのがこれまでのお話。
【さらに自動配信が延期?】
ここ数か月騒がしい COVID-19(コロナウィルス) 騒ぎ。現在、渡米を控えてどうしたものか? 毎日ニュースにくぎ付けの状態ですが、このウィルスの騒ぎの影響で、確定申告の期限が本日延長されることが報道で流れてきました。
もっともこれはまだ正式決まったものでもないようですが、これが延期になると、Microsoft Edge の自動配信はさらに延期になるということもあるので、ザワザワとちょっと騒がしくなってました。
【一部で自動配信されている?】
ところで、以前に、"新しいMicrosoft Edge では、e-Tax のシステムは利用できない" の中でもご紹介させていただいたように、新しいMicrosoft Edge では、確定申告のシステムに対応できないために、自動配信が、4月以降ということになっておりましたが、実のところお客様のPCなどを見るとすでに自動配信されて Update 済みの方がちらほら...
もちろん Microsoft Edge のサイトからダウンロードしてインストールするといったようなことができそうにないような人達のPCなので、まさかそんなことが... などと思っていた矢先に、環境はちょっと異なりますが、本日うちの一部の Windows 10 に更新がかかって、自動配信されてきてしまいました...
それが、KB4541302 という更新プログラムです。
本日配信されてきたのが、
・KB4535996
・KB4541302
の2つ....
問題の、KB4541302 は、"2020-03Windows10 Version 1909 向け Microsoft Edge update (x64ベースシステム用)" という更新プログラムです。
これがインストールされると、旧来のMicrosoft Edge から、新しい Microsoft Edge に切り替わってしまいます。
今回これがインストールされたうちの環境は以下の通りです。
使用環境:
Windows 10 (Insider版) Release Preview 版 Ver.1909(ビルド18363.693)
当然ですが、Windows 10 でも、通常版である、Ver.1909(ビルド128363.657) には、この更新プログラムはきてません。
また、同じインサイダー版ではありますが、20H1の、Fast Ring Ver.2004(ビルド19569.1000) にもこの更新プログラムはきておりません。
通常版に近い、Release Preview 版に突如届いたこの更新プログラムになります。
【KB4541302は削除できない】
通常の更新プログラムであれば、普通にアンインストールもできるはずなのですが、この KB4541302 は削除ができません。当初から、新しい Microsoft Edge に更新されると、削除ができないということは聞いてましたが、まさにこう言うことか?と実感したわけです。
上記のように更新プログラムも削除できなければ、Microsoft Edge のアンインストールもできないようです。
ということで、こうした事態に備えて、自動で Update されては困るような事情のある人は、以前にも取り上げたように ブロッカーツールなどを利用して、自動 Update されないようにしておく必要があります。
そんな場合には上記の記事を参考にしてください。
そんなわけで自動更新されてしまったうちの Release Preview 版ですが、現在システムの復元で戻せるものなのか?確認中です。結果は後ほど追加で報告させていただきます。
【2020/02/28更新】
結果から報告させていただきますと、復元には失敗。PC自体の問題もあったのかもしれませんが。
手っ取り早く復旧させるために、同PCについては、リカバリして再度 Release Preview 版として運用を再開してます。
<参照>