モダンライフサイクルポリシーについて前回ご紹介しましたが、この中でも触れていますが、サポート終了を控えた Windows 7 と、それに伴う Office 製品のサポート状況について取り上げてみました。
何度も取り上げているように、Windows 7 のサポートが、2020年1月14日で終了することはご存じかと思います。
にもある通りです。
Windows 7 のPCをご利用の方は、12月の更新プログラムには、上記にもあるように、2020年1月15日以降も使用していると全画面の警告画面が出るようになったりするようです。
またすでに2019年3月に配信された KB4493132 によって、2019年6月以降には、定期的にサポート終了を示唆するポップアップが出てくるようにもなっておりました。
法人向けのものについては、有償でのESUも提供されてることになってるので、Editionによっては、こうしたメッセージがでてこないものもあったりします。
さてこうしてサポートが終了する Windows 7 ではありますが、1月14日を過ぎたからと言って、PCが起動できなくなるわけではありません。これは今更言うまでもないと思います。
では仮に、Windows 7 に Office 365 をインストールしていたらどうなるのか? というのが本日の課題です。
【Office 365 のサポート対象と期限】
Office 365 Solo や Office 365 ProPlus を Windows 7 上でご使用の方もいらっしゃるかと思います。もちろん、Windows 7 のサポートが切れたからと言って、Office 365 が利用できなくなるわけではありません。
Office 365 では、Windows 7 はサポート対象のOSになります。これには変わりありません。
ですので、ESUの提供され適用されているWindows 7 のみがサポートされるわけではなく、サポート期限が切れたコンシューマー向けの Windows 7 であっても、引き続き Office 365 Solo などはサポートされることになっています。
上記サイトにもありますが、"Windows 7 を実行しているデバイスで Office 365 を実行している状態から、Windows 10 などのサポートされているオペレーティング システムに移行できる追加時間を提供するため" 、2023年1月までの3年間はサポートされることになっているようです。
ただし上記サイトにもあるように、このようなケースでは、Office 365 への新機能の提供は行われないようです。新機能も随時追加されていたような Office 365 としてご利用になる場合には、Windows 10 にアップグレードする、あるいはWindows 10 の入っている新しいデバイスの方に Office 365 をインストールしなおしてご利用頂く必要があります。
あくまでも移行期間として Windows 7 のサポートが続いているだけであることは、忘れないで利用する必要があります。そして早急に、Windows 10 への更新(移行)をすべきであることも忘れずに。
【更新】
Microsoft ライフサイクルポリシー にて、Office 365 を検索すると、以下の画像にもあるように "注" の欄に "「モダンライフサイクルポリシー」に準拠しています” とあることがお分かりいただけると思います。また、"Office のシステム要件" のところでも同様です。
なお Office 365 のライフサイクルを検索すると、"注" のところに、"システム要件マトリックス" なる面白い資料がありました。PDFファイルとして公開されているシステム要件をまとめた一覧表です。こちらもぜひご覧になってみてください。
注)今回ご紹介した Microsoft のサイトを見ても、サイトによって、法人向けの Office 365 は引き続きサポートされるものの、家庭向けの Office 365 派サポートされない(Office のシステム要件)とあったり、”Windows 7 のサポート終了および Office” や "Windows 7 のサポート終了と Office 365 ProPlus” のように、いずれも 2023年1月までサポートされるとあるサイトもあったりと、Microsoft のサイトでも情報はまちまちのようです。 こちらについては、引き続き確認していきたいと思います。
<参照>
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