さて前回は自動配信が決まった New Microsoft Edge についてご紹介しましたが、今回は、以下のサイトでも紹介されている Blocker Toolkit についてご紹介させていただきます。
【Blocker Toolkitとは?】
まずはこの "Blocker Toolkit" とは何なの? というところから。
このツールは、前回ご紹介したように、Windows 10 Ver.1803 以降向けに、自動配信される New Microsoft Edge への自動アップデートをブロックするためのツールです。
ただしブロックするといっても自動アップデートがブロックされるだけで、手動でインストールしようとしたものについては防ぐことはできません。
【どうやって利用するの?】
さてここからが本題です。
"Blocker Toolkit" ですが、まずはダウンロードするところから始めましょう。
-- ダウンロードする:
1) "Microsoft Edge の自動配布を無効にするための Blocker Toolkit" にアクセスし、リンクをクリックします
2) 適宜わかりやすい場所を指定してファイルを保存します。今回はデスクトップに保存してみました。デスクトップには、"MicrosoftEdgeChromiumBlockerToolkit.exe" というアイコンができます
-- ダウンロードしたプログラムの実行:
1) ダウンロードした実行ファイルをダブルクリックで実行します
2) 利用規約の画面が表示されるので、"YES" をクリックして進みます
3) 展開先の選択画面になりますので、"Browse" をクリックして、展開(解凍)先を指定します。今回は、デスクトップを選択し、さらにその後ろに、"tool" と手入力しました。
これで、デスクトップにフォルダが作成されて、その中に解凍されたファイルが保存されます。"OK" ですすむと、当然フォルダはまだないので、フォルダを作成していいか?聞いてきますので、"はい" をクリックします
これで、ダウンロードしたファイルが展開されました。
今回はデスクトップに "tool" というフォルダが作成されて、その中に以下のファイルが展開されております。
・EdgeChromium_Blocker.adml
・EdgeChromium_Blocker.admx
・EdgeChromium_Blocker.cmd
・EdgeChromium_BlockerHelp
この中で今回この後使用するのが、"EdgeChromium_Blocker.cmd" になります。
-- Block Script を実行する:
さてここからが本番です。先ほどダウンロードしたファイルをコマンドプロンプロトを管理者として起動して、実行します。"EdgeChromium_Blocker.cmd" を単純にダブルクリックしてもダメなのでご注意ください。
1) "ここに入力して検索" のところに、"cmd" と入力して、検索されたコマンドプロンプトの項目の中から、"管理者として実行" をクリックして起動します
2) 今回ダウンロードしたプログラムのパスをコピーしてコマンド画面に貼り付けます。実はコマンドを起動しても慣れないとプログラムの保存されているパスまで移動するのも面倒なので、ダウンロードして解凍してできた、フォルダの上の部分をクリックしてパスをクリックします。そして、"CD" とだけ入力した後スペースを入れたら、右クリックします。すると先ほどコピーしたパスが貼りつきます。移動したら、"
EdgeChromium_Blocker.cmd
/b" と入力して、エンターを押下げます3) コマンドの実行は一瞬で、終わると以下のような画面に戻ります。
4) 完了しましたので、実際にレジストリに Block Script キーによって、レジストリキーが追加されたか確認してみると...
と正しく追加されていることををご確認いただけると思います。
-- 解除方法:
こうしてブロックしたものを逆に解除するにはどうしたらいいのか?についてもご紹介させていただきます。
"Block Script を実行する" のところでご紹介した手順と 1)〜2) までは一緒です。
コマンドのところで、
"
EdgeChromium_Blocker.cmd
/u"と入力します。
上記のようにレジストリの値が値なしになったことが確認いただけると思います。
以上で完了になります。