Office 2011 はとっくの昔にサポート期限も切れてはいますが、mac ユーザーの方の中にはまだまだご利用の方もちらほら見かけます。
さて昨日、新しい macOS 10.15 Catalina のリリースが開始されましたが、この "Catalina" ご存知の方も多いかと思いますが、このバージョンから、32ビットアプリは全て排除されます。
macOS は、一足先に、64ビットアプリのみしか利用できなくなったっていうわけですね。言い換えれば、Mojave (os10.14) が32ビットアプリが動く最後のバージョンということになります。
Office 製品に限ったことではありませんが、Catalina 上では、すべての 32ビットアプリが動作しなくなりますので、64ビット版が提供されているようであれば、64ビット版を入れなおす必要があります。
【Ofice製品の対応状況】
・Office 2011以前 32ビット版のみ
・Office 2016/2019 32ビット/64ビット版
・Office 365 64ビット版
ということで、Mojave をご利用の際に、Office 2016 をご利用だったとしても、32ビット版は、Catalina への Update 後は動作しなくなりますので、入れ直しが必要になります。
以前にも取り上げましたが、Office 365 などの場合、普通にインストールすると、すでにすべて64ビット版がインストールされているはずなので、Update 後も問題はないはずです。"Office for Mac の更新履歴" の中でも、"すべてのパッケージは 64 ビットのみです" とある通りです。
"Office 2016 for Mac 64 ビットのアップグレード" の記事の中には、32ビット版のダウンロードリンクなどもありますが...これはちょっと特殊な例です。
"Office for Mac を64ビット版にアップグレードする" にもありますが、"2016年8月22日以降の Office for Mac のすべてのリリースは64ビット版です" となっています。Office 2016 でも、それ以降であれば問題ないってことですね。
実際にCDNにて公開されている情報を見ると、”Office for Mac Release History” のところで、2016/8/22 のところより前は、Office 2016 も 32ビット版のみになっていますが、この時だけ、64ビット版と32ビット版が用意されていたようですが、それ以降は全て 64ビット版となっています。
<参照>