2019年6月のブログで発表された ”Personal Vault”。日本語のOneDriveの画面では、”個人用 Vault” と表示されます。
順次利用範囲も広がってきているようで、ぼちぼち日本のユーザーでも利用できる人が増えつつあるようです。
順次利用範囲も広がってきているようで、ぼちぼち日本のユーザーでも利用できる人が増えつつあるようです。
個人向け OneDrive 上のデータに対して、さらにセキュリティの高い保護をかけてくれるものです。
「パーソナル Vault は、強力な認証方法、つまり、指紋認証、顔認証、暗証番号 (PIN)、メールや SMS で送信されるコード 1 など、追加の本人確認ができた場合にのみアクセスできる、OneDrive 内の保護領域です」(OneDrive パーソナル Vault で非常に重要なファイルのセキュリティをさらに強化、OneDrive へのストレージ オプションの追加より引用)
とあるようにアクセスするたびに、ID認証を求められます。
さらに、Windows 10 (Pro以上)であれば、「Windows 10 PC では、OneDrive はパーソナル Vault のファイルをローカル ハード ドライブの BitLocker 暗号化領域と同期させます」 といった用途も....
** BitLocker とは?
ちなみに、"BitLocker" とは、Windowsのドライブの暗号化機能です。Windows 10 で言えば、通常は、Professional エディション以上の製品で利用できますが、一応 Windows 10 Home でも、BitLockerで暗号化されたUSBメモリなどを開いたりする事は可能です。
【サブスクライバー以外でも利用可能】
この機能については、Office 365 サブスクライバー以外でも Microsft アカウントがあれば利用可能です。ただし、無料のアカウントでは、この 個人用 Vault に保存できるファイルは、3つまでに制限されています。
Office 365 サブスクライバーのみなさんは、制限はありませんので、極端に言えば、利用できる容量いっぱいまで使用可能です。
【OneDriveの新しいプラン】
6月のブログの中では、さらに OneDrive の新しいプランについても、言及しておりました。
これまで 月$1.99で、50Gだったものが、100G まで容量が増えました。つまり追加費用なしで、自動的に 100G まで利用可能になるという事になります。
Office 365サブスクライバー向けには、1TBまでだったのが有料オプションにより、2TBまで増やす事も可能になったようです。ストーレッジの追加は、月額 224円 から月額 1,124円 の最大 1 TB まで、 200 GB ずつ追加が可能になっています。
【個人用 Vault を無効にする】
さて今回提供される事になった "個人用 Vault" 。そこまで必要ないので無効にしておきたいという場合には、以下のところから ON/OFF の切り替えが出来るようになっています。
1) OneDrive にサインインして、右上の歯車のアイコン(設定)をクリックして、"OneDrive の設定" を開きます
2) "オプション" をクリックして、”ストーレッジの管理” という画面になったら、左ペインの "個人用Vault" をクリックし、"ID確認" に進みます。画面に従って進みますが、今回はメールを利用してID確認を行いました。
3) コードを入力して確認が済むと、"個人用Vault" の 有効・無効 の切り替えが出来るようになります
設定変更にも、都度 "ID確認" が必要になります。
よりセキュリティを高くしているので面倒になった?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一方では、"パーソナル Vault で OneDrive ファイルを保護する" の中でも触れていますが、OneDrive のモバイルアプリからのセキュリティの向上にもつながっているようです。
<参照>