デルアンバサダーとしてお借りした XPS15。
前回はその概要について取り上げたので、今回は、実際に使ってみた感想も含めて紹介します。
【解像度の高さ、グラフィックス性能は十分】
前回も触れたように、4K Ultra HD(3840 x 2160) ・画質800万ピクセルに対応したInfinityEdgeディスプレイを搭載しているXPS15。その解像度の高さは群を抜いています。
DELL には、グラフィックスとゲームに特化したGシリーズや、ゲーミングブランドのAlianware もあますが、"最高を目指す設計" をコンセプトにあげている XPS シリーズ 。ここから違うようです。
解像度が高すぎて、初期化などをする際のコマンド画面が、小さすぎて逆に困るといった部分もありましたが、これは、XPS13でも同様でした。
-- DAZN による驚きの映像体験:
今回、DAZNの1か月間無料体験もさせていただき、プロ野球中継を通じて、その映像体験を満喫させて頂きました。
ご存知のようにDAZNは、スポーツ中継のライブ中継などをストリーミング配信にてサービスを行っている。プロ野球、サッカー、バスケットやテニス中継など、TVでは見られない生の映像体験は、スポーツ好きにはたまりません。
地方で開催されていたりして東京エリアではTVでもやっていない野球中継が見られるのは非常によかったです。
明るく高精細で見やすい映像は、13インチよりは、15インチの大きな画面で見られてこそ価値がさらに大きくなるのでしょう。
DAZNに限ったことではないのですが、こうした映像体験こそ、4K Ultra HD の威力が発揮する場でもあるんでしょうね。
XPS15の内臓スピーカーでもそれなりに臨場感は伝わるものの、どうせ自宅で使用するのであれば、もっと本格的に楽しみたい.... であれば、やはり外付けのスピーカーを付けたりするとさらにいいんだろうな?と実感しました。
ちなみに、内蔵のスピーカーは PC 裏面の手前に左右1つずつあります。多くの場合、奥の方についていることが多いのでそれに比べればダイレクトに音が届くってことなんでしょうか? とはいえ、筐体の下というのは場所的にどうなんでしょうね?
ちなみに底面のもう一つ奥にある横長の大きなものは、排熱用の通気口になります。
今回お借りしたものは、4K Ultra HD対応のものでしたが、Full HD (1920 x 1080) 対応のコストパフォーマンスを考慮したモデルも選択が可能になっています。
【好みがわかれるWebカメラの配置】
XPS 15 の売りの一つが "ベゼル幅5.7mmのフレームレス・ディスプレイ" 。ベゼルが、狭い分当然ながら、一般的なノートPCのようにWebカメラをフレームの上部に配置できません。
他社のものでも、ここまで狭くなくても、これに近いフレームレスのPCを見かけるとどこも、Webカメラの設置場所には苦労しているようでいろいろ工夫を凝らしているようです。
さて XPS15 の場合には、画面下部に設置されています。
こうした配置、好みがわかれるところで、下から上に向かってカメラが向いている関係上、カメラ映りを気にするという声もあります。最もそう頻繁に活躍することのないカメラだとすれば、あまり気にしなくてもいい点かもしれませんが、Skype などで頻繁に利用する人にとっては気になるところなのかもしれません。
【予想外の充実したサポートサイト】
最近のPCには、昔のPCのようにどさっとマニュアルなどが付いていなケースがほとんどです。電子マニュアルのように、PCにあらかじめインストールされているケースもあります。
今回、お借りしていた XPS15 を返却させて頂いた後、いろいろ確認するのに役立ったのがサポートサイト。DELL の製品別サポートサイトはかなり充実しています。
PDFマニュアルには、メモリ、HDD、スピーカの配置や、交換方法などかなり事細かく説明されています。
そこまで必要な人はそんなにいらっしゃるとは思えませんが、そうしたところまでしっかりサポートしているのは予想外でした。そしてこれが非常に役に立ちます。
メモリを自分で交換したい、HDDをSSDに換装したいといった場合に非常に役立ちます。
最近のPCは超薄型で筐体が糊付けされてたりすることも多く、簡単にメモリの交換やHDDの換装などができないケースもあります。もちろん、カバ開けたり、換装したりすればサポート対象外になるんでしょうけど、それでもそうした情報がしっかり提供されているのは喜ばしい限りです。
実際にお借りして使ってみて、最初に "あれ?15インチなのにドライブがない!" ...というところで、他社メーカーのものなどを見渡してみると、最近の15インチのノートでは、どうやらドライブレスが一般的になってきていることを改めて知り。15インチクラスのPCの在り様というのを、改めて考え直すところからはじめることになった今回。
薄型なのに処理能力は抜群という最高峰を謳う XPS シリーズの性能はもとより、最後になって改めてサポートサイトの充実した情報にもビックリするなど驚きの体験となりました。
<参照>