PowerPoint に搭載されている "Morph"(モーフ) という機能をご存知でしょうか?
日本語では、"変形" という名前で "画面の切り替え" タブのスタイルのところに用意されています。
この機能は、Office 365 サブスクリプションユーザー および PowerPoint 2019 のユーザーが利用可能な機能です。
そもそも、モーフ(Morph)とは、CGなどの世界で、モーフィング(morphing)という技術がありますが、まさにこれに該当します。
モーフィングとは、ウィキペディアにもありますが、"ある物体から別の物体へと自然に変形する映像をみせる"(ウィキペディアより) 技術になります。つまりコンピューターがその物体の変化していく中間の部分を自動的に生成してくれる技術です。
PowerPoint に置き換えていえば、スライドが次のスライドに切り替わる際に、そこに表示された文字やグラフィックスオブジェクトなどが、変化する際のその中間の動作の部分を自動的に生成してスムーズに画像が動くようにしてくれる機能になります。
まずは、YouTubeで公開されている以下の動画をご覧になってみてください。
通常の "Morph" の機能でも使い方次第では、上記のように動的でよりインパクトのあるスライドが作成できます。
今回、Office Insider に向けていち早く公開された "Morph" の新しい機能では、形状変更も可能になりました。
ただしこの形状変更については、まだ Insider 版でしか作成も再生もできませんので、Insider版のPowerPoint で作成したデータを、それ以外の PowerPoint で再生すると、フェード画面の切り替え効果に代わってしまうようです。
通常の "Morph" の機能については、PowerPoint Onlineでも利用可能です。
まだ使ったことないな?という方はぜひ体験してみてください。
【2019/3/1更新】
参考までに、PowerPoint Onlineでの画面は以下の通りです。
PowerPoint Online では、シンプルリボン(上記右の画像)も採用されているので、参考までに通常のリボンとシンプルリボンのケースで表示してみました。
<参照>