"ライセンス情報削除ツール" 何て名前を聞くと、何か?トラブルの時に非常に役立ちそうなツールな感じではありますが、今回ご紹介するのは、Mac 版の Office 製品ユーザーに提供されているツールです。
【Mac版 Office には削除ツールはない】
Windows 版の Office 製品の場合、"PC から Office をアンインストールする" にもありますが、通常のプログラムのアンインストールでうまくいかないような場合には、"Easy Fix ツール" といった、アンインストールツールも用意されています。
しかし、"Office for Mac のアンインストール" をご覧いただくとお分かりいただけるように、基本的にMac版の Office 向けにはそうした削除ツールは用意されておりません。
** Office 2011 については、"Office for Mac 2011 の問題のトラブルシューティングを完全にアンインストールしてから再インストールする" でも紹介されていますが、GitHubにて、"Remove2011" というツールも公開されています。
ではどうするか?というと、アプリケーションフォルダにあるプログラムのアイコンをごみ箱に捨てて、さらにライブラリ内の各ファイルを手作業で削除していく必要があります。
一部のアプリがうまく動作しないなどの場合には、Mac版の場合には便利なところで、うまく動作しないExcelやWordなど単体で削除して入れなおしたりできるのは、Windows版と違ってMac版のいいところではありますが、逆にいったんきれいに削除して入れなおそうという場合にはちょっと手間がかかります。
【ライセンス情報を削除する】
そしてさらに問題になるのが、このライセンス情報。
例えば、以前は Office Home & Business 2016 の買い切り版を使っていた方が、Office 365 Solo などのサブスクリプション版に乗り換えたものの、本来サブスクライバー向けに提供されているはずの機能が一向に有効にならない...
つまりソフトは新しくなっていたとしてもライセンス情報が古いままで、サブスクライバーとして認識されず最新の機能が利用できない... そんな時に有効なのが、"ライセンス情報削除ツール" となります。
-- 実行手順:
1) "Mac で Office のライセンス ファイルを削除する方法" にアクセスし、"ライセンス削除ツールをダウンロードします" をクリックして "ライセンス情報削除ツール" をダウンロードします
2) "Microsoft_Office_Lisense_Removal_1.5.pkg" というファイルがダウンロードされますので、開いて実行します
3) あとは画面に従って、ライセンスの削除を進めます
4) 完了後、Wordなどのアプリを起動しライセンスと紐づいているMicrosoftアカウントにてサインインして、ライセンス認証を行います
"Office for Mac を再インストールの前に完全にアンインストールして、問題のトラブルシューティングを行う" の中では、"手順3" として、ファイルを一通り削除した後、"ライセンス情報削除ツール" を利用して、ライセンス情報を削除するところまで紹介されております。
"Office 365 と Office 2019 の違いは何ですか" のところでは、Office 365 と Office 2019 との違いについて紹介されています。先日正式に販売がスタートした Office 2019 だったとしても、Office 365 のサブスクライバー向けには、次に向けての新しい機能がどんどん追加されていて、機能的な違いがあります。Office 365 を導入してライセンス認証も済ませたのに、利用できるはずの機能が利用できない...
以前買い切り版などの製品をご利用だった場合にはこうしたらライセンスが正しく適用されていないケースも発生するようなので、注意が必要ですね。
<参照>