Office 365 Solo などのサブスクリプションは、すでに、Office 2019 相当のバージョンになってきています。
"Office のシステム要件" によれば、Office 365 のサブスクリプションの動作仕様では、対応OSは、"Windows: Windows 10、Windows 8.1、Windows 7 Service Pack 1、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、または Windows Server 2008 R2" となっています。
これに対して、Office 2019 の動作仕様では、対応OSは、"Windows: Windows 10、Windows Server 2019" となっています。
でも、あれ?おかしいんじゃない?と不思議に感じたのは私だけではないと思います。
Windows 7 や Windows 8.1 だと、Office 2019 はサポート範囲外。おそらく、インストールしようとしても、インストールの段階でOSのチェックなどではじかれてしまうのではないかと思います。でも、Office 365 Solo であればインストールができる.... となると、Windows 7 や Windows 8.1 に Office 365 Solo をインストールしたらどんなバージョンになるのか? Office 2016 相当のものがインストールされるのか?
Mac版の場合には最新のものから数えて3つまでがサポートされるとありますので、OS10.12 (Sierra)以降になります。そしてバージョンは、Office 2019 相当のものになっています。なので、OS10.11 までの人が Office 365 をインストールしようとしてもOSのバージョンではじかれてインストールできません。
しかし、一応以前にもブログで取り上げましたが、現在のところ、OS10.10/10.11 ユーザー向けには Office 2016 もダウンロードが可能になっています。
さてでは、Windows 8.1などで Office 365 Solo をインストールしたらどうなるのか?
さっそく試してみました。
【Office 365 Solo をインストールする】
Microsoft アカウントの、サービストサブスクリプションのページにアクセスしてインストールを実行します。
インストールの画面は、Windows 10 等と一緒で、特別 OS によってダウンロードされるものが異なるといったような感じでもありませんでした。
そして、インストールが完了し、Word を起動してみました。
ご覧いただくとお分かりいただけるように、Windows 8.1 にインストールされた、Office 365 のバージョンは、
Ver.1901(ビルド11231.20130)と、先日Update された最新バージョンになっていました。
Office 2019 、Office 365 の更新履歴を確認すると、
Office 2019: 1月8日配信 Ver.1808 (ビルド10340.20017)
Office 365: 1月31日配信 Ver.1901(ビルド11231.20130)/月次チャンネル
となっています。
製品が異なるので、バージョン情報を直接比較したところで参考になるものではありませんが、Windows 10 で使用する、Office 365 Solo も、Windows 8.1 で使用する Office 365 Solo もバージョンとしては一緒のようでした。
先日ついに一般向けに販売がスタートした Office 2019 の統合パッケージ版 や Word 2019、Excel 2019、PowerPoint 2019 などだと、OSのチェックの時点ではじかれてしまうのかもしれませんので、あくまでも Office 2019 は、Windows 8.1 では、ご利用いただけないんでしょうね...
【2019/2/05 更新情報】
昨年やはりブログの中で、Office と Window 製品の サービスとサポート について、ブログの中でも触れられておりました。
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その中で、Office 365 ProPlus については、Windows 8.1 のサポート終了日でもある 2023年1月までサポートされるとあります。
<参照>