2025年11月08日

Bluetooth でイヤホンとスピーカーの両方に出力が可能に!

Bluetooth にて接続された複数の出力デバイスに音声を出力できるようになるようです。

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ちょっと前になりますが US時間10月31日に公開された Windows Blogs 「Extending BluetoothR LE Audio on Windows 11 with shared audio (preview) 」にて情報が公開されました。

ブログによれば、この日にリリースされた Windows 11 Insider Preview ビルド (26220.7051) for Dev & Beta Channels において、2 つの別々のヘッドフォン、スピーカー、イヤフォン、または補聴器の間でオーディオを共有できるという新たなエクスペリエンスとなる共有オーディオ (プレビュー) の段階的な展開がスタートしたとのことです。

Bluetooth LE オーディオ ブロードキャスト テクノロジ上に構築された共有オーディオを使用することで、サポートされている Windows 11 PC でオーディオ ストリームを 2 つの Bluetooth オーディオ アクセサリに同時に送信が可能になるようです。


【対応デバイス】

今回のこの機能。現在、Copilot+ PC でのみサポートされていますが、今後 一般のユーザーも利用できるように、さらに多くのデバイスがサポートされる可能性があるとしています。

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共有オーディオ (プレビュー) は、あくまでも 互換性のある Bluetooth およびオーディオ ドライバーの更新プログラムを備えたPCが対象となるため、Windows 11 とはいえ、ハード的に古いデバイスだと難しいかもしれませんね。

Windows Insider 向けに展開がスタートしたばかりの機能ではありますが、こうやって Copilot + PC ブランドの魅力を色々見ていると、 AI に特化しているというだけではなく、様々な点で魅力のあるものになりつつありますね。


いつものように今回の内容を、Copilot に整理して貰いました。

  1. 共有オーディオとは?:
    ・Bluetooth LE Audioのブロードキャスト技術を活用。1台のPCから2台のBluetoothオーディオ機器(ヘッドホン、スピーカー、補聴器など)へ同時に音声を送信できる新機能。
    ・友人と音楽を共有したり、飛行機で家族と映画を楽しむなどのシーンを想定。

  2. 対応環境:
    ・対応PC(Copilot+ PC):
    ・Surface Laptop(13.8/15インチ)
    ・Surface Pro(13インチ)
    ・Samsung Galaxy Book5シリーズ など

  3. 対応アクセサリ:
    ・Samsung Galaxy Buds2 Pro / Buds3 / Buds3 Pro
    ・Sony WH-1000XM6
    ・ReSound / Beltone の補聴器など

  4.  利用方法:
    ・対応するBluetooth LE Audio機器を2台ペアリング。
    ・Windows 11 Insider Preview Build 26220.7051以降をインストール。
    ・クイック設定パネルの「共有オーディオ(プレビュー)」タイルから共有を開始。
    ・「共有停止」ボタンで終了。

  5.  注意点と推奨事項:
    ・最新のドライバーとファームウェアが必要。
    ・メーカー提供のアプリでLE Audio対応が有効か確認。
    ・利用できない場合は、アクセサリの再ペアリングを試す。

ブログにもありますが、公開予定のリストにある Copilot+ PC の場合、今後数週間以内に Windows Update を通じて提供されるドライバーの更新プログラムを確認する必要があります。「共有オーディオ (プレビュー)」タイルは、システムにこの機能をサポートするために必要なドライバーの更新プログラムがある場合にクイック設定に表示されるようになるようです。なので対象デバイス以外には表示されませんし利用できません。

ヘッドフォン、イヤフォン、スピーカー、または補聴器を購入する際には、LE Audio をサポートしているかどうか? もポイントにもなってくるようです。補聴器などもその対象になっているってのは、アクセシビリティにも配慮されているってことですね。


<参照>



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2025年11月07日

Excel 用 Visio Data Visualizer アドインの廃止

私自身はあまり VISIO と関わることはないのですが、こんな情報が上がっていたのでご紹介させていただきます。

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US時間11月4日付けの Microsoft 365 Blog にて、「Retirement of the Visio Data Visualizer add-in for Excel and next steps」といった情報が公開されました。このブログ、簡単に言うと、これまでVISIO のデータを閲覧・編集するために Excel 向けにアドインとして提供されていた「Visio Data Visualizer」の提供が終了するというものになります。


【今後の廃止スケジュール】 

Visio Data Visualizerのリリース以来、これまで Excelにて、Microsoft 365 のユーザーは、Visio のライセンスがなくても、スプレッドシート データを高品質の Visio 図 (フローチャート、クロスファンクショナル フローチャート、組織図など) に変換することが可能でした。

これまでご利用だったユーザーにおいては、今後のスケジュールを参考にして、対応が必要になってきます。
ブログによれば、そのスケジュールは以下のようになっています。
  • 2025年12月08日:Excel アドインストアから Visio Data Visualizer アドインと関連テンプレートが削除。新規作成不可に。
  • 2026年03月02日:バックエンドサービスが停止。Excel に埋め込まれた図は表示されなくなる。
ユーザーは、2026年3月2日までに、アドインで作成された既存の図を保存する必要があるようです。


【廃止の影響】

今回の廃止に伴い以下のような部分で影響が考えられます。
  • アドインで作成された Visio 図は表示不可になる。ただしExcel の元データは保持される。
  • 当然ながら、今後データの更新・再描画機能も停止される。

-- ユーザーに必要な対応:
  • Microsoft 365 サブスクライバー:既存の図を Visio (.vsdx) ファイルとして保存。保存さえしておけば、Visio ファイルを Visio for the web で開くことが可能です。データ接続と更新機能は、2026年3月2日以降は機能しなくなります。
  • コンシューマーユーザー:Visio Data Visualizer を使用して、図を画像として保存しておきます。後で参照できるようにそのままExcelに画像として貼り付けてご利用いただいてもいいかもしれませんね。

【対応方法】

では先ほどご紹介した対応方法についても見ていきましょう。

1) Microsoft 365 サブスクリプション利用者
  1. Excel ファイルを開く。
  2. 図の右上「…」をクリック → 「Web で開く」を選択。
  3. サインイン後、Visio ファイル(.vsdx)として保存。
  4. 保存されたファイルは OneDrive や Visio for the Web で閲覧可能。

2) 一般ユーザー
  1. 図を右クリックします。
  2. 表示されたメニューから、「画像として保存」をクリック
  3. 一度画像としてお好きな場所に保存してください
  4. 改めて、Excel に今回保存した画像を貼り付けておきます


【代替案】

もちろん今後も、データ連携や図の自動生成を継続したいと言う方もいらっしゃるかもしれません。
利用頻度にもよるとは思いますが、そうした場合、Visio Plan 2 の利用が推奨されています。


Excel 用 Data Visualizer アドインについて」にもありますが、このExcel用アドインは、Excel for Microsoft 365 または Excel for Microsoft 365 for Mac にて利用可能なものでした。

このアドインの提供が終了(2026年3月2日以降)すると、Excel に埋め込まれた図は 読み込まれなくなりますが、Excel テーブルのデータはそのまま残る形になるので、注意する必要があります。


<参照>




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ソースネクスト

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2025年11月06日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channel に次の更新プログラムが到着しております。

今回確認した更新プログラムは、以下の通りです。

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・Microsoft Excel 16.104.25110514
・Microsoft OneNote 16.104.25110514
・Microsoft Outlook 16.104.25110514
・Microsoft PowerPoint 16.104.25110514
・Microsoft Word 16.104.25110514

以上となっております。

今回の更新プログラムについて、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。今後情報が公開された折には、改めてご紹介させていただきます。

さてこれまでにも何度も Copilot についてとりあげておりますが、今回も一応 Office for mac にも関連しているということでいくつかのブログをご紹介いたします。


【スピーカーノートの作成と翻訳】

10月に提供がスタートしている機能として、PowerPoint for mac においては、スピーカーノートの作成や翻訳において、Copilotが手伝ってくれるようになっているようです。

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-- 10月に展開された機能(Mac向け関連のみ):
  • スピーカー ノートの作成
  • スライドの翻訳
もう一つだけご紹介させていただきます。


上記は「Excel 用 Visio Data Visualizer アドインの廃止」に関する記事です。詳細は別途取り上げる予定ですが、Microsoft Visio Data Visualizer は、Windows だけではなく Mac 向けにも提供されているものです。

Excel for mac にてご利用のケースは少ないかもしれませんが、もしご使用の方がいらっしゃいましたら、ご注意ください。


<参照>

Outlook for Mac/Microsoft Support
Outlook for Mac機能/Microsoft Support
Office for Mac の展開ガイド
Apple シリコン用の Microsoft 365、Office 2021 および Office 2019 のサポート



SPRING JAPAN公式サイト


ソースネクスト
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2025年11月05日

Microsoft 365 Copilot に「Researcher」が追加!

さて以前に Microsoft 365 Copilot の機能追加がやまない件についてご紹介しましたが、今回は、10月に公開された Microsoft 365 Copilot に追加された「Researcher」について取り上げてみました。

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「Researcher」は、複雑な調査や情報収集を効率化するための専門の新エージェント。さてそこにはどんな活用法があるのか?確認してみました。


【エージェントとは?】

まずは改めて「エージェント」についてからご紹介していくことにしましょう。

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Microsoft 365 Copilotを起動すると上記のような画面が表示されます。通常の Microsoft Copilot 同様に、Copilot Chat を利用するための画面が表示されます。

そして「エージェント」については、「エージェントを探す」をクリックすると、利用可能なエージェントが表示されます。

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「エージェント」は、Micorosoft Copilot を活用して様々なカテゴリにおいて、より専門的な情報収集などに使用するAIアシスタントになります。なので、今回追加された「Resarcher」以外にも様々なものがあります。

「その他のエージェント」も含めると色々あることがおわかりいただけるでしょう。それぞれが専門のエージェントとして、Copilotを活用するためにアシストしてくれる頼りになるエージェントなわけです。


【新たに追加された「Researcher」とは?】

「Researcher」は、Microosft 365 Copilot の画面で言うと「リサーチツール」になります。

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Microsoft 365 Copilot を起動すると、左ペインに「リサーチツール」とありますので、こちらをクリックするとプロンプトの入力画面が表示されます。

まずは Copilot にこの機能について、整理して貰いました。

※ Researcher エージェントの概要

項目内容
目的多段階の調査・分析を支援し、信頼性の高いレポートを生成
情報源社内データ(メール・会議・ファイル)+Web情報(ニュース・論文など)
出力形式引用付きレポート(見出し・箇条書き・グラフなどを含む)
強み深い推論・構造化された応答・ソースの明示
活用例市場調査、競合分析、戦略立案、文献レビューなど
他のCopilotとの違い標準Copilotよりも処理時間は長いが、分析の質が高い
表示場所Microsoft 365 Copilot アプリの「エージェント」チャット内に登場
推奨使い方
明確な質問+検索範囲の指定で、より精度の高いレポートが得られる

 そしてさらに今回公開されていた「Introducing Researcher with Computer Use in Microsoft 365 Copilot」について Copilot は、「Researcher」についてのブログの内容を以下のように整理してくれました。
 
Researcher with Computer Use:概要と進化ポイント

項目内容
目的より深い調査・分析をAIが自動で実行できるようにする
新機能仮想コンピュータを使って、Webサイトを実際に操作(クリック・入力・ログインなど)
情報源公開・認証付き・インタラクティブなWebコンテンツ+社内データ(会議・ファイル・チャット)
出力形式プレゼン資料、スプレッドシート、コード付きアプリなどの成果物を生成
実行環境Windows 365上の仮想マシン(Visual Browser、Terminal、Microsoft Graphを活用)
活用例顧客企業の調査、業界トレンド分析、有料レポートの要約、プレゼン作成など
セキュリティ完全隔離環境+認証情報は保存されず、操作は監査ログに記録
管理機能管理者が利用者・アクセス可能なWebサイト・社内データの範囲を制御可能
利用条件Microsoft 365 Copilotライセンス+Frontierプログラム参加(2025年11月時点)
制約現時点では英語のみ対応、段階的に展開予定

Microosft 365 Copilot の画面上には、
  • プロジェクトの更新
  • トピックレポート
  • 顧客概要
  • 市場分析
  • 会議準備
  • 状態トラッカー
といったプロンプトの事例が表示されていますね。

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試しに「市場分析」何て言うテーマをクリックすると、プロンプトの入力欄には「〜包括的な市場分析をします」と表示され進むと、その質問の意図について質問してきました...

引き続き「競合他社のAIと比較した場合の市場シェアを分析してください」なんて入れてみました。さすがに非常に様々な情報を照合するんでしょうけど、生成中の文言を見ていると、AWSはどうだ?とか、Google の Gemini は市場規模が〜%だ... といった文言が、変わる変わる表示されつつ分析がスタートします。

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わずか「Microosft のAI事業に関しての包括的な市場シェア分析を構築します。」「競合他社のAIと比較した場合の市場シェアを分析してください」だけのプロンプトで、
  • MicrosoftのAI事業:競合他社との市場シェア比較(2025年)
  • 市場シェアの現状(2025年)
  • 企業別の比較分析
  • 企業向け (B2B) vs 消費者向け (B2C) のAIサービス展開
  • 競争の展望
といった情報を整理してくれて、

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上記にもあるように最後には、Wordデータとしてダウンロードまでできるようになります。そしてWordデータをダウンロードしてみると、Word for the web が起動し、リサーチの内容の他、要約まで用意してくれます。

これだけのことを、これまでであればどうやってプロンプトを入力したらでてくるんだろう?と思うと、専門のエージェントがいるからこそのもので、こんな感じで簡単にできてしまうのには驚きでしかありませんね。

Microsoft 365 の「Researcher」という強力なツール。是非一度ご使用になってみてください。


<参照>




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2025年11月04日

macOS Tahoe 26.1 リリース

macOS Tahoe に次の更新プログラムが到着しております。

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・macOS Tahoe 26.1

macOS Tahoe リリース直後に、Ver.26.0.1 がでて以来久々の更新となります。

内容的には、
  • 管理フレームワーク
  • アップルアカウント
  • アップルニューラルエンジンアップルモバイルファイルインテグリティ
  • ASP TCP などなど
いずれもセキュリティ関連の更新になります。多岐にわたっておりますが、忘れずにUpdateしておきましょう。

今回提供された更新プログラムは、他にも以下の製品に到着しております。ご利用の方は、更新をお忘れなく。

macOS Tahoe 26.1 についてみても、これだけの修正が入っているのは珍しいぐらい。日本語サイトはまだありませんので、「About the security content of macOS Tahoe 26.1」のみになりますが、必要に応じて翻訳機能などをご使用の上、ご確認ください。




JAL 日本航空


ウイルスバスター公式トレンドマイクロ・オンラインショップ

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