2025年05月24日

Excel で印刷ボタンがグレーアウトして押せない

実はだいぶ前からそんなトラブルを確認しておりましたが、ここにきてあちこちでこのトラブルの話を聞くようになったので、取り上げてみました。


【「印刷ボタン」が押せない!】

私が直接この症状を確認したのは、5月のはじめ。かなり前になります。

この時は、ファイル>印刷 とクリックすると、印刷が押せない状態。プリンタードライバの入れ直しなども効果なし。また Excelの修復(クイック修復・オンライン修復)をしても改善がなく、ふとプリンターをいったん別のものに変更し、再度通常使用しているプリンターに戻したところ、印刷ボタンが押せるようになりました。

この時は、これで、やれやれ...な感じでしたが、MS コミュニティを覗いていたら似た事例が。


この事例では、1回目は印刷できても、2回目以降が印刷が押せないという事例のようでした。

結果的にはどちらの事例も、Adobe Acrobat Reader DC の導入に伴い、一緒にインストールされた「PDFMaker.OfficeAddin」が要因だったようで、こちらをオフにしたところ正常に動作するようになったとの事のようでした。


【業務用複合機に限らない?】

当初、自分が直接確認したPCでは、富士ゼロックスの複合機をプリンターとしてご利用になっているケース。加えて、Microsoft コミュニティのケースも、複合機のようでした。もちろん自分の手元の環境では、こうしたトラブルは発生していません。

20250524-2-1.jpg

複合機メーカーの方でも問い合わせが多いといったようなことが、MS コミュニティの書き込みにもありましたがリコーのページにも上記のように紹介されていました。

「PDFMaker.OfficeAddin」も導入済みです。でも、さすがに業務用の複合機は使用していないので、そうした利用環境によるものか?と思いつつ、ネットを検索してみると、Canon の一般向け複合機をご利用のケースでも発生している事例もあるようなので、何か?アドイン自体の根本的な問題なのかもしれませんね。

もちろん「PDFMaker.OfficeAddin」だけが要因とも限らないわけで、このトラブルが発生しているケースでは、実際にアドインを無効にするなどして、どのアドインが要因かを確認する必要があります。

当面の回避策として....
  • アドインを完全に削除してしまう
  • アドインを改めて入れなおしてみる
  • プリンター名を一度別のものにして再度選択しなおす
そんなところで対処していくしかないようです。実際に自分が試した事例では、Office の修復やら、プリンタードライバの入れ直しなどはあまり意味ないみたいですので、やっても無駄かと思われます。

もちろん今後、Officeが更新される、あるいはプリンタードライバや、アドインが更新されることで解決するかもしれないので、更新はお忘れなく。


<参照>




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2025年05月23日

Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

Beta Channel に次の更新プログラムが到着しております。

本日確認致しました更新プログラムは、以下の通りです。

20250523-1-1.png 
・Microsoft Outlook 16.98.25052130
・Microsoft Word 16.98.25052130
・Microsoft Excel 16.98.25052130
・Microsoft OneNote 16.98.25052130
・Microsoft PowerPoint 16.98.25052130

以上となっております。

Microsoft AutoUpdateの画面では一部ビルドNo.が表示されていないものもありましたが、その後更新された情報を見ると、すべてみんな同じバージョンにUpdateされておりました。

今回公開された更新プログラムについて、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。
今後情報が公開された折には、改めてご紹介させていただきます。

今回の更新、どうも回線の具合の問題か? Microsoft のサーバー側の問題か?頻繁にエラーになっていて、スムースに更新が進まないようですが、何度か繰り返したところ正常に完了しておりましたので、なかなかエラーで更新が進まないという場合には、ちょっと時間を空けてお試しになったほうが良いかもしれません。


【2025/05/24更新】

昨日何度やっても更新できなかった、Word と Outlook も無事更新が完了しました。

20250523-1-2.png
・Microsoft Word 16.98.25052226
・Microsoft Outlook 16.98.25052226

他の製品に比べて、若干バージョンが進んだ感じです。


<参照>



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2025年05月20日

「実行時エラー '4707' : ダイアログレコードフィールドが定義されていません」となって "Word for Mac" が起動しない

Word for Mac を起動しようとしたら、「実行時エラー '4707' : ダイアログレコードフィールドが定義されていません」という「Visual Basic for Applications」ウインドウが開き、Word が利用できない....

このエラー、USの Microsoft Communityに投稿された「Word for Mac is throwing a 4707 error」によると、何かしらアドオンが要因のようで発生するもののようですが、備忘録として取り上げてみました。


【一時的な回避策】

今回、Microsoft コミュニティに投稿された日米のコメントを見る限りでは、「Rosettaを使用して開く」をONにすることで、Word は起動するようになったようなので、まずは起動するためには、こちらをONにすればいいようです。

-- 設定方法:

20250520-2-1.png 20250520-2-2.png
  1. 移動>アプリケーション と開きます
  2. Word のアイコンを、Controlキーを押しながらクリック
  3. 表示されたメニューから「情報を見る」をクリックします
  4. 「Microsoft Word の情報」という画面が表示されます
  5. 表示されたダイアログの中央付近にある「Rosetta を使用して開く」にチェックを入れて、OKで閉じます

また「Word for Mac is throwing a 4707 error」によれば、起動後アドインマクロを確認して、何かしら動作しているマクロを無効にしたことで、再度「Rosettaを使用して開く」をOFFにしても正常に起動できるようになった... という報告もあるようなので、一時的に起動出来たら、アドオンの導入状況を確認し、何が要因になっているか?確認が必要になるようです。


--アドインの確認方法:

20250520-3-1.png 20250520-3-2.png 20250520-3-3.png
  1. Wordを起動し、ホームタブ>アドイン>その他のアドイン とクリックします
  2. 「Officeアドイン」というダイアログが表示されます
  3. 続いて、「個人用アドイン」をクリックすると登録されているアドインが表示されます
  4. アドインをクリックし、さらに [...] をクリックすると「削除」が表示されます

導入されたアドインを一つずつ検証しながらいったん削除して、必要に応じて再度導入しなおしてみるなど、検証してみてください。
問題が解決されて、再び「Rosettaを利用して開く」をオフにしても起動できるようになればいいわけですね。またそのアドインを利用するにあたって、どうしてもこれがONでないといけない場合には、ONにしたままでも特に問題はないかと思われます。


【「Rosettaを使用して開く」とは?】

さて今回ご紹介したエラーは、何かしら導入されたアドインが問題の様ではありますが、今回設定を変更した「Rosettaを使用して開く」とはいったいどんな機能なのでしょうか?

MacにRosettaをインストールする必要がある場合」によれば、「Intelプロセッサ搭載のMac用に開発されたアプリ」を使えるようにするためのものとのこと。

また「この設定を選択すると、Appleシリコンに対応するようにアップデートされていないためRosettaが必要なプラグイン、機能拡張、その他のアドオンを、Webブラウザなどのユニバーサルアプリで使えるようになります」とも紹介されておりましたが、何等か?導入されたアドインがこうしたものに引っかかってこれを有効にしないと機能しなかったのかもしれませんね。


【2025/05/24更新】

今回のこのエラー、USのMicrosoft Community をのぞいたら、ここにきて結構な広がりになってきました。


前回ご紹介したUSの事例でも同様ですが、ここでも要因はまちまちのようです。
  • Mendeley Citation plugin
  • Zotero extension
  • Zotero.dotm file
といったあたりの削除で解決に至っているようです。とりあえずこちらでご紹介した「Rosettaを使用して開く」をONにすることでも起動はできるようになるので、プラグインを使っていないならともかくご使用中ということであれば、ちょっと様子を見てもいいのかもしれませんね。


<参照>




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Mac 版 Office Insider Beta Channel 更新情報

なんか?色々やっている間に、Mac の電源を入れておいたら、すでに更新が完了しておりました。

っていうことで、本日更新された更新プログラムは以下の通りです。

20250520-1-1.png 20250520-1-2.png
・Microsoft Excel 16.98.25051820
・Microsoft OneNote 16.98.25051820
・Microsoft Outlook 16.98.25051820
・Microsoft PowerPoint 16.98.25051820
・Microsoft Word 16.98.25051820

今回値今日された更新プログラムにつついて、現時点で公開されている情報は特にございませんでした。今後情報が更新された場合には、改めてご紹介させていただきます。

さてすっかりMacの電源を入れて他の作業をしていたら既に更新も完了しておりました。
っていうことで、更新後でしたので、PowerPoint にてビルド番号も含まれたバージョン情報を合わせてUpさせていただきました。

Office Insider Blog を覗いてみると、PowerPoint for mac に関連した情報がいくつかUPされていましたので、取り急ぎリンクにてご紹介いたします。詳細は機会があれば、別途取り上げてみたいと思います。


いずれも現時点では、Beta Channel をご利用のユーザーが対象のようなのでご注意ください。


<参照>



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2025年05月19日

hotmail.com など一般ユーザー向けのドメインにもSPF、DKIM、DMARCへの準拠が義務付

なりすまし、フィッシング、スパム対策として、メールを送信する側に求められるドメインメールへの対策が強化されました。hotmail.com、outlook.jp、outlook.com、live.jp などの Microsoft ドメイン宛に送られてきてもメールが届かなくなる可能性が出てきます。

20250519-1-1.jpg

以前にちらっと、このニュース見たものの、その後あれ?と思ったときには、具体的にどこに情報が掲載されていたのか探すチャンスがなかったので、すぐにご紹介できませんでした。今更ですが改めてご紹介させていただきます。


【送信側の責務としてのドメイン認証】

SPF/DKIM/DMARCといった「送信ドメイン認証」は、大量のメールを発信する側に、その発信元を明確にさせるための仕組みになります。

そしてなりすまし、フィッシング、スパム対策として、メールを受信する側で出来るのは、そうした身元を偽っている可能性のあるメールを迷惑メールとして処理することで、少しでも迷惑メールを減らすための対策の一つになります。

メール送信者のガイドライン」にもありますが、Google ではすでに 2024年の段階で一般向けの gmail.com のアカウントに対しても、この制限が実施されています。なので時々聞く話ですが、Gmail 宛てにメールが届かない何て言うケースで、送信元が1日5000通以上発信していたりするケースだとこれに引っかかってメールがブロックされてしまう訳です。

でもそうした制限があるから、Gmailだと迷惑メールも少なくなったりするんですね。


--送信ドメイン認証とは?:

メールの発信元(送信者)が正しいドメインの所有者であることを証明するための仕組みになります。
その手法として、
  1. SPFSender Policy Framework)
  2. DKIMDomainKeys Identified Mail)
  3. DMARCDomain-based Message Authentication, Reporting, and Conformance)
といったものがあります。

詳細は検索などしていただければ、その仕組みから、サーバーの設定方法などいろいろ出てくるはずなので、そちらをご参照ください。


【制限の対象】

1日あたり5,000通以上のメールを送信するドメインからのメール

SPF、DKIM、DMARCへの準拠が要求され最初のうちは迷惑メールに振り分けられるようになります。そしてそれでも準拠しないまま繰り返し到着するもの、つまり問題が解決されない場合には、最終的に拒否される可能性も出てきます。


【実施時期】

この制限は、すでに 2025年5月から実施されています。

拒否されたメッセージは「550;5.7.515 アクセスが拒否されました。送信ドメイン[SendingDomain]が必要な認証レベルを満たしていません。」と言ったようなメッセージが届きます。

また利用者が差出人をセーフリストに登録しても、この制限は回避できません。あくまでもメールの送信側がきちんとメール認証の設定をする必要があります。


迷惑メールが減るということを考えると、利用者(受信する側)にとってみれば非常にありがたいこと。一方送信する側にとってみると、これまで通り送れていたメールマガジンなどが届かない.... あるいは受信する側にとっても、今まで毎月届いていたメールマガジンが入らなくなった... などといったケースでは、GmailでもHotmail でもさらにはプロバイダーから提供されているメールアカウントでも、こうした制限によりブロックされているケースが出てくるわけです。

この場合には基本的には発信者に対してちゃんとメール認証を設定してもらうぐらいしか対策はないわけですね。


<参照>






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